「阿毘達磨發智論」について
唐 · 迦多衍尼子造 著 · 底本の訳者:玄奘
15.9 万字 · 約 531 分
『アビダルマ発智論』は迦多衍尼子によって著され、説一切有部の根本論典です。唐代の玄奘三蔵が漢訳しました。この論は仏滅後約三百年頃に成立し、有部の教義を体系的に総括し、諸法の実相を明らかにしています。蘊・処・界・業・煩惱などの核心的な主題を網羅し、問答形式を用いて精密に分析しています。阿毘達磨論書の最高峰と尊ばれ、六足論と並び称され、有部の理論的礎を構成しました。後世の部派仏教や大乗の論師たちに深遠な影響を与え、小乗哲学を研究する上で重要な権威典籍となっています。