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衆経撰雑譬喻 (眾經撰雜譬喻)


(五)

(五)

貧窮之人割輟身口,持用布施其福無量。譬如往昔國王設會,諸佛及僧種種供養。時有一貧窮老母都無所有,常仰乞索以自活命。聞王請佛設會,心生歡喜意欲勸助,自惟無物,正有少豆欲勸助,而門人不聽前。於是佛見其善心,即以神力令此大豆遍墮眾食器之中。王見此豆即瞋厨兵:「何以使食中有此豆耶?」佛語王言:「非厨兵過也!乃是外貧窮老母所施。聞王設會無以勸助,持此少豆勸助於王,是以食中有此豆耳!」佛語大王:「此老母所施雖微,得福良多於大王。」王言:「何得多種種餚饍供養而得福少,此老母以少許物布施返得福多?」佛語王言:「王雖種種供養,盡出百姓於王無損;此老母貧窮正有少許豆,盡持勸助,是故得多。王得福少。」佛為王種種說法,王及老母皆得道跡。是以修福種德惟在至心,達解法相何憂不果?

貧しい人が、自分が食べるものを惜しみながらも、それを差し出して布施を行えば、その福徳は計り知れません。

たとえば、昔ある国王が法会を開き、諸仏や僧侶たちにさまざまな供養をしたときのことです。そこに一人の貧しい老母がいましたが、何ひとつ持っておらず、いつも物乞いをして命をつないでいました。その老母は、国王が仏を招いて法会を開くという話を聞き、心から喜び、何か協力したいと思いました。しかし自分には何もなく、ただわずかな豆だけがありました。その豆を差し出そうとしたところ、門番に中に入れてもらえませんでした。

すると仏はその老母の善い心を見抜き、神力によって、そのわずかな豆をすべての食べ物の器の中に散らばらせました。国王はその豆を見て、料理人に怒りました。「なぜ食べ物の中にこんな豆が入っているのか」と。

仏は国王に言いました。「これは料理人の過ちではありません。外にいる貧しい老母が施したものです。彼女は国王が法会を開くのを聞き、何も差し出せるものがないので、このわずかな豆を持って、国王の功徳に加わりたいと思ったのです。だから食べ物の中にこの豆があるのです」と。

そして仏はさらに言いました。「この老母の施しはごくわずかですが、その福徳は大王よりもはるかに大きいのです」と。

国王は尋ねました。「どうして、あらゆる美味を用意して供養した私の福徳が少なく、この老母がわずかな物を布施しただけで、かえって多くの福徳を得るのですか?」

仏は国王に答えました。「王はさまざまな供養をなさいましたが、それらはすべて民から取り立てたものであり、王自身には何の負担もありません。しかしこの老母は、貧しくてわずかな豆しか持っていなかったのに、そのすべてを差し出して善行に加わったのです。だからこそ、その福徳は多いのです。王の福徳は少ないのです」と。

仏は国王のために、さまざまな教えを説かれました。国王も老母も、悟りの道を得ました。

このように、福を積み徳を養うことは、ただ誠実な心が大切なのです。道理を理解し、悟りを求めれば、どうして願いが成就しないことがありましょうか。


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