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title: "起世經 · 7 四天王品"
description: "起世经是隋代高僧阇那崛多等人翻译的重要佛教经典，属于阿含部经典之一。该经主要阐述宇宙生成、世界构造及众生轮回的佛教世界观，详细描绘了世界的形成、毁灭及再生过程，并探讨了众生业力与轮回的关系。阇那崛多是北印度高僧，隋文帝时期来华，参与译经事业，对汉传佛教经典的传播贡献卓著。起世经在佛教中具有重要地位，为研究佛教宇宙观和轮回思想提供了经典依据，对后世佛教哲学和修行实践影响深远。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cmadf8x5f006tl804wm47djdc"
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## 起世經卷第六

> 起世経 巻第六

隋天竺三藏闍那崛多等譯

> 隋の天竺三蔵僧・闍那崛多 他訳

### 阿修羅品第六之餘

> 第六之餘 阿修羅品

「諸比丘！彼阿修羅七頭會處，有二岐道，為通彼王往來遊戲故；鞞摩質多羅阿修羅王宮殿之處，有二岐道，亦復如是。諸小阿修羅王宮殿之處，亦二岐道；諸小阿修羅住止之處，亦二岐道；娑羅園林，亦二岐道；奢摩梨園林，亦二岐道；俱毘陀羅園林，亦二岐道；難陀那園林，亦二岐道；難陀池側，亦二岐道；蘇質怛邏波吒羅大樹之下，亦二岐道。悉皆如前，與七頭會處，相通來往。

> 比丘たちよ、あの阿修羅の七頭集会所には二本の道があり、王の遊びのための往来に使われている。ヴェーマチトラ・アスラ王の宮殿にも同様に二本の道がある。小さな阿修羅王の宮殿にも二本の道があり、小さな阿修羅たちの住まいにも二本の道がある。娑羅の園林にも、奢摩梨の園林にも、俱毘陀羅の園林にも、難陀那の園林にも、それぞれ二本の道がある。難陀の池のほとりにも二本の道があり、スチトラ・パータラの大樹の下にも二本の道がある。これらはすべて、先に述べた七頭集会所と同様に、互いに通じ合い往来できるようになっている。

「諸比丘！若鞞摩質多羅阿修羅王，意欲向彼娑羅園林，奢摩梨、俱毘陀羅、難陀那等園林，澡浴嬉戲，遊行受樂者，爾時，彼王即便心念諸小阿修羅王，及念諸小阿修羅眾。是時，諸小阿修羅王，并及諸小阿修羅等，亦生是念：『鞞摩質多羅阿修羅王，心念我等。』如是知已，即以種種眾寶瓔珞，莊嚴其身，各嚴飾已，乘種種乘，俱共來詣鞞摩質多羅阿修羅王宮門之外，到已下乘，至鞞摩質多羅阿修羅王殿前而住。

> 比丘たちよ、ヴェーマチトラ阿修羅王が娯楽のために、サーラ林や、シャマリ、ゴーヴィダラ、ナンダナといった園林に行きたいと思い、そこで水浴びをしたり、遊んだり、散策して楽しもうとするとき、その王はまず、部下である小阿修羅王たちや、さらに多くの小阿修羅の者たちのことを心に思い浮かべます。 すると、それらの小阿修羅王たちや小阿修羅の者たちも、「ヴェーマチトラ王が私たちのことを思い出している」と考え、様々な宝の飾りを身にまとい、美しく装い、それぞれの乗り物に乗って、ヴェーマチトラ阿修羅王の宮殿の門の前にやって来ます。そして、乗り物を降りて、王の御殿の前に立ち並ぶのです。

「爾時，鞞摩質多羅阿修羅王，見此諸小阿修羅王，及諸小阿修羅眾，來在殿前，亦即自以種種瓔珞，莊嚴其身，既莊嚴已，便起就乘。是時，諸小阿修羅王，及諸小阿修羅眾等，左右侍衛，周匝圍繞，前後導從，相將往詣娑羅園林，及奢摩梨園林、俱毘陀羅園林、難陀那園林，到其處已，先在難陀園林前，駐駕而息。

> その時、ヴェーマチトラ・アスラ王は、数々の小アスラ王たちや多くのアスラの民が自分を迎えるために宮殿の前に集まっているのを見て、自らも様々な宝飾の首飾りで身を飾りました。身を整えると、立ち上がって乗り物に乗り込みました。そうして、小アスラ王たちや多くのアスラの民たちは、その左右に侍り、周りを囲んで護り、前後に従いながら、共にサーラの園林、シャーマリの園林、ゴーヴェーダラの園林、ナンダナの園林へと向かいました。そして、その地に到着すると、まずナンダナの園林の前に馬車を止めて休憩しました。

「諸比丘！難陀園內，有三風輪，自然吹動，莊嚴彼園。何名為三？謂開、淨、吹。何者名開？有風輪來，開彼諸門，名之為開；何者為淨？有風輪來，掃彼園林，令地清淨，名之為淨；何者為吹？有風輪來，吹動彼園，林樹眾花，飄零四散，名之為吹。諸比丘！難陀園中，風散種種上妙眾花，積至于膝。有種種香，其香氛馥，遍滿園林。當於是時，鞞摩質多羅阿修羅王，即與諸小阿修羅王及小阿修羅眾圍繞，共入難陀園林，隨意洗浴，觀看遊戲。諸阿修羅等，於此園林，或經一月，或二三月，澡浴嬉戲，各隨所欲，住止遊行，恣情受樂。

> 「比丘たちよ、ナンダ園には三つの風の輪が自然に吹き、その園を飾り立てている。その三つとは何か？開く、清める、吹き散らす、である。『開く』とは何か？風の輪がやって来て、それらの門を開くこと、これを開くという。『清める』とは何か？風の輪がやって来て、その園林を掃き、地面を清らかにすること、これを清めるという。『吹き散らす』とは何か？風の輪がやって来て、その園を吹き動かし、林の木々や多くの花々をひらひらと四方に散らすこと、これを吹き散らすという。比丘たちよ、ナンダ園では、風がさまざまな見事な花々を散り積もらせ、膝の高さまでになる。様々な香りがあり、その香りは馥郁として園林中に満ちる。その時、ヴェーマチトラ・アスラ王は、諸々の小アスラ王や小アスラたちに囲まれ、共にナンダ園林に入り、思うままに沐浴し、見物し、遊戯する。諸々のアスラたちは、この園林で、あるいは一ヶ月、あるいは二、三ヶ月、沐浴し、戯れ、それぞれの望みのままに、滞在し、遊行し、思うままに快楽を楽しむのである。」

「諸比丘！有五阿修羅，恒常住在鞞摩質多羅阿修羅王側，為欲防遏諸惡事故。何者為五？一名隨喜、二名常有、三名常醉、四名牟真隣陀、五名鞞呵多羅。諸比丘！鞞摩質多羅阿修羅王，有如是等五阿修羅，恒常在側，守衛防護。諸比丘！彼鞞摩質多羅阿修羅王，宮殿之上，有大海水，深萬由旬，住在其上。然彼水聚，有四種風輪，自然持之。何等為四？一名為住、二名安住、三名不墮、四名牢固。由此風持，常住不動。

> 比丘たちよ、五人の阿修羅がいて、常にヴェーマチトラ阿修羅王のそばに住み、悪い出来事を防ぎ止めている。その五者とは何か。第一を「随喜」、第二を「常有」、第三を「常酔」、第四を「ムチリンダ」、第五を「ヴェーハタラ」という。 比丘たちよ、ヴェーマチトラ阿修羅王には、このような五人の阿修羅が常にそばにいて、守り護っているのである。 比丘たちよ、かのヴェーマチトラ阿修羅王の宮殿の上には、深さ一万由旬の海水がある。しかし、その水の集まりには、四つの風の輪が自然に支えている。その四つとは何か。第一を「住」、第二を「安住」、第三を「不堕」、第四を「牢固」という。これらの風に支えられて、常に留まり動かないのである。

「諸比丘！須彌山王南面，過千由旬，大海之下，有踊躍阿修羅王宮殿住處。其處縱廣八萬由旬，七重城壁，略說猶如鞞摩質多羅阿修羅王住處，一切所有，此中一一亦如彼說，汝應當知。乃至此王宮殿之上，所有大水聚，亦為四風輪之所住持，所謂住及安住、不墮、牢固等。

> 「比丘たちよ。須弥山の南側、千由旬の彼方、大海の底に、踊躍阿修羅王の宮殿がある。その場所は四方八万由旬の広さで、七重の城壁を巡らしている。その様子は、先に述べた鞞摩質多羅阿修羅王の住処とまったく同じであるから、よく知るがよい。そしてこの王の宮殿の上に積もる大水の集まりもまた、四つの風輪——住、安住、不堕、牢固——によって支えられているのである。」

「諸比丘！須彌山王西面，亦千由旬，大海水下，有奢婆羅阿修羅王宮殿住處，其處縱廣八萬由旬，七重城壁，略說亦如鞞摩質多羅阿修羅王住處，一切所有，此中一一亦如彼說，汝應當知。乃至此王宮殿之上，所有水聚，亦為四種風輪之所住持，住及安住、不墮、牢固等。

> 「比丘たちよ。須弥山の西側の面にも、千由旬の広がりがあり、大海の水の下に、奢婆羅阿修羅王の宮殿と住処がある。その場所の広さは縦横八万由旬、七重の城壁に囲まれている。簡潔に言えば、毘摩質多羅阿修羅王の住処とまったく同じであり、すべてのものは一つ一つそれと同様であると、あなたがたは知るべきである。さらに、この王の宮殿の上にある水の集まりも、四種類の風の輪によって支えられ、とどまり、安住し、落ちず、しっかりと保たれているのである。」

「諸比丘！須彌山王北面，亦千由旬，大海水下，有羅睺羅阿修羅王宮殿住處，其處縱廣八萬由旬，七重城壁，諸門、臺閣、樓櫓、却敵，園苑、花池，乃至種種樹、種種葉、種種花、種種果、種種香熏，有種種鳥，各各和鳴，皆如上說。

> 「比丘たちよ、須弥山の北側の麓、海面下千由旬のところに、羅睺羅阿修羅王の宮殿と住処がある。その場所は縦横八万由旬の広さで、七重の城壁に囲まれている。門々や楼閣、物見櫓、防壁、庭園や花の池があり、さらには様々な木々、様々な葉、様々な花、様々な果実、様々な香りが漂い、様々な鳥がそれぞれに美しく鳴き合っている。以上は先に述べた通りである。」

「諸比丘！於彼城內，有羅睺羅阿修羅王所住之城，其城名曰摩婆帝，縱廣莊嚴亦如前說。七重城壁、七重欄楯。外有七重多羅行樹，七重鈴網，周匝圍繞，雜色可觀，皆是硨𤦲瑪瑙等七寶所成。此之城壁，高下縱廣亦如前說。城壁四面亦有諸門，一一諸門，高下縱廣，並亦如前。彼一一門，皆有樓櫓却敵臺閣、園苑諸池及花沼等，亦有諸樹。其樹各有種種葉、種種花、種種果、種種香熏。亦有種種諸雜類鳥，各各和鳴。

> 「比丘たちよ、その都の中に、羅睺羅阿修羅王の住む都がある。その都の名は摩婆帝という。広さや荘厳さは先に述べたのと同様である。七重の城壁、七重の欄干がある。外側には七重の多羅樹の並木があり、七重の鈴の網が周囲を巡らせている。様々な色合いが見事で、すべて硨磲（しゃこ）や瑪瑙（めのう）などの七宝で作られている。この城壁の高低や広さも先に述べた通りである。城壁の四面にはそれぞれ門があり、一つ一つの門の高低や広さもまた同じである。それらの門には、楼櫓や櫓、やぐら、台閣、園苑、池、花の沼などがある。また多くの木々があり、それらには様々な葉、様々な花、様々な果実、様々な香りがある。さらに様々な種類の鳥たちがいて、それぞれが美しく鳴き合っている。」

「諸比丘！摩婆帝城王所住處，有羅睺羅阿修羅王聚會之所，亦各七頭，其處縱廣如上所說。欄楯七重及諸鈴網，多羅行樹周匝圍繞，雜色可觀，乃至亦是硨𤦲瑪瑙等七寶之所莊嚴。於四方面各有諸門，彼一一門亦有樓櫓，雜色可觀，乃至硨𤦲瑪瑙等七寶所成。以天硨𤦲，遍布其地，柔軟細滑，觸之猶如迦旃隣提衣。當處中央，有一寶柱，高下縱廣如上所說；於其柱下，為羅睺羅阿修羅王置一高座，其座高下，縱廣莊挍一一如前，雜色可觀，七寶所成，所謂硨𤦲瑪瑙等，柔軟細滑，觸之猶如迦旃隣提衣；其座左邊，為十六小阿修羅王，亦各別置諸妙高座，七寶所成，雜色可觀；右邊亦為十六小阿修羅王，置諸高座，如上所說，柔軟細滑，觸之如迦旃隣提衣。

> 比丘たちよ、摩婆帝城の王の住まいには、羅睺羅阿修羅王の集会所がある。そこにもまた七つの頭があり、その広さは先に述べた通りである。七重の欄干や数々の鈴網、多羅樹の並木が周囲を巡り、多彩で美しく、さらには硨磲(しゃこ)や瑪瑙(めのう)などの七宝で飾られている。四方にはそれぞれ門があり、その一つ一つの門にも楼櫓(ろうろ)があり、多彩で美しく、硨磲や瑪瑙などの七宝で作られている。天の硨磲がその地に敷き詰められ、柔らかく滑らかで、触れると迦旃隣提衣(かせんりんたいえ)のようである。中央には一本の宝柱があり、高さや広さは先に述べた通りである。その柱の下には、羅睺羅阿修羅王のために一つの高座が置かれている。その高座の高さや広さ、装飾はすべて先と同じく、多彩で美しく、七宝、すなわち硨磲や瑪瑙などで作られ、柔らかく滑らかで、触れると迦旃隣提衣のようである。その座の左側には、十六の小阿修羅王のために、それぞれ別々の美しい高座が、七宝で作られ多彩に飾られて置かれている。右側にもまた、十六の小阿修羅王のために、先に述べたような高座が置かれ、柔らかく滑らかで、触れると迦旃隣提衣のようである。

「諸比丘！彼阿修羅王七頭會處東面，為羅睺羅阿修羅王別置宮殿，其處縱廣一一如前，七重垣牆、七重欄楯、七重鈴網，乃至七重多羅行樹，周匝圍繞，雜色可觀，乃至硨𤦲瑪瑙等七寶所成。於四方面各有諸門，彼一一門，悉有樓櫓臺觀、却敵重閣、園苑諸池、眾花泉沼，有種種樹，其樹各有種種葉、種種花、種種果、種種香熏。復有種種異類眾鳥，各各和鳴，其音哀雅，甚可愛樂。

> 「比丘たちよ。あの阿修羅王の七頭会所の東側には、羅睺羅阿修羅王のために特別に宮殿が建てられています。その広さは一つ一つ先に述べた通りで、七重の垣根、七重の欄干、七重の鈴の網、そして七重の多羅樹の並木が巡らされ、周囲を取り囲んでいて、様々な色が美しく見え、さらには貝や瑪瑙などの七宝で作られています。四つの方角にはそれぞれ門があり、その門にはすべて楼閣や見張り台、防壁、重層の殿舎、庭園や池、多くの花や泉があります。また様々な種類の木々があり、それぞれに様々な葉、様々な花、様々な果実、様々な香りを放っています。さらに様々な種類の鳥たちが、それぞれに美しく鳴き合い、その音色は哀れで上品で、とても愛しく楽しませてくれるものです。」

「諸比丘！彼阿修羅王七頭會處西南北面，有諸小阿修羅王宮殿住處，其諸宮殿，或有縱廣九百由旬，或有八百，或有七百，乃至六百、五百、四百、三百、二百由旬，其最小者，尚百由旬。各各皆有七重垣牆七重欄楯，略說乃至種種眾鳥，各各和鳴。

> 「比丘たちよ、その阿修羅王が七つの頭をもつ集会所の西南北の各面には、小阿修羅王たちの宮殿の住まいがある。それらの宮殿には、広さが九百由旬のものもあれば、八百、七百、六百、五百、四百、三百、二百由旬のものもある。最も小さいものでさえも、百由旬はある。それぞれに七重の垣根と七重の欄干があり、さらに様々な鳥たちがそれぞれに美しく鳴き合っている。」

「諸比丘！彼阿修羅王七頭會處，四面復有小阿修羅眾宮殿住處，其處縱廣或九十由旬，或八十、七十、六十、五十、四十、三十、二十由旬，極最小者，猶尚縱廣十二由旬。七重垣牆，略說乃至種種眾鳥，各各和鳴。

> 僧侶たちよ、あの阿修羅王の七頭の会合所の周りには、さらに小さな阿修羅たちの宮殿や住まいがある。 その広さは、あるものは縦横九十由旬、あるいは八十、七十、六十、五十、四十、三十、二十由旬であり、最も小さいものでも、なお縦横十二由旬ある。 七重の垣根や壁があり、さまざまな鳥たちが種類ごとに美しい声で鳴き合っている。

「諸比丘！彼阿修羅王七頭會處東面，復有羅睺羅阿修羅王園苑，名娑羅林，其林縱廣，一一如前，七重垣牆、七重欄楯，乃至馬瑙等七寶所成。於四方面各有諸門，彼一一門皆有樓櫓，雜色可觀，乃至亦為硨𤦲瑪瑙等七寶所成，甚可愛樂。

> 「比丘たちよ、かの阿修羅王の七頭の集まる場所の東側には、さらに羅睺羅阿修羅王の園林があり、その名を娑羅林という。その林の広さは、先に述べたのと全く同じで、七重の垣根、七重の手すり、そして瑪瑙などの七宝でできている。四方にはそれぞれ門があり、その一つひとつの門には櫓が設けられ、色とりどりで見るに楽しい。門もまた、硨磲や瑪瑙などの七宝で作られ、たいへん愛らしい。」

「諸比丘！彼阿修羅王七頭會處南面，亦有羅睺羅阿修羅王園苑，名奢摩梨林，縱廣莊嚴皆如上說，七重垣牆，乃至七重多羅行樹，雜色可觀，亦為七寶之所成就，所謂硨𤦲瑪瑙等。於四方面各有諸門，彼一一門皆有樓櫓，亦瑪瑙等七寶所成。

> 「比丘たちよ、あの阿修羅王の七つの頭の集まる場所の南側にも、羅睺羅阿修羅王の庭園がある。その名を奢摩梨林といい、広さや荘厳さは先に述べた通りである。七重の垣根や、七重のヤシの並木などがあり、色とりどりで美しく、すべて七宝によって作られている。すなわち、貝や瑪瑙などである。四方にはそれぞれ門があり、その一つひとつには楼櫓もあり、それらもまた瑪瑙などの七宝によって作られている。

「諸比丘！彼阿修羅王七頭會處西面，亦有羅睺羅阿修羅王園苑，名俱毘陀羅林，縱廣一一皆如上說，七重垣牆，乃至瑪瑙等七寶所成。於四方面各有諸門，彼一一門皆有樓櫓，雜色可觀，乃至亦是硨𤦲瑪瑙等寶之所成就，甚可愛樂。

> 比丘たちよ、あの阿修羅王の「七頭会所」の西側にも、羅睺羅阿修羅王の庭園があり、その名を「俱毘陀羅林」という。広さは先に述べたものと全く同じで、七重の垣根があり、瑪瑙などの七宝で作られている。四方にはそれぞれ門があり、その一つ一つの門には物見櫓が備えられ、様々な色合いが美しく、またこれらも瑠璃や瑪瑙などの宝で出来ていて、実に愛らしい。

「諸比丘！彼阿修羅王七頭會處北面，有羅睺羅阿修羅王園苑，名難陀那林，其林縱廣如上所說，七重垣牆，乃至瑪瑙等七寶所成。於四方面各有諸門，彼一一門，亦有樓櫓，種種校飾，雜色可觀，乃至硨𤦲瑪瑙等寶之所莊嚴，甚可愛樂。

> 比丘たちよ、その阿修羅王の七頭集会所の北側には、羅睺羅阿修羅王の庭園があり、名前を難陀那林という。その林の広さは先に述べた通りであり、七重の垣根が巡らされ、瑪瑙（めのう）などの七宝でできている。四方にはそれぞれ門があり、その一つ一つの門には楼櫓（やぐら）も設けられ、様々な飾りが施されて、色とりどりで見るも美しく、さらには瑠璃や瑪瑙などの宝で荘厳されており、とても愛らしく楽しいものであった。

「諸比丘！奢摩梨及娑羅林，二苑之間，為羅睺羅阿修羅王出一池水，名曰難陀，其池縱廣如上所說，其水涼冷，柔軟輕甘，清淨不濁。以七寶塼七重砌累，七重寶板間錯莊嚴，七重欄楯、七重鈴網。亦有七重多羅行樹，周匝圍繞，雜色可觀，乃至瑪瑙等七寶所成。於池四方，各有階道，甚可愛樂，亦為七寶之所莊嚴。池生諸花，所謂優鉢羅花、鉢頭摩花、拘牟頭花、奔茶利花，其花火形火色火光，略說如上，乃至水形水色水光，明照四方，香氣氛氳，普熏一切。又有藕根，汁白味甘，食之香美，猶如上蜜。

> 「比丘たちよ。奢摩梨の苑と娑羅林の苑、この二つの苑の間に、羅睺羅阿修羅王のために一つの池が湧き出ている。名を難陀という。その池の広さは先に述べた通りであり、水は冷たく清らかで、柔らかく、軽やかで甘く、濁りがない。七宝の煉瓦で七重に積み上げられ、七重の宝板が美しく敷き詰められ、七重の欄干、七重の鈴の網が巡らされている。また七重の多羅の並木が周囲を取り囲み、様々な色彩が見事であり、瑪瑙などの七宝によって作られている。池の四方にはそれぞれ階段の道があり、たいへん愛らしく楽しげで、こちらも七宝で飾られている。池には様々な花が生えている。すなわち、優鉢羅花、鉢頭摩花、拘牟頭花、奔茶利花である。それらの花は火のような形、火のような色、火のような光を放ち、先に述べた通りである。さらに水のような形、水のような色、水のような光を放ち、四方を明るく照らし、香りは馥郁としていて、あまねくすべてを薫じる。また蓮根があり、その汁は白く甘く、食べると香ばしく美味で、あたかも天の蜜のようである。」

「諸比丘！俱毘陀羅及難陀那，二苑之間，為羅睺羅阿修羅王出一大樹，其樹亦名蘇質怛邏波吒羅，樹形縱廣種種莊嚴，皆如上說。乃至七重牆院、七重欄楯，皆是硨𤦲瑪瑙等七寶所成，甚可愛樂。略說乃至種種眾鳥，各各和鳴，其音哀雅，聽者歡喜。

> 「比丘たちよ。クヴィーンダラ苑とナンダナ苑という二つの楽園の間に、ラーフラ・アスラ王のために一本の大樹が生え出でました。その樹の名もスチットラパータラといい、その形状や広がり、さまざまな荘厳はすべて先に述べた通りです。さらに七重の塀や七重の欄干に至るまで、すべてが翡翠や瑪瑙などの七宝で作られ、実に愛しく楽しいものでした。簡潔に言うならば、さまざまな鳥たちがそれぞれに美しい声で鳴き合い、その音は哀愁を帯びて優雅であり、聞く者の心を喜ばせたのです。」

「諸比丘！彼阿修羅王七頭會處，一切莊嚴如上所說。亦有岐道，去來徑路，為通羅睺羅阿修羅王遊宮殿故。又為諸小阿修羅王，及諸小阿修羅眾，亦有岐道通其往來。向奢摩梨及俱毘陀羅，亦有岐道；向難陀那及難陀池，蘇質怛邏波吒羅樹等，皆有岐道，通其往來，遊戲受樂。

> 「比丘たちよ、かの阿修羅王の『七頭の集う場所』は、すべて先に述べた通りに見事に飾られている。そこには、出入りのための小道もあり、羅睺羅阿修羅王が宮殿に遊行するための道が通じている。また、諸々の小さな阿修羅王たちや、小さな阿修羅の民たちのために、彼らが往来するための小道もある。さらに、奢摩梨園や俱毘陀羅園へ向かう小道、難陀那園や難陀池、蘇質怛邏波吒羅樹などへ通じる小道も、すべて備わっている。それらの道によって彼らは往来し、遊び楽しむのである。」

「諸比丘！羅睺羅阿修羅王，若欲往詣娑羅林苑及難陀那林等，澡浴遊戲，遍觀看時，爾時即念鞞摩質多羅阿修羅王。時，鞞摩質多羅阿修羅王便作是念：『羅睺羅阿修羅王，心念於我，欲俱遊戲。』爾時，鞞摩質多羅阿修羅王作是念已，復自念其諸小阿修羅王，及其諸小阿修羅眾。時，彼諸小阿修羅王，并其諸小阿修羅眾，咸生是心：『鞞摩質多羅阿修羅王，垂念我等，我等當往。』便以種種眾寶瓔珞，莊嚴其身，既莊嚴已，各乘騎乘，共詣鞞摩質多羅阿修羅王所，到已在宮門外齊行而立。爾時，鞞摩質多羅阿修羅王，既見諸小阿修羅王，及小阿修羅眾，皆已集會。即自嚴身，服諸瓔珞，御種種乘，與諸小王及阿修羅眾，左右侍衛前後圍繞，往詣羅睺羅阿修羅王所，到已止住。爾時，羅睺羅阿修羅王，復更起心，念踊躍、奢婆羅二阿修羅王。時，踊躍、奢婆羅二阿修羅王，亦作是念：『羅睺羅阿修羅王，今念我等。』如是知已，即各念其諸小阿修羅王，并其諸小阿修羅眾。如是念時，彼等各知咸亦嚴飾，聚集來詣，踊躍、奢婆羅二大王所。到已亦復嚴身瓔珞，乘騎將從前後圍繞，來向羅睺羅阿修羅王住處，各隨所安，住在一面。

> 諸々の比丘たちよ。羅睺羅阿修羅王が、娑羅林苑や難陀那林などへ行き、沐浴や遊戯を楽しみ、あらゆる景色を眺めようと思い立つ時、その心にまず浮かぶのは鞞摩質多羅阿修羅王のことである。すると鞞摩質多羅阿修羅王はこう思う。「羅睺羅阿修羅王が私を心に念じて、共に遊びたいと望んでいるのだな。」と。 そのように思った後、彼はさらに自分の配下にある小阿修羅王たちと、その小阿修羅の民たちのことを思い起こす。すると、それらの小阿修羅王たちと小阿修羅の民たちは皆、こう感じる。「鞞摩質多羅阿修羅王が我々を気にかけてくださっている。ならば、我々は参上しよう。」と。 そして彼らは様々な宝の瓔珞で身を飾り、飾り立て終えると、それぞれ乗り物に乗って鞞摩質多羅阿修羅王のもとへ向かい、宮殿の門の外に列をなして立った。 その時、鞞摩質多羅阿修羅王は、小阿修羅王たちと小阿修羅の民たちが皆集まったのを見ると、自らも身を飾り、様々な瓔珞を身にまとい、様々な乗り物に乗って、小阿修羅王や阿修羅の民たちの左右に侍られ、前後に囲まれながら、羅睺羅阿修羅王のもとへ向かい、到着するとそこに留まった。 さらにその時、羅睺羅阿修羅王はまた心を起こし、踊躍と奢婆羅という二人の阿修羅王を思い起こした。すると踊躍と奢婆羅の二人の阿修羅王もまた、こう思った。「羅睺羅阿修羅王が今、我々を念じておられる。」と。 そう知ると、彼らはそれぞれ自らの配下の小阿修羅王たちと、その小阿修羅の民たちを思い起こした。そのように念じると、彼らもまた皆、飾り立て、集まって踊躍と奢婆羅の二人の大王のもとへやって来た。到着すると、彼らもまた身を飾り、瓔珞を着け、乗り物に乗り、従者を従え、前後に囲まれて羅睺羅阿修羅王のいる場所へ向かい、それぞれが適した場所に落ち着いて、一方に立った。

「爾時，羅睺羅阿修羅王，見鞞摩質多羅阿修羅王等，並已雲集，即自念其諸小阿修羅王，及其諸小阿修羅眾。其眾知已，亦各嚴飾，服乘而來，至羅睺羅阿修羅王前，儼然住立。時，羅睺羅阿修羅王，見眾集已，便著種種妙寶瓔珞，莊嚴其身，駕種種乘，前後圍繞，與鞞摩質多羅阿修羅王、踊躍阿修羅王、奢婆羅阿修羅王，并諸小王及阿修羅眾，一切雲集，前後導從，往詣娑羅林、奢摩梨林、俱毘陀羅林、難陀那林等，到已少時逡巡而住。

> その時、羅睺羅阿修羅王は、鞞摩質多羅阿修羅王たちがすでに集まっているのを見て、自らの配下の小阿修羅王とその阿修羅の衆徒たちを思い起こした。彼らもまた集結を知ると、それぞれが美しく身を飾り、乗り物に乗って参集し、羅睺羅阿修羅王の前に整然と立ち並んだ。 そこで羅睺羅阿修羅王は、人々が集まったのを見て、さまざまな貴重な宝の瓔珞を身にまとい、華やかに装いを整え、種々の乗り物に乗った者たちに前後を囲まれながら、鞞摩質多羅阿修羅王、踊躍阿修羅王、奢婆羅阿修羅王、そして諸々の小王と阿修羅の衆徒たちと共に、全てが雲のように集まり、先導や随従を従えて、娑羅林、奢摩梨林、俱毘陀羅林、難陀那林へと赴いた。到着後、しばらくの間、ゆっくりと立ち止まった。

「諸比丘！難陀苑中，自然而有三種風輪。何者為三？謂開、淨、吹。是中開者，有風輪來開苑諸門，名之為開；淨者有風輪來掃除其地，令皆清淨，名之為淨；吹者有風輪來吹諸花樹，令花布散，名之為吹。諸比丘！難陀苑中上妙好花，遍散地上，積至于膝，其花香氣，普熏園林，莊嚴具足，種種可樂。

> 「比丘たちよ、難陀苑には自然に生じる三種類の風の輪があります。その三つとは何か？開く風、清める風、吹き散らす風です。このうち、開く風とは、風の輪が来て苑の門々を開くものを言い、清める風とは、風の輪が来てその地を掃き清めるものを言い、吹く風とは、風の輪が来て花の木々を吹き、花を敷き散らすものを言います。比丘たちよ、難陀苑では素晴らしい花々が地面一面に散り敷かれ、積もって膝の高さにもなります。その花の香りは苑林全体に広がり、見事に飾り立てられ、さまざまに楽しまれるのです。」

「爾時，羅睺羅阿修羅王，及鞞摩質多羅阿修羅王、踊躍阿修羅王、奢婆羅阿修羅王等，并諸小王群眾眷屬、小修羅等，圍繞共入難陀那園。入已澡浴，遊戲受樂，種種觀看，或行、或住、或臥、或坐，隨所欲樂，恣意遊行。諸比丘！羅睺羅阿修羅王，亦有五阿修羅，常隨侍衛，護諸惡事，名字如前。宮上海水，縱廣厚薄，四種風持令不墮墜，並如上說。

> その時、羅睺羅阿修羅王、鞞摩質多羅阿修羅王、踊躍阿修羅王、奢婆羅阿修羅王たちは、数多くの小王、眷属や小さな阿修羅たちと共に、難陀那園へと向かいました。園に入ると、水浴びをし、遊び楽しみ、様々な景色を眺めながら、歩いたり、留まったり、横になったり、座ったり、思いのままに自由に遊び回りました。 比丘たちよ、羅睺羅阿修羅王には、先に述べた五人の阿修羅が常に守護し、悪い出来事から護っています。彼の宮殿は海の上にあり、その縦・横・厚さは、四種類の風によって支えられ、決して落ちることはありません。これらは全て、先に述べた通りです。

### 起世經四天王品第七

> 第七品 四天王

「諸比丘！須彌山王，東面半腹有山，名曰由乾陀，山頂去地，四萬二千由旬。其山頂上，有提頭賴吒天王城郭住處，城名賢上，縱廣正等六百由旬，七重垣牆、七重欄楯、七重鈴網。復有七重多羅行樹，周匝圍遶雜色可觀，悉以七寶而為莊飾，所謂金銀琉璃、頗梨赤珠、硨𤦲瑪瑙等之所成就。於四方面，各有諸門，一一諸門，皆有樓櫓却敵臺觀、園苑諸池，有諸花林種種異樹，其樹各有種種葉、種種花、種種果、種種香，其香普熏。有種種鳥，各各和鳴，其音哀雅，甚可愛樂。

> 比丘たちよ、須弥山王の東側の中腹に由乾陀という山がある。 その山頂の高さは地より四万二千由旬であり、そこに提頭頼吒天王の都がある。 城の名は賢上といい、広さは縦横ともに六百由旬である。 七重の垣根、七重の欄干、七重の鈴網がめぐらされ、さらに七重の多羅樹の並木が周囲を取り囲み、 色とりどりで見る者の目を楽しませる。 すべて七宝、すなわち金、銀、瑠璃、玻璃、赤珠、硨磲、瑪瑙などによって飾り立てられている。 四方にはそれぞれ門があり、その門ごとに楼閣や櫓、見張り台、庭園や池が設けられている。 そこには様々な花の林や多種多様な木々があり、それらの木々には様々な葉、様々な花、様々な果実、様々な香りがあり、 その香りはあまねく周囲に薫りわたる。 また、様々な鳥たちがそれぞれ美しい声で鳴き交わし、その声は哀愁を帯びて愛らしく、実に心地よい。

「諸比丘！須彌山王，南面半腹，下去地際，四萬二千由旬，於由乾陀山頂之上，有毘樓勒迦天王城郭住處，城名善現，縱廣莊嚴，皆如提頭賴吒天王住處所說。乃至種種諸鳥，各各和鳴，其音哀雅，甚可愛樂。

> 「比丘たちよ。須弥山の南側の中腹、地面から四万二千由旬のところ、由乾陀山の頂上より少し上に、毘楼勒迦天王の城と住まいがある。その城の名は善現といい、その広さや荘厳さは、先に述べた提頭頼吒天王の住まいと全く同じである。さらに、そこには様々な鳥たちがいて、それぞれ美しい声で鳴き合い、その音は哀愁を帯びつつも雅やかで、たいへん愛らしく楽しいものであった。」

「諸比丘！須彌山王西面半腹，下去地際，四萬二千由旬，由乾陀山頂，有毘婁博叉天王城郭住處，城名善觀，縱廣莊嚴，一一皆如提頭賴吒天王住處所說。乃至種種諸鳥，各各和鳴，其音哀雅，甚可愛樂。

> 「比丘たちよ、須弥山王の西側の中腹、地上から四万二千由旬の高さにある由乾陀山の頂上には、毘婁博叉天王の住む城郭がある。その城の名は善観といい、その広さや荘厳さは、すべて先に述べた提頭頼吒天王の住処と同じである。さらに、そこには様々な鳥たちがいて、それぞれが美しい声で和合し合い鳴き、その音は哀愁を帯びて雅やかで、実に愛らしく楽しいものであった。」

「諸比丘！須彌山王北面半腹，下去地際，亦四萬二千由旬，由乾陀山頂，有毘沙門天王住止之處，三大城郭。其三者何？一名毘舍羅婆、二名伽婆鉢帝、三名阿荼槃多。咸各縱廣六百由旬，七重垣牆、七重欄楯，略說乃至種種眾鳥，各各和鳴。

> 「比丘たちよ。須弥山の王の北側の中腹、地面から下がること四万二千由旬のところ、由乾陀山の頂上に、毘沙門天王の住まう三つの大きな城がある。その三つとは何か。第一を毘舎羅婆、第二を伽婆鉢帝、第三を阿荼槃多という。それぞれの城は四方六百由旬にわたって広がり、七重の城壁、七重の欄干があり、さらには様々な鳥たちが美しく囀り合っている。」

「諸比丘！唯除月天子宮殿、日天子七大宮殿已，自餘官屬，及四天王天中諸天子宮，其間或有縱廣正等四十由旬，或有三十、或有二十，乃至十二由旬，其最小者，猶尚縱廣六由旬。所居亦各七重垣牆、七重欄楯，略說如前。乃至眾鳥，各各和鳴。

> 「比丘たちよ。月天子の宮殿と、日天子の七つの大きな宮殿を除けば、その他の従者や四天王天（してんのうてん）にある諸々の天子の宮殿は、広さが四十由旬（ゆじゅん）のもの、三十由旬、二十由旬、あるいは十二由旬のものがあり、最も小さいものでもなお六由旬の広さがある。住まいにもまた、それぞれ七重の垣根、七重の欄干があり、詳しくは先に述べた通りである。さらに様々な鳥たちが、それぞれ美しい声で鳴き合っている。」

「諸比丘！毘舍羅婆、伽婆鉢帝二宮之間，為毘沙門天王出生一池，名那稚尼，縱廣正等四十由旬。其水調和，清涼輕軟，其味甘美，香潔不濁。其池四邊七重塼砌，七重寶板間錯分明。七重欄楯、七重鈴網，亦有七重多羅行樹，周匝圍遶，雜色可觀，乃至硨𤦲瑪瑙等七寶所成。於四方面，各有階道，亦以七寶之所莊飾。池中多有優鉢羅花、鉢頭摩花、拘牟陀花、奔荼利花等，自然出生，其花火形、火色、火光，乃至水形水色水光。花量大小，皆如車輪。光明所照，至半由旬。香氣所熏，滿一由旬。有諸藕根，大如車軸。割之汁出，色白如乳，食之甘美，味如上蜜。

> 「比丘たちよ、毘沙門天の二つの宮殿、毘舎羅婆と伽婆鉢帝の間には、ナーチニーという池がある。その池は縦横ともに四十由旬（約640km）もある。水は調和がとれ、清らかで冷たく、軽くやわらかく、味は甘く、香りは清らかで濁りがない。 池の四方は七重の煉瓦で囲まれ、七重の宝の板がはっきりと組み合わされている。七重の欄干、七重の鈴の網、そして七重の多羅の並木が周囲を取り巻き、様々な色で美しく、硨磲（しゃこ）や瑪瑙（めのう）などの七宝でできている。四方にはそれぞれ階段があり、これも七宝で飾られている。 池の中には優鉢羅（うばら）の花、鉢頭摩（はつずま）の花、拘牟陀（くもた）の花、奔荼利（ほんだり）の花などが自然に生えている。これらの花は、火のような形をし、火のような色で、火のような光を放ち、あるいは水のような形、水のような色、水のような光を放つ。花の大きさはすべて車輪ほどもある。その光は半由旬（約8km）を照らし、香りは一由旬（約16km）にまで広がる。また、蓮根（はすね）は車の軸のように太く、切ると乳のように白い汁が出て、食べると上の蜜のような甘さがある。」

「諸比丘！伽婆鉢帝、阿荼槃多二宮之間，為毘沙門天王立一園苑，其園名曰迦毘延多，縱廣正等四十由旬。七重垣牆、七重欄楯，乃至七重多羅行樹，周匝圍遶，雜色可觀，略說如前，乃至七寶之所成就。

> 「比丘たちよ。ガバハテイとアタバンダという二つの宮殿のあいだに、毘沙門天のための一つの園苑がある。その園の名をカピエンダという。広さは縦横ともに四十由旬である。七重の垣根、七重の欄干、そして七重のヤシの並木があり、周囲を取り巻いている。さまざまな色合いが見事で、細かい説明は先ほどと同じであり、さらに七宝によって作り出されている。」

「諸比丘！提頭賴吒天王賢上住處，城郭往來，有二岐道；毘樓勒迦天王善現住處，城郭往來，亦二岐道；毘樓博叉天王善觀住處，城郭往來，亦二岐道；毘沙門天王，阿荼般多城郭住處，亦二岐道；毘舍羅婆及伽婆鉢帝城郭住處，亦二岐道；四天王天所有眷屬，諸小天眾宮殿住處，亦各往來有二岐道；那稚尼池，及迦毘延多苑等，亦各往來有二岐道。

> 比丘たちよ、提頭頼吒天王の優れた住まいである城郭には、出入りに二つの道がある。毘楼勒迦天王の善現の住まいである城郭にも、出入りに二つの道がある。毘楼博叉天王の善観の住まいである城郭にも、出入りに二つの道がある。毘沙門天王の阿荼般多の城郭の住まいにも、出入りに二つの道がある。毘舎羅婆と伽婆鉢帝の城郭の住まいにも、出入りに二つの道がある。四天王天に属するすべての小さな天の衆たちの宮殿の住まいにも、それぞれ出入りに二つの道がある。那稚尼の池や迦毘延多の苑などにも、それぞれ出入りに二つの道がある。

「諸比丘！毘沙門天王若欲往至迦毘延多苑中，遊戲澡浴者，爾時即念提頭賴吒天王。時，提頭賴吒天王，心亦生念：『毘沙門天王，意念於我。』如是知已，即復自念其界所屬諸小天王及小天眾。是時，東面眷屬諸王，及其天眾，咸作是念：『提頭賴吒天王，心念我等。』如是知已，各各嚴身，著諸瓔珞，乘諸騎乘，詣提頭賴吒大天王所，到已在前一面而住。爾時，提頭賴吒天王，亦自莊飾，服諸瓔珞，嚴駕騎乘，與諸小王天眾眷屬，前後圍遶，相與俱詣毘沙門大天王所，到已在前一面而住。

> 「比丘たちよ。毘沙門天王が迦毘延多苑に遊びに行き、そこで浴びようと望むとき、彼はまず提頭頼吒天王を思い浮かべます。その時、提頭頼吒天王も心に思います。『毘沙門天王が私のことを考えている。』そう知ると、次に自分の管轄下にある小さな天王や天の衆たちのことを思い浮かべます。すると、東の眷属である王たちとその天の衆たちも皆、こう思います。『提頭頼吒天王が私たちのことを思っている。』そう知った彼らは、それぞれ身を飾り、瓔珞を身に着け、乗り物に乗って提頭頼吒大天王の許へ向かいます。到着すると、前に進み出て一方に立って控えます。その時、提頭頼吒天王も自ら装いを整え、瓔珞を身に着け、乗り物を整え、小さな王たちや天の衆、眷属たちに前後を取り囲まれながら、皆で共に毘沙門大天王の許へ向かいます。到着すると、前に進み出て一方に立って控えます。」

「爾時，毘沙門天王，心復更念毘樓勒迦、毘樓博叉二大天王。時彼二王，亦作是念：『毘沙門王，意念我等。』如是知已，即各自念已所統領諸小天王，并諸天眾。時，彼小王及諸天眾，亦皆作念：『我大天王，心念我等，宜時速往。』如是知已，各以瓔珞，嚴飾其身，俱共往詣毘樓勒迦、毘樓博叉二大王所。時，二天王，知諸小王及餘天眾皆集會已，亦自嚴身，服眾瓔珞，前就騎乘，與眾圍遶，咸共往詣毘沙門大天王所，到已在前隨便停住。

> その時、毘沙門天王はさらに毘樓勒迦（びるろくしゃ）と毘樓博叉（びるはくしゃ）の二人の大王のことを思いました。するとその二人の大王もまた「毘沙門王が、私たちのことを思っておられる」と感じ取り、すぐに自分たちが統率する小天王たちや天の衆生たちのことを思いやりました。すると、その小天王たちや天の衆生たちもまた「我らが大天王が、私たちのことを思っておられる。すぐに伺うべきだ」と考え、それぞれ宝の飾りで身を飾り、整えてから毘樓勒迦と毘樓博叉の二人の大王のもとへ集まりました。その時、二人の天王は小天王たちやその他の天の衆生が皆、集まったのを知ると、自らも身を飾り、多くの宝飾を身にまとい、乗り物に乗って、群衆に囲まれながら、共に毘沙門大天王のところへ向かいました。到着すると、前に進み出て、それぞれが静かにその場に留まりました。

「爾時，毘沙門大天王，見二天王及其天眾皆已集會，亦自念其所領小王及諸天眾。爾時，北方諸小天王及其天眾，即作是念：『毘沙門大天王今念我等。』如是知已，各著種種眾寶瓔珞，莊嚴其身，俱共往詣毘沙門大天王前，默然而住。

> その時、毘沙門天大天王は、二人の天王とその天の民たちが皆集まったのをご覧になり、自らの管轄下にある小王や天の民たちのことをお考えになりました。すると、北方の小王たちとその天の民たちは、こう思いました。「毘沙門天大天王が今、私たちのことをお考えになっている」。そう知ると、彼らはそれぞれ様々な宝の瓔珞を身に着けて身を飾り、皆で一緒に毘沙門天大天王の前に参り、静かに立っていました。

「爾時，毘沙門大天王，即亦自著眾寶瓔珞莊嚴其身，駕種種乘，與提頭賴吒、毘樓勒迦、毗樓博叉等，四大天王，各將所屬諸天王眾，前後圍遶，皆共往詣迦毘延多園苑。到已在苑門前，暫時停住。諸比丘！其迦毘延多苑中，自然而有三種風輪，謂開、淨、吹。開者開彼園門；淨者淨其園地；吹者吹其園樹，令花飄颺。諸比丘！迦毘延多苑中所散眾花，積至于膝，種種香氣，周遍普熏。

> その時、毘沙門天大天王もまた、自ら多くの宝の装飾品を身にまとって身を飾り、さまざまな乗り物に乗りました。そして、提頭頼吒、毘楼勒迦、毘楼博叉という四大天王たちと共に、それぞれ配下の諸天の王たちを従え、前後に囲まれながら、皆一緒に迦毘延多の園林へと向かいました。到着すると、園の門の前でしばらく立ち止まりました。 比丘たちよ、その迦毘延多の園林の中には、自然に三つの風の輪が生じていました。すなわち、開く風、清める風、吹き散らす風です。開く風はその園の門を開き、清める風は園の地を清め、吹き散らす風は園の木々を揺らして花々を舞い散らせました。 比丘たちよ、迦毘延多の園林に散らばった多くの花々は、膝の高さまで積もり、さまざまな香りが周囲に広くあまねく漂いました。

「爾時，毘沙門大天王、提頭賴吒天王、毘樓勒迦天王、毗樓博叉天王等，與諸小王及眾眷屬圍遶，共入迦毘延多苑中，澡浴遊戲，種種受樂。在彼園中澡浴訖已，或復一月二月三月，遊戲受樂，隨心所欲，恣意遊行。

> その時、毘沙門天大天王、提頭頼吒天王、毘楼勒迦天王、毘楼博叉天王らは、多くの小王や眷属たちに囲まれながら、共に迦毘延多苑の中へ入りました。そしてそこで水浴びをし、遊び楽しみ、様々な楽を受けて過ごしました。その園で水浴びを終えた後、ある者は一ヶ月、ある者は二ヶ月、三ヶ月と、心のままに遊び楽しみ、自由に思いのまま行動しました。

「諸比丘！毘沙門王，有五夜叉，恒常隨逐，侍衛左右，為防護故。何者為五？一名五丈、二名曠野、三名金山、四名長身、五名針毛。諸比丘！毗沙門天王，遊戲去來，常為此等五夜叉神之所守護。

> 「比丘たちよ、毘沙門王のもとには、五匹の夜叉が常に従い、左右におり、彼を守護している。その五匹とは、第一に五丈、第二に曠野、第三に金山、第四に長身、第五に針毛という。比丘たちよ、毘沙門天王が遊戯し、あるいは行き来するときにも、これらの五夜叉の神々によって常に守護されているのである。」