雜法第九
雑法第九
乞作小房羯磨文
小房建立のための羯磨文を授けます。
大德僧聽!我比丘某甲,自乞作屋,無主,自為己,我今從眾僧乞知無難、無妨處。(第二、第三,亦如是說。僧當觀此比丘,若可信,即聽;若不可信,一切僧應到彼處看,若遣可信者看。看已,應作羯磨。)
大徳僧よ、お聞きください。この比丘、某甲は、施主なく自らが自分のために住む家を建てようと願い、僧伽に無難で妨げのない場所を認めていただくことを乞います。(第二回、第三回も同様に唱える。僧伽はこの比丘が信頼できるかどうかを見極め、認めるかどうかを決めなさい。もし信頼できないと判断したなら、僧伽全員がその場所を見に行くか、あるいは信頼できる者を遣わして確認させなさい。確認の後、正式な手続き(羯磨)を行いなさい。)
大德僧聽!比丘某甲,自乞作屋,無主,自為己,今從眾僧乞處分無難、無妨處。若僧時到僧忍聽,僧今與比丘某甲,處分無難、無妨處。白如是。
大徳なる僧伽よ、お聞きください。比丘某甲は、自ら小屋を建てることを願い出ました。施主はおらず、自らのために建てるものです。今、僧伽に対し、困難も妨げもない場所の割り当てを請い願います。もし僧伽が時機を得て、これを忍び聴くならば、僧伽は今、比丘某甲に、困難も妨げもない場所を割り当てます。以上、申し上げます。
大德僧聽!此比丘某甲,自乞作屋,無主,自為己,今從眾僧乞處分無難、無妨處;僧今與比丘某甲,處分無難、無妨處。誰諸長老忍僧與比丘某甲,處分無難、無妨處者默然,誰不忍者說。僧已忍與比丘某甲,處分無難、無妨處竟。僧忍,默然故,是事如是持。(次後大房羯磨,文與此同,但稱有主為異。)
大徳僧よ、よくお聞きください。この比丘某甲は、自ら小屋の建立を乞い、施主なく、自らのために建てようとしています。今、僧伽に、困難なく妨げのない場所の処分を乞います。僧伽は今、比丘某甲に、困難なく妨げのない場所の処分を与えます。長老方の中で、僧伽が比丘某甲に困難なく妨げのない場所の処分を与えることに忍可される方は黙然とされ、忍可されない方はお述べください。僧伽は、比丘某甲に困難なく妨げのない場所の処分を与えることに忍可を終えました。僧伽が忍可され、黙然とされたゆえに、この事はこのように保持されます。(次に続く大房の羯磨の文はこれと同じですが、施主があることを称える点が異なります。)
足食已受殘食文(應持食至彼比丘所,應作如是言:)
食を足し、既に残りの食を受けんとす。(食を持ちてかの比丘の所に至り、かくの如く言うべし:)
大德!我已足食,大德看是知是,作餘食法。(彼應取少許食已,語言:)我已食止,汝可食之。
大徳よ、私はもう十分にいただきました。大徳は、これを知り、余った食事の処理をなさってください。(彼は少しの食事を取った後、こう言うべきです:)私はもう食事を終えました、どうぞこれを召し上がってください。
受請已作殘食文(應持食至彼比丘前,作如是言:)
供養を受けた後、残りの食事についての言葉を述べます(食事を持ってその比丘の前に至り、このように言うべきです:)
長老!我已受請,長老看是知是,作餘食法。(彼應取少許食已,語言:)我已食止,汝可食之。
長老、私はすでに食事の招待を受けました。長老はこのことをご存じで、残りの食事をいただく作法をなさいますように。
(彼は少しの食事を取った後、こう言うべきです:)私はもう食事を終えました。あなたがいただいてください。
受請已食前食後入他家囑文
食事の供養を受けた後、食事の前後に他家に入る際の注意事項
長老一心念!我某甲,已受某甲請,有緣事,欲入某甲聚落,至某甲家,白長老令知。
長老、お知らせいたします。 私は、某甲様よりご招待を受け、縁あって某甲様の集落へ参り、某甲様のお宅に伺うことになりました。 長老にご報告申し上げます。
非時入村囑授文
非時入村のための授戒文
長老一心念!我某甲,非時入某甲聚落,至某甲家,為如是緣事,白長老令知。
長老、お心に留めてください。私は(名前)が、不適切な時間に(集落名)に入り、(家の主の名前)の家を訪れ、このような事情により参りましたことを、長老にお伝えし、ご了承いただきます。