---
title: "起世經 · 3 轉輪聖王品"
description: "起世经是隋代高僧阇那崛多等人翻译的重要佛教经典，属于阿含部经典之一。该经主要阐述宇宙生成、世界构造及众生轮回的佛教世界观，详细描绘了世界的形成、毁灭及再生过程，并探讨了众生业力与轮回的关系。阇那崛多是北印度高僧，隋文帝时期来华，参与译经事业，对汉传佛教经典的传播贡献卓著。起世经在佛教中具有重要地位，为研究佛教宇宙观和轮回思想提供了经典依据，对后世佛教哲学和修行实践影响深远。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cmadf8tq2001cl804j4go8pvg"
---

## 起世經卷第二

> 起世経 第二巻

隋天竺三藏闍那崛多等譯

> 隋の天竺三蔵僧・闍那崛多 他訳

### 欝單越洲品第二之餘

> 鬱単越洲品第二の残り

「諸比丘！欝單越人，髮紺青色，長齊八指，人皆一類，一形一色，無別形色可知其異。諸比丘！欝單越人，悉有衣服，無有裸形及半露者，親疎平等無所適莫，齒皆齊密，不缺不疎，美妙淨潔，色白如珂，鮮明可愛。諸比丘！欝單越人，若有飢渴須飲食時，便自收取，不耕不種，自然粳米，清淨鮮白，無有糠糩，取已盛置敦持果中，復取火珠，置敦持下，眾生福力，火珠應時，忽然出焰，飲食熟已，焰還自滅。彼人得飯欲食之時，施設器物，就座而坐。爾時，若有四方人來，欲共同食，即為諸人具設飯食，飯終不盡，乃至食人，坐食未竟，所設之飯器常盈滿。彼人食此無有糠糩自然粳米成熟飯時，清淨香美，眾味備具，不須羹臛，其飯形色，猶若諸天蘇陀之味，又如華叢潔白鮮明。彼人食已，身分充盈無減無缺，湛然不改無老無變，是食乃至資益彼人，色力安辯無不具足。

> 「比丘たちよ、ウッタラクル人は、髪が紺青色で、長さは八指あり、皆が一様な姿形、一様な色をしており、その違いを知ることのできる異なる形や色はない。比丘たちよ、ウッタラクル人は皆衣服を身につけており、裸形や半裸の者はない。親疎の隔てなく平等で、えこひいきがない。歯はすべて揃って密であり、欠けたり隙間があったりせず、美しく清らかで、その色は白く貝殻のようであり、鮮やかで清らかで愛らしい。比丘たちよ、ウッタラクル人は、もし飢えや渇きで飲食が必要になると、自らそれを取りに行く。耕したり種をまいたりしなくとも、自然に粳米が生え、清らかで真っ白で、籾殻やぬかがない。それを取って、敦持果という器に盛り、さらに火珠を取ってその器の下に置く。衆生の福徳の力により、火珠は時を得て突然に炎を発し、飲食が熟すと炎は自然に消える。彼らはご飯を得て食べようとする時、器物を整え、席に着いて座る。その時、もし四方から来た人が共に食べようとすれば、すぐにその人たちのためにご飯を用意するが、ご飯は決して尽きることがない。食べている人たちが座って食事を終えないうちは、用意されたご飯の器は常に満ちている。彼らはこの、籾殻やぬかのない自然の粳米を食べる。成熟したご飯は、清らかで香ばしく、様々な味わいが備わっており、羹やあつものは必要ない。そのご飯の形や色は、あたかも諸天の蘇陀の味わいのようであり、また花の叢のように白く清らかで鮮やかである。彼らはそれを食べると、身体は満ち足り、欠けることも減ることもなく、湛然として変わらず、老いることも変化もない。この食べ物はまさに、彼らの色艶、力、安らぎ、弁舌を、余すところなく具えさせるのである。」

「諸比丘！欝單越人，若於女人生染著時，隨心所愛，迴目觀視，彼女知情即來隨逐，其人將行至於樹下，所將之女，若是此人母姨姉妹親戚類者，樹枝如本不為下垂，其葉應時萎黃枯落，不相覆苫，不出華果，亦不為出牀敷臥具。若非母姨姉妹等者，樹即低枝垂條覆蔭，柯葉欝茂，華果鮮榮，亦為彼人出百千種牀敷臥具，便共相將入於樹下，隨意所為歡娛受樂。

> 諸比丘よ、鬱単越の人々は、もし女性に執着の心を抱いたならば、心に思うままに振り返ってその女性を見つめます。すると、その女性はその思いを知り、すぐに後を追ってきます。その人は彼女を連れて木の下へと向かいます。もし、連れてきた女性がその人の母、叔母、姉妹、親族などの類いであれば、木の枝は元のままで垂れ下がらず、葉はたちまち萎れて枯れ落ち、互いに覆い隠すこともなく、花も実もつけず、寝具や敷物も出しません。しかし、もし母、叔母、姉妹などでない者であれば、木はすぐに枝を低く垂れ、蔭を作り、枝葉は青々と茂り、花や実は鮮やかに栄え、またその人のために幾千もの寝具や敷物を現し出します。そして二人は互いに手を携えて木の下に入り、思いのままに楽しみ、歓びを受けます。

「諸比丘！欝單越人，住於母胎，唯經七日，至第八日即便產生。其母產訖，隨所生子若男若女，皆將置於四衢道中，捨之而去。於彼道上東西南北行人往來，見此男女心生憐念，為養育故，各以手指內其口中，於彼指端，自然流出上妙甘乳，飲彼男女，令得全活。如是飲乳，經於七日，彼諸男女還自成就一色類身，與彼舊人形量無異，男還逐男，女還逐女，各依伴侶相隨而去。

> 比丘たちよ、欝単越の人々は、母の胎内にとどまることわずか七日間で、八日目には出産する。出産が終わると、生まれた子が男であれ女であれ、皆、四つ辻の道に置き去りにする。その道を行き交う東西南北の人々は、この男女の子を見て哀れみの心を起こし、育てようとして、それぞれ指を子どもの口の中に入れる。すると、その指先から自然に素晴らしい甘い乳が流れ出て、その子らはそれを飲んで命をつなぐ。こうして七日間乳を飲むと、その子らは自ら同じ姿かたちに成長し、もともと住んでいた人々と変わりのない体格となる。男は男に、女は女に従い、それぞれ仲間と共に連れ立って去って行くのである。

「諸比丘！欝單越人壽命一定，無有中夭，命若終時，皆得上生。何因緣故，欝單越人得此定壽，命終已後皆復上生？諸比丘！世或有人，專事殺生、偷盜、邪婬、妄言、兩舌、惡口、綺語、貪瞋、邪見，以是因緣身壞命終，墜墮惡道，生地獄中。或復有人，不曾殺生、不盜他物，不行邪婬、不妄言、不兩舌、不惡口、不綺語、不貪、不瞋、亦不邪見，以是因緣，身壞命終，趣向善道，生人天中。何因緣故，向下生者？以其殺生、邪見等故。何因緣故，向上生者？以不殺生、正見等故。或復有人作如是念：『我於今者應行十善，以是因緣，我身壞時，當得往生欝單越中。彼處生已，住壽千年不增不減。』彼人既作如是願已，行十善業，身壞得生欝單越中，既於彼處復得定壽，滿足千年不增不減。諸比丘！以此因緣，欝單越人得定壽命。

> 「比丘たちよ、欝単越の人々は寿命が定まっており、中途で死ぬことはありません。寿命が終わる時には、皆、よりよい世界に生まれ変わります。なぜ欝単越の人々はこのように定まった寿命を得、命終の後には皆、より高い世界に生まれるのでしょうか。 比丘たちよ、世の中には、殺生、盗み、邪な行い、偽りの言葉、中傷、荒々しい言葉、無駄な言葉、貪り、怒り、誤った見解に専念する人がいます。その因縁によって、身体が壊れ命が終わると、悪道に落ち、地獄に生まれます。 また、殺生をせず、他人のものを盗まず、邪な行いをせず、偽りを言わず、中傷せず、荒々しい言葉を語らず、無駄な言葉を話さず、貪らず、怒らず、さらに誤った見解を持たない人がいます。その因縁によって、身体が壊れ命が終わると、善道に向かい、人間や天人の世界に生まれます。 なぜ下の世界に生まれるのでしょうか。それは殺生や誤った見解などの行いがあるからです。なぜ上の世界に生まれるのでしょうか。それは殺生をせず、正しい見解を持つなどの行いがあるからです。 また、ある人はこう思うことがあります。『私は今、十の善行を実践しよう。その因縁によって、身体が壊れる時、欝単越に生まれることができるだろう。そこに生まれたならば、寿命は千年、増えも減りもしない。』そう願いを立てた後、十の善行を行い、身体が壊れると欝単越に生まれます。そこでもまた定まった寿命を得て、千年を満たし、増えも減りもしません。 比丘たちよ、このような因縁によって、欝単越の人々は定まった寿命を得るのです。」

「諸比丘！何因緣故皆得上生？諸比丘！閻浮洲人以於他邊受十善業，是故命終即得往生欝單越界。欝單越人以其舊有具十善業，欝單越中如法行故，身壞命終皆當上生諸天善處。諸比丘！以此因緣，欝單越人上生勝處。諸比丘！欝單越人命行終盡捨壽之時，無有一人憂戀悲哭，唯共輿置四衢道中，捨之而去。

> 「比丘たちよ、なぜ彼らは皆、より高い境地に生まれることができるのか。比丘たちよ、閻浮提の人間は他者から十善業を教えられて実践するため、命終の後に欝単越に生まれることができる。欝単越の人間は、十善業をすでに具えており、この地で法に従って生きるため、身体が壊れ命が尽きるとき、皆、天の善き場所に生まれる。比丘たちよ、この理由により、欝単越の人間は勝れた境地に生まれる。比丘たちよ、欝単越の人間が命を終え寿命を捨てるとき、一人として嘆き悲しむ者はいない。ただ皆でその遺体を輿に載せ、四辻の道に置き去りにする。」

「諸比丘！欝單越人中有如是法，若有眾生，壽命盡時，即有一鳥，名憂承伽摩隋言高逝，從大山中疾飛而至，銜死人髮，將其尸骸，擲置餘方洲渚之上。何以故？欝單越人業行清淨，樂淨潔故。樂意喜故，不令風吹臭穢之氣來至其所。諸比丘！欝單越人大小便利將下之時，為彼人故地即開裂，便利畢已地合如故。何以故？欝單越人樂淨潔故，樂意喜故。

> 「比丘たちよ、北倶廬州の人々にはこのような決まりがある。もし誰かが寿命を終えると、すぐに一羽の鳥が現れる。その名を憂承伽摩（高いところへ飛んで行く者という意味）といい、大山から素早く飛んできて、亡くなった人の髪をくわえ、その遺体を他の島や洲の上に運び去る。なぜか。北倶廬州の人々は行いが清らかで、清潔であることを好み、喜び楽しむからである。彼らのもとに風が臭い気を運んでこないようにするためである。 比丘たちよ、北倶廬州の人々が大小便をしようとするとき、彼らのために地面が自然に割れ、用が済むと再び元のように閉じる。なぜか。北倶廬州の人々は清潔であることを好み、喜び楽しむからである。」

「復次，彼處有何因緣而得說名欝單越洲？諸比丘！彼欝單越洲，於四天下中比餘三洲，最上最妙最高最勝，故說彼洲為欝單越也欝單越，正音欝怛羅究溜，隋言高上作，謂高上於餘方也。

> また、どうしてその地が「欝単越（うったんえつ）」と呼ばれるのでしょうか。比丘たちよ、欝単越洲は四つの大きな洲の中で、他の三つの洲よりも最も優れ、最も素晴らしく、最も高く、最も勝れています。そのため、この洲を欝単越と呼ぶのです<note>欝単越とは、正しくは欝怛羅究溜（うったらくろく）といい、これは「高く上に作す」という意味で、他の地方より優れていることを示します</note>。

### 起世經轉輪聖王品第三

> 第三品 転輪聖王

「諸比丘！閻浮洲內，轉輪聖王出現世時，此閻浮洲，自然具有七種瑞寶，轉輪王身復有四種神通德力。何者七寶？一金輪寶、二白象寶、三紺馬寶、四神珠寶、五玉女寶、六主藏寶、七兵將寶，是為七寶。諸比丘！云何名為轉輪聖王輪寶具足？諸比丘！轉輪聖王出閻浮洲，以水灌頂作剎利主，於十五日月盛圓滿受齋之晨，洗沐清淨，不擣白㲲以為衣服，解髮垂下，飾以摩尼及諸瓔珞，在樓閣上，親屬群臣前後圍遶。是時，王前有金輪寶忽然來應，輪徑七肘，千輻轂輞眾相滿足，自然成就非工匠造。爾時，灌頂剎利轉輪聖王，即作是念：『我昔曾聞有如是說：「若灌頂剎利王，於十五日月盛圓滿受齋之晨，洗沐清淨，身著不擣白㲲之衣服諸瓔珞，在樓閣上，親屬群臣前後圍遶，是時王前忽然而有天金輪寶，千輻轂輞眾相滿足，自然來應非工匠成，輪徑七肘，內外金色，得是瑞時，彼則成就轉輪王德。」我今得此，亦應定是轉輪聖王。』

> 「比丘たちよ、閻浮洲において転輪聖王がこの世に出現すると、この閻浮洲には自然に七つの瑞宝が備わり、転輪王の身にはさらに四つの神通力と徳の力がそなわる。その七宝とは何か？第一に金輪宝、第二に白象宝、第三に紺馬宝、第四に神珠宝、第五に玉女宝、第六に主蔵宝、第七に兵将宝、これらを七宝という。 比丘たちよ、では、転輪聖王が輪宝を完全にそなえるとはどういうことか？比丘たちよ、転輪聖王が閻浮洲に生まれ、水で頭頂を灌がれて刹利（武士階級）の主となり、十五日の月が満ちる斎戒の朝に、身を清めて洗い、白い布を打っていない衣服をまとい、髪をほどいて垂らし、摩尼や様々な瓔珞で飾り、楼閣の上に立ち、親類や家臣たちが前後に囲む。その時、王の前に金の輪宝が忽然と現れる。その輪の直径は七肘あり、千本の輻（や）と轂（こしき）と輞（わ）が完全にそろい、自然に成就したものであり、工匠の手によるものではない。 その時、灌頂された刹利の転輪聖王はこう考える。「かつて私はこう聞いたことがある。『もし灌頂された刹利王が、十五日の月が満ちる斎戒の朝に、身を清めて洗い、白い布を打っていない衣服をまとい、瓔珞を身につけ、楼閣の上に立ち、親類や家臣たちに囲まれる時、王の前に忽然と天の金輪宝が現れ、千本の輻・轂・輞が完全にそろい、自然に到来して工匠の手によらず、輪の直径が七肘で内外ともに金色であるという瑞相を得たなら、その者は転輪王の徳を成就したのである』と。今、私はこれを得た。であるならば、私こそがまさに転輪聖王であるに違いない。」」

「爾時，灌頂剎利轉輪聖王，意欲試彼天輪寶故，勅令嚴備四種力兵，所謂象兵、馬兵、車兵、步兵。四種力兵既嚴備已，王即往詣天金輪所，偏露右髆在金輪前，右膝著地，申其右手捫摸輪寶，作如是言：『汝天輪寶，我身定是轉輪王者，未降伏處為我降伏。』彼天輪寶應聲即轉，為欲降伏未伏者故。諸比丘！是時，灌頂剎利王既見輪寶如是轉已，即命嚴駕行向東方，於是輪寶及四種兵一時皆從。諸比丘！於輪寶前，復有四大天身引導而行，彼天輪寶所到諸方住止之處，轉輪聖王及四種兵，悉於彼處停住止宿。

> その時、灌頂された刹帝利の転輪聖王は、天の金輪の力を試そうと思い、象兵・馬兵・車兵・歩兵という四种の兵を整えるよう命じました。四种の兵が整えられると、王は天の金輪のもとへ赴き、右肩を露わにして金輪の前に立ち、右膝を地につけ、右手を伸ばして輪宝に触れ、こう言いました。「天の輪宝よ、我こそは真の転輪聖王である。まだ降伏していない場所があれば、我のためにそれを降伏させよ。」すると、天の輪宝はその声に応じて回転し始め、まだ降伏していない者たちを降伏させるためでした。比丘たちよ、その時、灌頂された刹帝利の王は輪宝がこのように回転するのを見て、すぐに馬車を整えて東方へ向かうよう命じました。すると、輪宝と四种の兵はすべて同時に従いました。比丘たちよ、輪宝の前には四人の天の神々が先導して進みました。天の輪宝が訪れた場所で止まると、転輪聖王と四种の兵もすべてその場所で休み、宿を取りました。

「爾時，東方一切國土所有諸王，各取金器盛滿銀粟，又取銀器盛滿金粟，既辦具已，皆共持詣轉輪王前，啟言：『天王善來！善來！今此奉獻是天王物，東方人民豐樂安隱無所怖畏，民戶殷多甚可愛樂。惟願大天、垂哀納受，憐愍臣等細小諸王，臣等今日承奉天王，一心無二。』爾時，輪王告諸王曰：『汝等誠心能如是者，汝當各各於自境界，如法治化攝養群生，莫令國內有不如法。所以者何？汝等，若有令我國內非法惡事顯現流行，我當治汝罪無所捨。今教汝等，自斷殺生，教人不殺，不與勿取，邪婬妄語，乃至邪見，皆不應為。汝等，若能斷於殺生，教人不殺，不與勿取，不行邪婬，實語正見者，我即信知，汝等諸王合國降伏。』

> その時、東方のすべての国土の王たちは、それぞれ金の器に銀の穀物を満たし、また銀の器に金の穀物を満たして、準備を整えた後、皆でそれらを携えて転輪聖王のもとへ参上し、こう申し上げた。 「天王よ、ようこそおいでくださいました。ここにあるものは、すべて天王のものです。東方の国々は民が豊かに栄え、安らかで穏やかであり、何の恐れもありません。人口も多く、まことに愛しく楽しむべき所です。どうか天王様、お恵み深くこれをお受け取りください。私たち小さな王たちを哀れみ、お許しください。私たちは今日、天王に心を一つにして従い、何の二心もございません。」 その時、輪王は諸王に告げて言った。 「あなたたちが誠心をもってそのようにするなら、あなたたちはそれぞれ自分の領地において、正しい法に従って治め、民を育み養いなさい。国内に法にそぐわないことが起こらぬようにしなさい。なぜなら、もしあなたたちのせいで我が国に悪い法や不正なことが現れ広まるなら、私はあなたたちを罰し、決して見逃さないからだ。今、あなたたちに教える。自ら殺生を断ち、人にも殺させてはならない。与えられていないものを取ってはならない。邪な淫らな行い、偽りの言葉、さらには誤った見解に至るまで、すべて行ってはならない。あなたたちがもし殺生を断ち、人にも殺させず、与えられていないものを取らず、邪な淫らな行いをせず、真実の言葉を語り、正しい見解を持つならば、私はそれを信じ知ろう。あなたたち諸王とその国々が、よく私に従っていることを。」

「爾時，東方諸國王等，聞轉輪王如是誡勅，一時皆受十善業行。受已遵承，各於國土如法治化。轉輪聖王自在力故，所向之處輪寶隨行，如是聖王天金輪寶，降伏東方一切國已，盡東海岸，周遍遊行，然後迴旋，次第巡歷南方西方乃至北方，依於古昔轉輪聖王所行之道引導而去。轉輪聖王及四種兵次第行時，其前復有四大天身，先輪寶行，若此輪寶所住之處，隨其方面，轉輪聖王及四種兵，即皆停宿。

> その時、東方の諸国の王たちは、転輪聖王のこのような戒めと教えを聞き、一斉に十善業の教えを受け入れました。受け入れた後は、それを遵守し、それぞれの国で法に従って治めました。転輪聖王の自在なる力によって、行く先々には輪宝が従いました。このようにして聖王の天金の輪宝は、東方のすべての国々を降伏させ、東の海岸に至るまで遍く巡りました。その後、旋回して南、西、そして北へと順に巡歴し、古の転輪聖王の道に従って進みました。転輪聖王と四種の兵が順に進むとき、その前には四天王が、輪宝に先立って進みました。この輪宝が止まる場所に従い、転輪聖王と四種の兵もまた、そこに宿営しました。

「爾時，北方一切國土所有諸王，亦各齎持天真金器盛滿銀粟，天真銀器盛滿金粟，俱共來詣轉輪王所。到已長跪作如是言：『善哉天來！善哉天來！我等北方蒙天王力，人民熾盛豐樂安隱，無諸怖畏甚可愛樂，願天留此施行治化，臣等隨順無敢二心。』時，轉輪王勅諸王言：『若能爾者，汝等各於自境治化，一依教命，莫令國界有不如法。所以者何？若令我境有非法人及諸惡行，我當治汝。又復汝等，莫自殺生，教人莫殺，不與勿取，邪婬妄語，乃至邪見，汝等皆斷。若離殺生，乃至自他修行正見，能如是者，我當信知，汝等國土已善降伏。』爾時，諸王同聲共啟轉輪王言：『如天誡勅，臣等奉行。』爾時，北方諸國王等，聞轉輪王如是誡勅，各各遵受十善業行。受已奉持皆令如法，各於國土依律治化。轉輪聖王自在力故，所行之處輪寶隨逐，此金輪寶，如是次第，降伏北方，盡北方海際所有諸國，既周遍已還來本處。爾時，輪寶乃於閻浮提中，選擇最上威德形勝極妙之地，當於其上，東西經度闊七由旬，南北規畫十二由旬，如是規度為界分已，爾時諸天即於其夜從空來下，為轉輪王造立宮殿，應時成就。既成就已，妙色端嚴四寶莊挍，所謂天金天銀頗梨琉璃。此金輪寶為聖王故，當宮內門，於上空中嶷然停住，如輪在軸不搖不動。轉輪聖王當於是時，生大歡喜踊躍無量，作如是念：『我今已得金輪寶耶！』諸比丘！轉輪聖王有如是等天金輪寶，自然具足。

> そこで北方のすべての国土の王たちもまた、それぞれが天の金の器に銀の粒を満たし、天の銀の器に金の粒を満たして捧げ持ち、共に転輪聖王のもとへとやって来ました。そして、到着するとひざまずいてこう言いました。「よくぞおいでくださいました、天の王よ！よくぞおいでくださいました！私たち北方の民は、天の王の力によって、人民が栄え、豊かで安らかに暮らし、何の恐怖もなく、実に愛すべき状態にあります。どうか天の王よ、ここに留まって統治をお続けください。臣たちは従順に従い、決して二心はありません。」その時、転輪聖王は王たちに告げました。「もしそうできるならば、あなたたちはそれぞれ自分の領地で統治し、私の教えに従いなさい。国土に非道な行いがないようにしなさい。なぜなら、もし私の領内に非道な者や悪い行いがあるなら、私はあなたたちを罰するからです。また、あなたたちは殺生をしてはならず、他人にも殺生を教えてはなりません。与えられていないものを取らず、邪な淫らな行いをせず、偽りを言わず、さらには邪な見解をすべて断ち切りなさい。殺生から離れ、自分自身も他人も正しい見解を実践する者に、そのようにするならば、私はあなたたちの国がよく治められていると知るでしょう。」その時、王たちは声を揃えて転輪聖王に申し上げました。「天の王の戒めのとおり、臣たちは従い行います。」その時、北方の王たちは転輪聖王のこの戒めを聞き、それぞれが十善業を受け入れました。受け入れた後は、それを守り実践し、すべてを正しく行い、各々の国土で律に従って統治しました。転輪聖王の自在力によって、その赴くところには宝輪が従いました。この金の宝輪は、このように順を追って北方を平定し、北方の海辺に至るまでのすべての国々を巡り終えると、再び元の場所に戻って来ました。その時、宝輪は閻浮提の中で、最も優れた威徳と形勝の素晴らしい地を選び、その上で東西に七由旬、南北に十二由旬を測り、このように区画を定めました。するとその夜、天の人々が空中から降りてきて、転輪聖王のために宮殿を造り、たちまち完成させました。完成すると、見事な色と厳かな姿で、四種の宝―天の金、天の銀、玻璃、瑠璃で飾られていました。この金の宝輪は聖王のために、宮殿の内門の上、空中にしっかりと留まり、車軸にかかった輪のように動じませんでした。転輪聖王はこの時、大いなる喜びと限りない歓喜を生じ、こう考えました。「私は今、金の宝輪を得たのだ！」比丘たちよ、転輪聖王にはこのような天の金の宝輪が、自然に具わっているのです。

「諸比丘！轉輪聖王復有何等白色象寶，應當具足？諸比丘！是轉輪王，於日初分坐正殿時，即當王前出生象寶，名烏逋沙他隋言潔齊，形體勝妙，其色純白，如拘物頭華，七枝拄地，有大神力，騰空而行，頭色紅赤，如因陀羅瞿波迦虫，具有六牙，並皆纖利，一一牙上，具足莊嚴，雜色廁鈿，猶如金粟。轉輪聖王見象寶已，作如是念：『白象雖現，未知調時，堪受諸事，成賢乘不？』爾時，象寶一日之間即善調伏，一切事中悉堪駕馭，猶如餘象無量千歲極調伏已，端嚴賢善，適意隨順。如是如是，此白象寶，於一日中暫受調伏堪任眾事，亦復如是。時，轉輪王為試象故，於其晨朝日初出時，乘此象寶，周迴巡歷，遍諸海岸盡大地際。既周遍已，是轉輪王還至本宮，乃進小食。以是因緣，彼王爾時內心自慶，歡喜踊躍：『為我故，生如此象寶。』諸比丘！轉輪聖王，有如是等白色象寶，自然具足。

> 「比丘たちよ、転輪聖王にはさらに、どのような白い象の宝が備わるべきであろうか。比丘たちよ、その転輪聖王が、朝の初めに正殿に座すると、王の前に象の宝が現れる。その名をウポーサタという。その姿はすぐれて美しく、毛色は真っ白で、クムダの花のようである。七本の肢が地面を支え、大きな神通力をもって虚空を翔ける。頭の色は赤く、インドラゴーパカという虫のようであり、六本の牙があり、いずれも細く鋭い。その一本一本の牙には、金の粒のように、さまざまな色の飾りが施され、美しく整えられている。転輪聖王はこの象の宝を見て、こう思う。 『白い象は現れたが、果たして調教され、あらゆることに耐え、賢者の乗り物にふさわしいであろうか。』 すると、この象の宝は、一日のうちに見事に調教され、あらゆることに耐え、乗りこなせるようになる。まるで、何千年も調教された他の象が、端正で賢く、心にかなって従順であるように。この白い象の宝も、また同じように、一日のうちに調教を受け、あらゆる務めに耐えるようになるのである。 その時、転輪聖王は象を試そうとして、朝日が昇る早朝に、この象の宝に乗り、巡り歩いて、すべての海岸、大地の果てに至る。くまなく巡り終えると、転輪聖王は宮殿に戻り、朝の食事をとる。そのようなわけで、その時、王は内心、喜び踊り、こう自ら祝うのである。 『私のために、このような象の宝が生まれたのだ。』 比丘たちよ、転輪聖王には、このような白い象の宝が、自然と備わるのである。」

「諸比丘！何等名為轉輪聖王馬寶具足？諸比丘！是轉輪王日初分時，坐正殿上，即於王前，出紺馬寶，名婆羅訶隋言長毛，色青體潤，毛尾悅澤，頭黑騣披，有神通力，騰空而行。時，轉輪王見馬寶已，作如是念：『此馬雖現，未知調時堪受諸事，可得為我作善乘不？』是時，馬寶一日之中即善調伏堪受諸事，猶如餘馬無量千歲極調熟已，賢善閑習。如是如是，調此馬時，一日之內堪任受行一切諸事，亦復如是。時，轉輪王欲試馬故，於其晨朝日初出時，乘此馬寶，周歷大地，還至本宮，轉輪聖王乃始進食。以是因緣生大歡喜，踊躍無量：『我今已得紺馬之寶！』諸比丘！轉輪聖王有如是等馬寶具足。

> 「比丘たちよ。では、転輪聖王の馬宝がどのように具わっているのかを説こう。比丘たちよ、転輪王が朝、正殿に座っていると、王の前に紺色の馬宝が現れる。その名を婆羅訶<note>隋のことばで「長い毛」を意味する</note>といい、色は青く、体は艶やかで、毛や尾は美しく輝き、頭は黒く、たてがみが風になびいている。神通力を備え、空中を駆けることができる。 その時、転輪王は馬宝を見てこう思った。『この馬は今現れたが、まだ調教されておらず、さまざまな務めに耐えられるだろうか。私の乗り物としてふさわしいだろうか』と。 すると、この馬宝は一日のうちに見事に調教され、あらゆる務めに耐えられるようになった。それはあたかも、何千年もかけて調教され、賢く驯れ親しんだ他の馬のようにである。まさにそのように、この馬を調教する時も、一日のうちにあらゆることを受け入れ、行うことができるようになったのだ。 そこで転輪王はこの馬を試そうと思い、朝早く、太陽が昇るや否や、この馬宝に乗って大地を巡り、宮殿に戻り、ようやく食事をとった。このことから大きな喜びが生まれ、限りなく踊り上がった。『私は今や紺色の馬宝を得たのだ！』と。 比丘たちよ、転輪聖王にはこのような馬宝の具足があるのである。」

「諸比丘！何等名為轉輪聖王珠寶具足？諸比丘！轉輪聖王有摩尼寶，毘琉璃色，具足八楞，非工匠造，端嚴特妙，自然流出清淨光明。時，轉輪王見珠寶已，作如是念：『此摩尼寶眾相滿足，我今應當懸置宮內令現光明。』時，轉輪王為欲試此摩尼寶故，嚴備四兵，所謂象兵、馬兵、車兵、步兵，具四兵已，即於夜半，天降微雨，重雲黑闇，電光出時，轉輪聖王取此珠寶，懸置幢上，出遊苑中。何以故？意欲遊觀驗珠德故。諸比丘！此摩尼寶在高幢上，普照四方，及四種兵悉皆明了，光明周遍如日照世。爾時，彼地所有一切婆羅門居士等，皆謂天明日光已出，並即驚起，作諸事業。以是因緣，轉輪聖王，受大歡喜，踊躍無量，念言：『此寶為我出生！』諸比丘！轉輪聖王，有如是等珠寶具足。

> 「比丘たちよ、何をもって転輪聖王は宝珠を具えているというのか。比丘たちよ、転輪聖王は摩尼宝珠を持つ。それは瑠璃色で、八つの角を持ち、人工によるものではなく、荘厳で殊妙、自然に清らかな光明を放つ。時に、転輪聖王はこの宝珠を見てこう思った『この摩尼宝はあらゆる相を満たしている。今、宮殿の内に掲げて、光明を現じさせよう』と。時に、転輪聖王はこの摩尼宝珠の力を試そうとして、四種の軍勢――象兵・馬兵・車兵・歩兵――を整えた。四種の軍勢を整えた後、夜半、天が小雨を降らせ、厚い雲と暗闇の中、稲光が走る時、転輪聖王はこの宝珠を取って幢（旗竿）に掲げ、苑の中に出向いた。なぜか。遊覧して宝珠の徳を確かめようとしたからである。比丘たちよ、この摩尼宝珠は高い幢の上にあって、四方を遍く照らし、四種の軍勢もすべて明瞭にし、その光明は周囲を照らし、太陽が世を照らすようであった。その時、その地のすべてのバラモンや在家の者たちは、皆、夜が明けて太陽の光が出たと思い、驚いて起き上がり、さまざまな仕事を始めた。このような因縁により、転輪聖王は大いなる歓喜を受け、踊り喜び、こう思った『この宝は我のために生じたのだ！』と。比丘たちよ、転輪聖王にはこのような宝珠の具足があるのである。」

「諸比丘！何等名為轉輪聖王女寶具足？諸比丘！轉輪王世出生女寶，不麁不細，不長不短，不白不黑，最勝最妙，進止姝妍，色貌具足，令人見之樂觀無厭。又此女寶，熱時身涼，寒時身煖，於其體上出妙香氣，猶若栴檀，口中恒出優鉢羅香。為輪王故，晚臥早起，勤謹恭敬，凡有所作無失王心，此女意中尚無惡念，況其身口而有過失。以是因緣，轉輪聖王受大歡喜，踊躍無量，心自念言：『此已為我生女寶耶！』諸比丘！轉輪聖王有如是等女寶具足。

> 「比丘たちよ、なぜ転輪聖王には女宝が具わっていると言うのか。比丘たちよ、転輪王の世に生まれる女宝とは、粗すぎず細すぎず、長すぎず短すぎず、白すぎず黒すぎず、最も優れ最も妙であり、歩みや振る舞いは美しく、姿かたちは完璧で、見る者は飽きることなく眺めることができる。また、この女宝は、暑い時には体が涼しく、寒い時には体が温かく、その体からは栴檀のような妙なる香りが立ち、口からは常に優鉢羅の香りが漂う。転輪王のために、遅く寝て早く起き、勤め慎み敬い、なすことは全て王の心に背くことなく、この女の心には悪念すらなく、ましてや身や口に過失があることはない。このような理由から、転輪聖王は大きな歓喜を受け、限りなく踊り、心の中で『これは私のために生まれた女宝なのか』と自ら思うのである。比丘たちよ、転輪聖王にはこのような女宝が具わっているのである。」

「諸比丘！何等名為轉輪聖王主藏臣寶威力具足？諸比丘！轉輪王出世生主藏臣寶，大富饒財多有功德，報得天眼，洞見地中有主無主一切伏藏，皆為其眼之所鑒識，若水若陸若遠若近，於中所有珍奇寶物，此主藏臣皆為作護，如法守視不令毀失，無主之物應時收取，擬為輪王資須受用。爾時，藏臣即自往詣轉輪王所，到已啟言：『大聖天王！若天所須資財寶物，惟願勿憂，臣力能辦，天所用者皆令具足。』時，轉輪王為欲驗試主藏臣寶，乘船入水中流而住，勅藏臣曰：『汝藏臣來，我須財寶，宜速備具！宜速備具！』藏臣啟言：『惟願大天，假臣須臾，待船至岸，當於水側收取財寶，以供天用。』王告藏臣：『我今不須岸上財物，但當於此為我辦之。』藏臣啟言：『謹奉天勅不敢有違。』爾時，藏臣受王勅已，偏袒右臂，右膝著船，手㧌大水，指如蟹鼇，撮聚金銀，滿諸器內，即於船上，持用奉獻，啟言：『大王，此諸金銀，皆是天寶，天以此物，供給於王，以為財用。』時，轉輪王告藏臣言：『我不須財，但試汝耳！』時，主藏臣，聞王語已，還收金銀，置於水內。以是因緣，轉輪聖王，受大歡喜，踊躍無量，心自念言：『我今已得藏臣寶耶！』諸比丘！轉輪聖王，有如是等藏臣具足。

> 「比丘たちよ、なぜこれを『転輪聖王の蔵臣の宝、威力を具えている』と言うのか。比丘たちよ、転輪王が世に生まれる時、蔵臣の宝も共に現れる。この蔵臣は大いなる富と財宝を持ち、多くの功徳を備え、天眼を得ている。そのため地中の全ての埋蔵物――所有者のあるものも無いものも――をはっきりと見通すことができる。水の中でも陸の上でも、遠くでも近くでも、そこにある珍しい宝物を全て、この蔵臣は守り、法に従って見守り、壊れたり失われたりしないようにする。また、所有者のない物は適時に収め、輪王の必要な時に備える。 その時、蔵臣は自ら転輪王の許に赴き、こう申し上げる。『大聖なる天王よ、もし天王が資財や宝物をお求めなら、どうかご心配なさらないでください。私の力で準備できます。天王のご用に全てを備えましょう。』 そこで、転輪王はこの蔵臣の宝を試そうとして、船に乗り、川の真ん中で停めて、蔵臣に命じた。『蔵臣よ、来たれ。私は財宝を必要としている。すぐに準備せよ、すぐに準備せよ。』 蔵臣は申し上げた。『どうか大王様、しばらくお待ちください。船が岸に着くまで。その時、水辺で財宝を集めて、大王のご用に供えます。』 王は蔵臣に告げた。『私は今、岸の上の財物は必要ない。ここで、その場で私のためにそれを用意せよ。』 蔵臣は答えた。『謹んで大王の命を承りました。違えることはございません。』 その時、蔵臣は王の命を受けると、右肩を露わにし、右膝を船につけ、手で水を掻き分けた。その指は蟹の鋏のようにして、金や銀を掴み集め、様々な容器いっぱいに入れ、そのまま船の上で差し出して言った。『大王よ、これらの金銀は全て天の宝です。どうかこの物を、大王がお使いください。』 その時、転輪王は蔵臣に告げた。『私は財物を必要としているのではない。ただ君を試したまでだ。』 すると蔵臣は、王の言葉を聞いて、再びその金銀を集め、水中に戻した。 このような因縁により、転輪聖王は大いなる喜びを受け、踊り上がらんばかりに歓喜し、心の中でこう思った。『私は今、蔵臣の宝を得たのだな。』 比丘たちよ、転輪聖王はこのように蔵臣の宝を具えているのである。」

「諸比丘！何等名為轉輪聖王主兵臣寶威力具足？諸比丘！由轉輪王福德力故，自然出生兵將之寶，巧智多能，善諸謀策，洞識軍機，神慧成就。轉輪聖王所須兵力，悉能備具，欲走即走，欲行即行，欲散即散，欲集即集。爾時，兵將便自往詣轉輪王所，到已啟言：『王若須兵，教習駈役，惟願勿慮，臣當為王教習兵馬，皆令如心，調柔隨順。』時，轉輪王，為欲試此主兵寶故，便勅所司，嚴備四兵，所謂象兵、馬兵、車兵、步兵。王知四兵悉嚴備已，告將寶言：『汝兵將來，當善為我惣領四兵，教令隨順，善走善行，善集善散，如法勿違。』時，兵將寶，聞轉輪王如是勅已，啟言：『大王，謹奉天勅，臣不敢違。』便惣四兵，莊嚴器仗，教走教行，教集教散。如王所勅，欲走即走、欲行即行、欲集即集、欲散即散，隨意自在。以是因緣，轉輪聖王，生大歡喜，踊躍無量，心自念言：『我今已得主兵將寶！』諸比丘！轉輪聖王，有如是等主兵將寶，威力具足。諸比丘！若有如是七寶現者，然後得名轉輪聖王。

> 「比丘たちよ、何をもって転輪聖王の主兵臣宝の威力が十分に備わっているというのか。比丘たちよ、転輪王の福徳の力によって、自然に兵将の宝が生まれ出る。彼は巧みな知恵と多くの才能を持ち、謀略に優れ、軍機を見極め、神のような智慧を成就している。転輪聖王が必要とする兵力をすべて整え、走らせたい時に走らせ、進ませたい時に進ませ、散らしたい時に散らし、集めたい時に集めることができる。その時、兵将は自ら転輪王のもとに参上し、述べるには『王が兵を必要とされるなら、訓練し、使役いたします。どうかご心配なさらず、私が王のために兵馬を教え導き、すべて心のままに、調和し従順にいたしましょう』と。そこで転輪王は、この主兵宝を試そうと思い、役人に命じて四兵（象兵、馬兵、車兵、歩兵）を厳かに整えさせた。王は四兵が整ったのを知り、兵将の宝に告げた『あなたは兵将として、私のために四兵を統率し、従順にし、よく走り、よく進み、よく集め、よく散らし、法に従い違えてはならない』と。その時、兵将の宝は転輪王のこの命令を聞き、述べるには『大王よ、謹んで天の勅命をお受けし、私は違えません』と。そして四兵を統率し、武器を整え、走ること、進むこと、集まること、散ることを教え導いた。王の命のままに、走らせたい時に走り、進ませたい時に進み、集めたい時に集まり、散らしたい時に散り、随意自在であった。この因縁によって、転輪聖王は大いなる歓喜を生じ、限りなく踊り、心の中でこう思った『私は今、主兵将の宝を得たのだ！』と。比丘たちよ、転輪聖王にはこのような主兵将の宝があり、威力が十分に備わっている。比丘たちよ、このような七宝が現れて初めて、転輪聖王と名づけられるのである。」

「諸比丘！何等名為轉輪聖王四種自在神通具足？諸比丘！轉輪聖王，壽命長遠，久住在世；於一切時一切世間，無有人類能得如是安隱久住，與轉輪王壽命等者。是則名為轉輪聖王第一壽命神通具足。

> 「比丘たちよ、どのようなものを、転輪聖王の四つの自在なる神通具足というのか。比丘たちよ、転輪聖王は寿命が長く、久しく世に留まる。すべての時、すべての世の中において、このように安らかに長く生きながらえ、転輪王の寿命に及ぶ者はいない。これを、転輪聖王の第一の寿命の神通具足という。」

「復次，諸比丘！轉輪聖王，所受身體，少病少惱，眾相具足，其腹平滿，不小不大，寒熱冷煖，隨時調適，進止輕便，食飲消化，安隱快樂；於一切時一切世間，無有餘人世間受生少病少惱能如是者。是則名為轉輪聖王第二身力神通具足。

> さらに、比丘たちよ、転輪聖王（世界を治める理想的な王）が受ける身体は、病気が少なく悩みも少なく、あらゆる特徴を備えています。その腹は平らで満ちており、小さすぎず大きすぎず、寒さや暑さ、冷たさや温かさが常に調和しています。動作は軽やかで、飲食は消化され、安らかで楽しみに満ちています。いかなる時も、いかなる世の中でも、この世に生まれながらにして、これほど病気が少なく悩みも少ない者は他にいません。これを転輪聖王の第二の身体の力と神通力の具足といいます。

「復次，諸比丘！轉輪聖王，報生形貌端正殊特，常為世間樂觀無厭，色身清淨，具足莊嚴，最勝最妙，無有倫匹；於一切時一切世間，人中受生，無有如是端正殊特，為諸世間樂觀無厭，如轉輪王形相備者。是則名為轉輪聖王第三色貌神通具足。

> さらに、比丘たちよ、転輪聖王は生まれながらにして姿かたちが端正で特別に優れており、常に世の人々がいくら見ても見飽きることのない美しさを備えています。その身体は清らかで、あらゆる荘厳を完璧にそなえ、最も優れ、最も素晴らしく、比べるものがないほどです。あらゆる時代、あらゆる世界において、人間として生を受けた者の中に、これほど端正で特別であり、世の人々がいつまでも見飽きることのない姿を持つ者は、転輪聖王の相を完全に備えた者をおいて他にありません。これが転輪聖王の第三の色貌（姿かたち）による神通力の具足と呼ばれるものです。

「復次，諸比丘！轉輪聖王，業力因緣，有大福報，世間種種，資產豐饒，珍奇眾寶，無不具足；於一切時一切世間，人中受生，無有如是富樂自在，資財服玩眾妙寶物充溢府庫比輪王者。是則名為轉輪聖王第四果報神通具足。諸比丘！若具如是四種神通無缺減者，然後得名轉輪聖王。

> 「さらに、比丘たちよ、転輪聖王は、その業の力と因縁によって、大きな福徳の報いを受ける。世の中のあらゆる財産や豊かな恵み、珍しい宝の数々が、余すところなく備わっている。いつの時代でも、どの世の中でも、人間として生まれた者に、このような富と楽しみの自由、財産や宝物、衣服や玩びが倉庫に満ち溢れていることが、転輪聖王に及ぶ者はないのである。これが、転輪聖王の第四の果報である神通具足と呼ばれるものだ。比丘たちよ、このように四つの神通を欠けることなく具えている者こそ、その後、転輪聖王と名づけられるのである。」

「諸比丘！又此福德轉輪聖王，為諸人民之所愛敬，心常喜樂，如子愛父；又諸人民，亦得輪王之所憐念，意恒慈育，如父愛子。

> 比丘たちよ、さらにこの功徳を備えた転輪聖王は、人々から敬愛され、心から喜ばれ、まるで子供が父を慕うように慕われる。また、人々もまた転輪聖王から慈しまれ、いつも慈しみをもって育てられ、まるで父が子を愛するようである。

「諸比丘！轉輪聖王，或於一時，乘大寶車，出宮遊觀，歷諸勝地，爰及林苑。當於是時，一切人民，悉得面見轉輪聖王，皆大歡喜，咸共同聲告馭者曰：『汝善馭者，惟願持轡從容徐行，勿令速疾。所以者何？汝若持車，徐徐緩進，則令我等多時得見轉輪聖王。』爾時，輪王聞此語已，亦復如是勅馭者言：『汝善馭者，徐徐緩步，慎勿速疾。所以者何？汝若持車，安詳漸進，則亦令我多時遊歷周遍觀視一切人民。』諸比丘！時，諸民眾見輪王已，各各自持所有寶物，車前胡跪，奉獻輪王，啟言：『大王，民等今者以此奉天，此物屬天，願天受取，隨意所用。何以故？如此寶物，唯應天用故。』

> 「比丘たちよ、転輪聖王がある時、大きな宝車に乗って宮殿を出て遊覧に出かけ、素晴らしい場所や林苑を巡りました。その時、すべての民は転輪聖王を一目見ようと大いに喜び、口を揃えて御者にこう言いました。『立派な御者よ、どうか手綱を緩めてゆっくり進んでください。速く走らせないでください。なぜなら、もし車をゆっくり進めてくだされば、私たちは長く転輪聖王を拝見できるからです。』その時、転輪王はこの言葉を聞いて、御者にこう命じました。『立派な御者よ、ゆっくりと進みなさい。決して速く走らせてはなりません。なぜなら、もし車を丁寧にゆっくり進めれば、私も長く遊覧しながらすべての民を十分に見渡すことができるからです。』比丘たちよ、その時、民たちは転輪王を拝見すると、それぞれが持っていた宝を持って車の前にひざまずき、王に捧げて言いました。『大王よ、私たちはこれを天（王）に捧げます。この品は天のものです。どうか天がお受け取りになり、お好きなようにお使いください。なぜなら、このような宝は天のみがお使いになるべきものだからです。』」

「諸比丘！轉輪聖王出現世時，此閻浮洲清淨平正，無有荊棘，及諸稠林、丘墟坑坎、廁溷雜穢臭處不淨、礓石瓦礫沙鹵等物，悉皆無有。金銀七寶自然具足，不寒不熱，節候均調。諸比丘！又轉輪王出現世時，此閻浮洲自然安置八萬城邑，皆悉快樂，無諸怖畏，人民熾盛，穀食豐饒，聚落殷多，甚可愛樂。諸比丘！又轉輪王出現世時，此閻浮洲王所治處，聚落城邑，比屋連村，鷄飛相到，人民安樂，不可思議。諸比丘！又轉輪王出現世時，此閻浮洲常於夜半，從阿那婆達多池中興大雲氣，遍閻浮洲及諸山海，應時雨注，亦遍閻浮，如搆牛乳間，雨深四指。其水甘美具八功德，下處即沒，更不滂流，浸潤地中，水澇不現，至夜後分，雲霧消除。有清涼風，從大海出，吹其潤澤流散，閻浮人民，觸之皆受安樂，又彼甘澤潤漬，此洲普使肥良鮮明光膩；譬如世間善作鬘師鬘師弟子造鬘既成，以水灑散，令其悅澤花色光鮮，此亦如是。又轉輪王出現世時，此閻浮洲一切土地，自然沃壤欝茂滋液；譬如有人以蘇油塗物，其地肥美膏腴津潤，亦復如是。諸比丘！轉輪聖王既出現已，住世久遠，經無量年，於此時間，亦復雜受人中苦觸。譬如細軟丈夫其體柔弱，食美食已，運動施為，受少疲觸，乃得消化。如是如是，彼轉輪王，處世久遠，於生死中，受少苦觸，亦復如是。諸比丘！轉輪聖王壽命終時，捨此身已，必生天上，與三十三天，同處共生。

> 「比丘たちよ、転輪聖王がこの世に現れるとき、この閻浮提洲（えんぶだいしゅう）は清らかで平らかになり、いばらや藪、がけや穴、汚物や不潔な場所、石や砂利、砂地などは一切なくなる。金銀や七宝が自然に満ち、寒すぎず暑すぎず、季節も穏やかになる。 また比丘たちよ、転輪王が現れるとき、この閻浮提洲には八万もの城や集落が自然に配置され、すべてが楽しみに満ち、いかなる恐怖もなく、人々は繁栄し、穀物は豊かに実り、村々は愛らしく満ちている。 比丘たちよ、さらに転輪王が現れるとき、この閻浮提洲の王の治める土地では、家々が隣接し、村々が連なり、鶏が飛び交うほどに密集し、人々の安楽は計り知れない。 比丘たちよ、また転輪王が現れるとき、この閻浮提洲では毎夜半ばに、阿那婆達多池（あなばだったち）から大きな雲が湧き起こり、閻浮提洲とすべての山や海を覆い、ちょうど乳を搾る間ほどの時に、深さ四指の雨を降らせる。その水は甘露のように美味で、八つの功徳を備え、低いところに浸み込んで溢れることなく、地面に潤いを与え、水たまりも見えない。夜が更けると雲や霧は消え去り、大海から涼やかな風が吹き、その潤いを運び、人々は触れるだけで安楽を味わう。またその甘い雨はこの洲を潤し、肥沃で鮮やかにし、艶やかにする。あたかも優れた花飾り師が花飾りを完成させた後、水を振りかけて艶やかに輝かせるように。これもまた同じである。 また転輪王が現れるとき、この閻浮提洲のすべての土地は自然に肥沃で潤い、まるで人が油を塗ったかのように、地は豊かで滑らかになる。 比丘たちよ、転輪聖王が現れてから長く世に留まり、無数の年月を経るが、その間にも人間としての苦しみに触れることがある。まるで繊細で柔らかな人が美食を食べた後、少し動いて消化するように。同じく、彼の転輪王も世に長く留まり、生死の中でわずかな苦しみに触れるのである。 比丘たちよ、転輪聖王の寿命が尽きるとき、この身を捨てて必ず天に生まれ、三十三天（とりとりてん）の仲間となるのである。」

「諸比丘！轉輪聖王當命終時，為供養輪王故，於虛空中，自然普雨優鉢羅華、鉢頭摩華、拘物頭華、分陀利華等種種香華，亦雨天沈水末、多伽羅末、栴檀香末，及天曼陀羅等種種諸華。復有天樂，其音微妙，不鼓自鳴，亦有諸天歌讚之聲，在虛空中，為供養此轉輪王身，作福利故。

> 比丘たちよ、転輪聖王が命終するとき、その王を供養するために、虚空より自然に優鉢羅華（青蓮華）、鉢頭摩華（紅蓮華）、拘物頭華（黄蓮華）、分陀利華（白蓮華）などの様々な香しい花々が降り注ぎます。また、天上の沈水香、多伽羅香、栴檀香の粉末や、天の曼陀羅花などの美しい花々も降ります。さらに、天の楽器が微かに響き、叩かずとも自然に鳴り、天人たちの歌や称賛の声が虚空に響き渡ります。これらはすべて、転輪聖王の身体を供養し、その功徳を積むためのものです。

「諸比丘！爾時，女寶、主藏臣寶、主兵將寶等，則以種種淨妙香湯，洗輪王身。香汁洗已，先用劫波娑㲲，儭身裹之；然後乃以不擣㲲衣，於上重裹；次復更以殊妙細㲲足五百段，就二㲲上次第纏之。裹纏畢已，又取金棺，滿盛蘇油，持輪王身，置之棺內；又以銀槨，盛此金棺，內銀槨已，從上下釘，令其牢固。又復集聚一切香木積成大𧂐，然後闍毘轉輪王身。既闍毘已，收其灰骨，於四衢道中，為轉輪王作蘇偷婆隋言大聚，舊云塔者訛略也，高一由旬，闊半由旬，雜色莊挍，四寶所成，所謂金銀琉璃頗梨。其蘇偷婆，四院周圍，五十由旬，七重垣牆、七重欄楯，略說如上，乃至眾鳥各各自鳴。時，彼女寶及主藏主、兵寶等，為轉輪王作蘇偷婆，既成就已，然後施設上妙供具，諸來求者，種種供給，所謂須食與食、須飲與飲、須乘與乘、須衣與衣、須財與財、須寶與寶，盡給施之，悉令滿足。

> 「比丘たちよ、その時、女宝、蔵臣宝、主兵将宝たちは、さまざまな清らかで香りのよい湯で転輪聖王の体を洗いました。香湯で洗い終えた後、まず劫波娑（コットン）の布で体に直接巻きつけ、さらに撚っていない布の上着を重ねて包みました。次に、さらに素晴らしく繊細な上等の綿布五百反を用いて、その二枚の布の上に順に巻きつけました。包み終えたなら、金の棺を用意し、酥油（バターオイル）を満たし、転輪聖王の遺体をその棺の中に安置しました。さらに銀の外棺でこの金棺を包み、銀の外棺に収めた後、上から下へと釘を打ち、しっかりと固定しました。また、すべての香木を集めて積み上げ、大きな薪の山を作り、その上で転輪聖王の遺体を荼毘に付しました。荼毘に付した後、灰と骨を集め、四辻の道に、転輪聖王のために”蘇偷婆”<note>隋の言葉で「大きな積み山」の意。古くは「塔」と訳すが、これは訛りや省略である</note>を建てました。高さは一由旬、幅は半由旬、七宝で飾り、四宝…すなわち金、銀、瑠璃、頗梨（水晶）で造られていました。その蘇偷婆には四方に区画があり、周囲は五十由旬、七重の塀、七重の欄干があり、先に述べたように様々な鳥たちが思い思いに鳴いていました。その時、女宝と蔵主宝、兵宝たちは転輪聖王のために蘇偷婆を建立し終えた後、素晴らしい供物を用意し、訪れる求める者たちに様々なものを施しました。すなわち、食べ物を求める者には食べ物を、飲み物を求める者には飲み物を、乗り物を求める者には乗り物を、衣服を求める者には衣服を、財産を求める者には財産を、宝を求める者には宝を与え、すべてを惜しみなく施し、皆の願いを満たしました。」

「諸比丘！轉輪聖王命終已後，始經七日，輪寶、象寶、馬寶、珠寶，皆即自然隱沒不現。女寶、主藏、主兵將等，悉亦命終。四種寶城，稍稍改變，還為塼土。所有人民，亦皆隨時，漸次減少。諸比丘！一切諸行，有為無常，如是遷改，無有常住，破壞離散，不得自在。是磨滅法，暫須臾間，非久停住。諸比丘！應當捨於有為諸行，應當遠離、應當厭惡、應當速求解脫之道。

> 「比丘たちよ、転輪聖王が亡くなってから七日が過ぎると、まず輪宝・象宝・馬宝・珠宝が自然に現れなくなり、姿を消してしまう。女宝・主蔵・主兵将たちも皆、命を終える。四つの宝でできた城も、徐々に変化して、やがてただのれんがと土に戻ってしまう。すべての人々も、時とともに少しずつ減っていく。 比丘たちよ、すべての営み（行）は、条件によって生じたものであり、無常である。このように移り変わり、常住するものは何一つなく、壊れて散り去り、思いのままにはならない。これらは滅びゆく性質のものであり、ほんのわずかな間も長くはとどまらないのだ。 比丘たちよ、条件づけられたすべての営みを捨て、それらから遠ざかり、厭い、速やかに解脱の道を求めなさい。」