「顯揚聖教論」について
唐 · 無著菩薩造 著 · 底本の訳者:玄奘
13.8 万字 · 約 460 分
『顕揚聖教論』は、インド大乗仏教瑜伽行派の論師、無著菩薩によって造られました。唐代の玄奘法師が漢訳したこの論書は、弥勒菩薩の『瑜伽師地論』の要旨に依り、瑜伽行派の教義を体系的に説いています。内容は、境・行・果の三大部分にわたり、あらゆる現象は唯識であるという道理と、修行による悟りに至る階梯を詳しく解き明かしています。瑜伽行派の重要な論書の一つとされ、漢伝仏教における唯識学の発展に深い影響を与えました。法相宗の核心思想を研究するうえでの権威ある典籍です。