No. 930-A十不二門樞要敘
十不二門解釋而眾者。安不由文以意為主。悟意不侔文隨意變。故諸先達不克自默。今亦然也。十門之作正為于觀。故曰觀心。乃是教行樞機。輙以樞要名云。
紹興戊午八月丙辰墨禪齋敘No. 930
十不二門樞要卷上
東掖虎溪沙門 了然 述
宋 · 了然述 著
4.5 万字 · 約 151 分
了然法師による『十不二門枢要』は、宋代天台宗の重要な論釈であり、『法華玄義』における十不二門の円融思想を体系的に解明したものです。その内容は、理と事が不二であること、色と心が一如であることを核心とし、天台宗の性具実相の学説を顕かにし、迷いと悟りが一体であること、凡夫と聖人が平等であることを強調しています。本書は、教えと観法を平易に深く円融させ、止観の修習に理論的根拠を提供しており、天台教義体系における枢要の著作です。後世の天台学の発展に深遠な影響を与え、「天台円教思想を理解するための鍵となる入門典籍」と称されています。