曇順法師
曇順法師
法師曇順。黃龍人。幼出家承訓羅什講釋群經妙盡色空無著之旨。什歎曰。此子奇器也。後來廬山同脩淨業。寧蠻校尉劉遵孝於江陵立寺。要師經始。盛弘念佛三昧之道。宋元嘉二年。別眾坐逝。異香滿室。春秋七十九。
曇順という僧がいた。黄龍の生まれである。幼い頃に出家し、羅什の教えを受け継いで多くの経典を講じ解釈した。その中で「色」と「空」の教えや、「無著」の要諦を見事に説き明かした。羅什も嘆息して言った。「この子はまことに非凡な器だ」と。後に廬山に至り、共に浄業を修めた。寧蛮校尉の劉遵孝が江陵に寺を建立した折、師に請うて建立を始めた。そして、仏の念を修める三昧の道を大いに広めた。宋の元嘉二年、人々に別れを告げて座ったまま命終した。その際、異様な香りが部屋中に満ちた。春秋七十九であった。