大樓炭經災變品第十二
大樓炭経 災変品第十二
佛語比丘:「天地有三災變。何等為三?一者火災變、二者水災變、三者風災變,是為三災變。災變時人會三處。何等為三?遭火災變時,人悉上第十五阿衛貨羅天上,聚會眾多;遭水災變時,人悉上第十九首皮斤天上,聚會眾多;遭風災變時,人悉上第二十三維呵天上,聚會眾多。遭火災變時,天下人皆行非法,邪見不見正,犯十惡事。用人民皆行非法,奉邪見不見三行,行十惡事故,天雨不時節。天不雨已後,是天下所有樹木草藥萬物,皆枯死不復生。」
仏は比丘たちに告げられた: 「天地には三つの災いの変化がある。何が三つか。一つは火災の変化、二つは水災の変化、三つは風災の変化である。これが三つの災いの変化である。 災いの変化の時、人々は三つの場所に集まる。何が三つか。火災の変化に遭う時、人々は皆、第十五の阿衛貨羅天に上り、大勢が集まる。水災の変化に遭う時、人々は皆、第十九の首皮斤天に上り、大勢が集まる。風災の変化に遭う時、人々は皆、第二十三の維呵天に上り、大勢が集まる。 火災の変化に遭う時、天下の人々は皆、正しい法に背き、邪な見解を持って正しい道を見失い、十の悪事を犯す。人々が皆、正しい法に背き、邪な見解に従って三つの正しい行いを見失い、十の悪事を行うため、天の雨は時節に合わず降らなくなる。天が雨を降らさなくなると、この天下のすべての樹木、草薬、万物は、枯れ死んで再び生えることはない。」
佛告比丘言:「是為非常、無堅固、不得久,是為老極,故當創厭,至令一切度,自求解脫矣。久久不可計,大亂風起,入大海三百三十六萬里,取日大城郭,上須彌山邊百六十八萬里,著本日道中。用是故,世間有兩日出,日出之後,諸渠小河水,皆枯竭無有水。」
仏は比丘たちに言われた。「これは無常であり、堅固でなく、永続きしないものだ。これが老いの極みであり、だからこそ嫌悪すべきであり、ついにはすべてを超え、自ら解脱を求めなければならない。長い長い、計り知れない時が過ぎ、大風が吹き荒れ、大海に三百三十六万里も入り込み、太陽の大城郭を掴み取り、須弥山の辺りから百六十八万里の高みへと運び、もとの太陽の道に置く。このゆえに、世の中に二つの太陽が現れる。二つの太陽が出た後、あらゆる川や小さな流れは、すべて枯れ果て、水はなくなる。」
佛言:「是為非常、無堅固、不得久,是為老極,故當創厭,至得解脫自然之道。後時久久,不可復計,大亂風起,吹彼大海水三百三十六萬里,入取日大城郭,上須彌山王邊百六十八萬里,著日城郭道中。用是故,世間有三日出,諸有大河江流,邪遠、阿夷趣、摩醯、和叉、信他、流江,皆枯盡無有餘也。」
仏陀は言われた。「これは常なるものではなく、堅固でもなく、長くは続かない。これこそが老いの極みである。だからこそ、これを厭い離れ、解脱の自然の道を得るべきである。その後、はるか遠い、計り知れない時を経て、大いなる乱れた風が起こり、大海の水を三百三十六万里吹き上げ、日を収める大城郭に取り込み、須弥山王の辺り百六十八万里に至り、日の城郭の道中に置く。このため、世の中に三つの日が現れ、あらゆる大河や江の流れ、すなわち邪遠、阿夷趣、摩醯、和叉、信他、流江などは、すべて枯れ尽きて何も残らなくなる。」
佛語比丘:「非常、無堅固乃如是,是為老極。故當創厭遠之,至得解脫自然之道矣。後復久久不可計,有大亂風起,吹海水,波三百三十六萬里,入取日大城郭,出上須彌山王邊百六十八萬里,著日道中。用是故,世間有四日出,諸流泉大泉,及阿耨達池、紅蓮華池、青蓮華池、白蓮華池、黃蓮華池、摩那街大池、那利大池,皆枯盡無餘也。」
仏は比丘たちに告げられた。「無常であり、堅固でないことはこのようである。これこそが老いの極みである。だからこそ、早く厭離の心を起こし、遠ざかるべきである。そうして解脱の自然の道を得るに至るのだ。その後、さらに久しく計り知れない時を経て、大いなる乱風が起こり、海水を吹き上げ、波は三百三十六万里に及び、日輪の大城郭を飲み込み、須弥山王の辺りから百六十八万里の高みに噴き上げられ、太陽の軌道に落ち着く。このゆえに、世の中に四つの太陽が現れ、あらゆる泉や大河、そして阿耨達池、紅蓮華池、青蓮華池、白蓮華池、黄蓮華池、摩那街大池、那利大池は、すべて枯れ果て、何一つ残らなくなるのである。」
佛語比丘:「非常、無堅固乃如是,不可得久,是為老極。故當創厭遠,至得解脫自然之道矣。後復久久不可計,大亂風起,吹大海水,波三百三十六萬里,入取日大城郭,上須彌山王邊百六十八萬里,著日道中。用是故,世間有五日出,大海水稍減,四千里、八千里、萬二千里、至減二萬八千里。」
お釈迦様は比丘たちにおっしゃいました。「無常であり、堅固でないことはこのようである。長く保つことは得られない。これこそが老いの極みである。だからこそ、早く厭離の心を起こし、解脱の自然の道を得るに至るべきである。その後、さらに久しく計り知れない時が経つと、大きな乱風が起こり、大海の水を吹き上げ、波は三百三十六万里に及び、日輪の大城郭を取り込み、須弥山王の辺り百六十八万里に至り、太陽の道中に落ち着く。このため、世の中に五つの太陽が現れ、大海の水は次第に減り、四千里、八千里、一万二千里、ついには二万八千里まで減るのである。」
佛語比丘:「非常、無堅固乃如是,不可得久,是為老極。故當創厭遠,至得解脫自然之道矣。五日出時,燋大海水,至餘有二萬八千里、萬八千里、萬四千里、八千里、四千里。有時海水稍減,餘有七樹六樹五樹四樹三樹二樹一樹後稍減,餘有七人六人五人四人三人二人一人。海水餘有沒一人,後稍減至人腰,稍至人膝,後餘有少許水。譬如天雨牛蹄中水,後稍減久久,大海水皆盡,不能濕人指。譬如脂膏之汁著大火中即無烟矣。」
仏は比丘たちに言われた。「無常であり、堅固でないとはこのようなものだ。長く保つことはできない。これこそが老いの極みである。だからこそ、早く厭離の心を起こし、解脱の自然の道を得るべきである。五日目の太陽が現れるとき、大海の水は焦げつき、残るは二万八千里、一万八千里、一万四千里、八千里、四千里となる。ある時、海水は次第に減り、残るは七本の木、六本、五本、四本、三本、二本、一本の木となり、その後さらに減って、残るは七人、六人、五人、四人、三人、二人、一人となる。海水は一人が沈むほど残り、その後さらに減って人の腰の高さに、次いで膝の高さになり、その後わずかな水が残る。まるで天の雨が牛の蹄の窪みに溜まる水のようだ。その後、長い時を経て、大海の水はすべて尽き、人の指を濡らすこともできなくなる。ちょうど脂膏の汁が大火の中に落ちれば、たちまち煙もなく消えるかのように。」
佛語比丘:「非常、無堅固乃如是,故當創厭遠,至得解脫自然之道矣。後復甚久久不可計,大亂風吹大海水,波三百三十六萬里,入取日大城郭,上須彌山王邊百六十八萬里,著日道中。用是故,世間有六日出,四大天下及八萬城,大山及須彌山王,皆燒炙出烟。譬如大陶家初然火出烟狀。」
お釈迦さまは比丘たちに言われました。「この世は無常で、何一つ確かなものはありません。まさにこの通りです。ですから、この世に執着する心を断ち切り、遠く離れ、解脱し、自然の道を歩むべきです。その後、計り知れないほど長い時が経ち、大乱風が大海の水を吹き上げ、波が三百三十六万里に達し、日輪の大城郭を取り囲み、須弥山王の辺りまで百六十八万里に及んで、太陽の道に至ります。このため、世に六つの太陽が現れ、四大天下と八万の城、大山と須弥山王までもが焼かれ、煙を上げるのです。まるで、大きな陶器窯に火を点けた時、最初に煙が立ち上るようなものです。」
佛語比丘:「如是世間有六日出時,燒炙四大天下及八萬城諸、大山須彌山王,皆烟出。譬如脂膏濕著大火中即無烟矣。」
お釈迦さまは比丘たちにこうおっしゃいました。「この世には六つの太陽が昇る時があり、その時には四大天下と八万の城、そしてすべての大山、須弥山王までもが焼け焦がされ、煙を上げるのです。まるで、脂や油が湿ったまま大火の中に投げ入れられると、たちまち煙を上げずに燃え尽きるかのように。」
佛語比丘:「非常、無堅固,故當創厭,求索解脫得自然之道矣。後復甚久久,有大亂風起,吹大海水,波三百三十六萬里,入取日大城郭,出上須彌山王邊,著日道中。用是故,世間有七日出,四大天下及八萬城,諸大山須彌山王嶔峨動搖。譬如大鼎鑊熾其火,鑊沸踊躍,七日出時如是也。四天下、忉利天、焰天、兜率天、尼摩羅天、波羅尼蜜天、梵迦夷天宮,皆嶔峨動搖也。風高諸天宮,上著阿衛貨羅天。彼諸初生天子,見火皆恐怖,先生諸天語初生天子:『汝莫怖恐,我昔更見燒時,火齊此不過。』爾時,四大天下及八萬城諸大山及須彌山,皆嶔峨動搖。須彌山王四千里一崩墮,八千里、萬二千里、萬六千里、二萬四千里、三萬八千里而崩墮。譬如脂膏濕著大火中,即無烟亦無餘矣。」
仏は比丘たちに告げられた。「無常であり、堅固ではない。だからこそ、厭離の心を起こし、解脱を求め、自然の道を得るべきである。その後、さらに長い時を経て、大いなる乱風が起こり、大海の水を吹き上げ、波は三百三十六万里に及び、太陽の大城郭を飲み込み、須弥山王の辺りに押し上げられ、太陽の道に至る。この故に、世間に七つの太陽が現れ、四大天下と八万の城、諸々の大山と須弥山王は揺れ動く。まるで大きな釜に火が燃え盛り、釜の湯が沸き踊るように、七つの太陽が現れる時もそのようである。四天下、忉利天、焔天、兜率天、尼摩羅天、波羅尼蜜天、梵迦夷天の宮殿も、すべて揺れ動く。風は諸天の宮殿を高く巻き上げ、阿衛貨羅天に至る。そこで初めて生まれた天子たちは火を見て恐怖するが、先に生まれた諸天は初生の天子たちに言う。『恐れるな。我々はかつて焼かれた時を見たが、火はここまでには及ばなかった。』その時、四大天下と八万の城、諸々の大山と須弥山は、すべて揺れ動く。須弥山王は四千里ごとに崩れ落ち、八千里、一万二千里、一万六千里、二万四千里、三万八千里と崩れ落ちる。まるで脂膏が湿ったまま大火の中に投げ込まれると、煙も残りもなくなるように。」
佛語比丘:「所有非常、無堅固乃如是,是為老極。故當創厭遠,至得解脫自然之道。誰當信世間有七日出時?獨有見者信之耳!誰當信四大天下及八萬城諸,大山及須彌山王燒出烟?獨有見者信之耳!誰當信四大天下及八萬城諸,大山及須彌山王,嶔峨動搖?及四天王、忉利天、焰天、兜率天、無貢高天、他化自轉天、梵迦夷天,皆嶔峨動搖,風舉諸天宮,上十五阿衛貨羅天上者?獨有見者信之耳!誰當信須彌山王盡破壞,無復有燋山土處,諸泥犁一切皆破滅盡已,後畜生禽獸皆復滅盡已,然後餓鬼皆復滅盡已,後阿須倫皆復滅盡已,後人皆死盡,及四王天、忉利天、焰天、兜率天、無貢高天、他化自轉天、梵迦夷天人皆滅盡,是謂天地燒,人皆會一處。然後甚大久久,有大雲起放大雨,其渧大如車輪滿諸江海,稍稍聚水,上至梵迦夷天,復至第十五光明聲天上。其水四面有風形持之,第一風名住風,二者助風,三者不動風,四者堅風,是為四。後久久大復久,數千萬歲,水稍稍耗減無央數百千由旬。有風名僧竭,周匝四面起吹,水稍稍減,其上波起生厚沫,化作七寶交露。如是轉上至第七天上,造作宮殿。後久久數千萬歲,水稍稍耗減數百千由旬,數百千由旬。亂風從四面起,吹撓水上生厚沫,化為七寶,金銀琉璃水精車𤦲馬瑙赤真珠,成為交露。金風持造第六波羅尼和耶越天人所居處。後久久甚遠,數千萬歲,水稍稍減;亂風名蔡竭,從四面來,吹水上波起生厚沫,化為七寶,金銀琉璃水精赤真珠車𤦲馬瑙,成為交露舍;亂風持上第五天上,造作天人宮殿竟。後久久數千萬歲,水下遂耗減;亂風從四面來,吹水上波起生厚沫,化為七寶,持上造作第四兜率天上、第三焰天,作宮殿。後復久久數萬歲,水下稍稍耗減數千萬由旬;亂風從四面來,吹水上波起生厚沫,化為四寶,一者黃金,二者白銀,三者琉璃,四者水精。亂風持以於世間天中央,造作須彌山王,高三百三十六萬里,廣縱亦三百三十六萬里,其東脅天白銀、南脅天青琉璃、西脅天水精、北脅天黃金。復久久數千萬歲,水下遂稍稍減數千萬由旬;亂風從四面來,吹撓其水,上生厚沫,化為七寶,金銀琉璃水精赤真珠車𤦲馬瑙,成交露;亂風持上須彌山王上,造作第二忉利天宮殿竟。後復久久數千萬歲,水下稍稍耗減,數千萬由旬;亂風從四面來,吹撓其水上波起生厚沫,化為七寶成交露;亂風持上須彌山王,百六十八萬里中半,造作第一天上人宮殿竟。後復久久數千萬歲,水下稍稍耗減;亂風從四面來,吹撓其水上波起生厚沫,化為金剛;亂風於四大天下,及八萬城外,造作山高六百八十萬由旬凡合而四匝,名大鐵圍山。後復久久數千萬歲,水下稍稍耗減;亂風從四面來,吹撓其水上波起生厚沫,化為金剛;亂風復取於四大天下,及八萬城外,凡匝四合,復造作第二大山,其山高六百八十萬由旬。其後水下稍稍耗減,數千萬歲;亂風從四面來,吹撓其水上波起生厚沫,化為七寶,金銀琉璃水精赤真珠車𤦲馬瑙,圍繞造作八重山,高百六十八萬里,名阿多利,甚姝好。其水下遂稍稍減,數千萬里;亂風從四面來,吹撓其水上波起生厚沫,化為七寶。持著阿多利山周匝,造作第二山,名伊沙多,高百三十四萬里,甚姝好。第三山名喻漢多,高四十八萬里,廣亦四十八萬里。第四山名善見,高二十四萬里,廣亦二十四萬里。第五寶山名阿波尼,高十二萬里,廣亦十二萬里。第六寶山名尼彌多羅,高四萬四千里,廣亦四萬四千里。第七寶山名維那兜,高二萬二千里,廣亦二萬二千里。第八寶山名遮迦和,高萬二千里,廣亦萬二千里。後水稍稍減;亂風四面來,吹其水上生厚沫,化為厚土因成地,深六百八十萬由旬,其邊不可限。亂風大起,吹掘損其地,大深三百三十六萬里,長亦三百三十六萬里,天下諸水皆流歸之,正滿因成大海。
仏が比丘たちに告げられた:「すべてのものは無常であり、堅固なものはない。これが老いの極みである。だからこそ、早く厭離の心を起こし、解脱の自然の道を得るべきである。誰が信じられようか、世間に七つの太陽が現れる時を?ただそれを見た者だけが信じるのである。誰が信じられようか、四大天下と八万の城、諸々の大山と須弥山王が焼けて煙を上げるのを?ただそれを見た者だけが信じるのである。誰が信じられようか、四大天下と八万の城、諸々の大山と須弥山王が揺れ動き、四天王天、忉利天、焔天、兜率天、無貢高天、他化自在天、梵迦夷天までもが揺れ動き、風が諸々の天宮を吹き上げ、十五阿衛貨羅天に至るのを?ただそれを見た者だけが信じるのである。
誰が信じられようか、須弥山王が完全に破壊され、焼け焦げた山や土の跡もなくなり、すべての地獄が破滅し尽くされ、その後、畜生や禽獣もまた滅び尽くされ、その後、餓鬼もまた滅び尽くされ、その後、阿修羅もまた滅び尽くされ、その後、人間もすべて死に尽くし、四王天、忉利天、焔天、兜率天、無貢高天、他化自在天、梵迦夷天の天人もすべて滅び尽くす、これが天地が焼け尽き、すべての者が一か所に集まる時であると。
その後、非常に長い長い時が経ち、大きな雲が起こって大雨を降らせ、その雨滴は車輪のように大きく、すべての江や海を満たす。水は次第に集まり、上は梵迦夷天にまで至り、さらに第十五の光明声天にまで至る。その水の四面には風が形を保ち支える。第一の風は住風、第二は助風、第三は不動風、第四は堅風、これが四風である。
その後、長い長い時が経ち、数千万年の後、水は次第に減り、無数の百千由旬が減る。僧竭という名の風が周囲から吹き起こり、水は次第に減り、その上に波が立ち厚い泡が生じ、七宝の交露(宮殿)に変わる。このようにして上へと転がり、第七天に至り、宮殿が造られる。
その後、長い長い時が経ち、数千万年の後、水は次第に減り、数百千由旬、数百千由旬と減る。乱風が四面から吹き起こり、水をかき混ぜて厚い泡を生じさせ、七宝(金、銀、瑠璃、水晶、車𤦲、瑪瑙、赤真珠)に変え、交露となる。金風がそれを持ち、第六波羅尼和耶越天の人の住処を造る。
その後、非常に遠い長い時が経ち、数千万年の後、水は次第に減る。蔡竭という名の乱風が四面から来て、水の上に波を起こし厚い泡を生じさせ、七宝(金、銀、瑠璃、水晶、赤真珠、車𤦲、瑪瑙)に変え、交露の舎となる。乱風がそれを持ち上げ、第五天に造り、天人の宮殿を完成させる。
その後、長い長い時が経ち、数千万年の後、水は遂に減り続ける。乱風が四面から来て、水の上に波を起こし厚い泡を生じさせ、七宝に変え、それを持ち上げて第四兜率天と第三焔天に宮殿を造る。
その後、また長い長い時が経ち、数万年の後、水は次第に減り、数千万由旬減る。乱風が四面から来て、水の上に波を起こし厚い泡を生じさせ、四宝(一に黄金、二に白銀、三に瑠璃、四に水晶)に変える。乱風がそれを持ち、世間の天の中央に須弥山王を造る。高さ三百三十六万里、広さも三百三十六万里。その東の脇は天の白銀、南の脇は天の青瑠璃、西の脇は天の水晶、北の脇は天の黄金である。
また長い長い時が経ち、数千万年の後、水は遂に次第に減り、数千万由旬減る。乱風が四面から来て、その水をかき混ぜ、上に厚い泡を生じさせ、七宝(金、銀、瑠璃、水晶、赤真珠、車𤦲、瑪瑙)に変え、交露となる。乱風がそれを持ち上げ、須弥山王の上に第二忉利天の宮殿を完成させる。
その後、また長い長い時が経ち、数千万年の後、水は次第に減り、数千万由旬減る。乱風が四面から来て、その水の上に波を起こし厚い泡を生じさせ、七宝に変え交露となる。乱風がそれを持ち上げ、須弥山王の百六十八万里の中腹に、第一天の人の宮殿を完成させる。
その後、また長い長い時が経ち、数千万年の後、水は次第に減る。乱風が四面から来て、その水をかき混ぜ、上に厚い泡を生じさせ、金剛に変える。乱風が四大天下と八万の城外に、高さ六百八十万由旬の山を造り、四方を囲む。名を大鉄囲山という。
その後、また長い長い時が経ち、数千万年の後、水は次第に減る。乱風が四面から来て、その水をかき混ぜ、上に厚い泡を生じさせ、金剛に変える。乱風が再び四大天下と八万の城外を取り、四方を囲み、第二の大山を造る。その山の高さは六百八十万由旬である。
その後、水は次第に減り、数千万年が経つ。乱風が四面から来て、その水をかき混ぜ、上に厚い泡を生じさせ、七宝(金、銀、瑠璃、水晶、赤真珠、車𤦲、瑪瑙)に変える。それを持ち回り、八重の山を造る。高さ百六十八万里、名を阿多利といい、非常に美しい。その水は遂に次第に減り、数千万里減る。乱風が四面から来て、その水をかき混ぜ、上に厚い泡を生じさせ、七宝に変える。それを持ち、阿多利山の周囲に第二の山を造る。名を伊沙多といい、高さ百三十四万里、非常に美しい。第三の山は名を喻漢多といい、高さ四十八万里、広さも四十八万里。第四の山は名を善見といい、高さ二十四万里、広さも二十四万里。第五の宝山は名を阿波尼といい、高さ十二万里、広さも十二万里。第六の宝山は名を尼弥多羅といい、高さ四万四千里、広さも四万四千里。第七の宝山は名を維那兜といい、高さ二万二千里、広さも二万二千里。第八の宝山は名を遮迦和といい、高さ一万二千里、広さも一万二千里。
その後、水は次第に減る。乱風が四面から来て、その水の上に厚い泡を生じさせ、厚い土に変え、それによって大地ができる。深さ六百八十万由旬、その辺際は限りがない。乱風が大いに吹き起こり、その大地を掘り損ない、深さ三百三十六万里、長さも三百三十六万里の大きな穴ができる。天下のすべての水はそこに流れ込み、満ちて大海となる。
「海水何故鹹?鹹一味有三事。一者海中有大魚,身長四千里者、八千里者、萬二千里者、萬六千里者、二萬里者、二萬四千里者、二萬八千里者、三萬二千里者,皆清淨溺海中,故海水鹹。二者雲起覆諸海放大雨,其雲上至阿迦尼吒天,放雨大如車軸,洗蕩須彌陀稱諸天宮、阿答和天、阿比波天、首陂斤天、惟呵鉢天、阿陂陂天、梵迦夷天,下至四王天,其鹹水悉流入大海故,海水鹹一味。復次,昔者得仙道人能呪,呪使海水鹹一味,故海水鹹一味。是為三事。」
海水はなぜ塩辛いのか?その塩辛さは一つの味わいだが、三つの理由がある。
第一に、海には巨大な魚が棲んでいる。その体長は四千里、八千里、一万二千里、一万六千里、二万里、二万四千里、二万八千里、三万二千里にも及ぶ。これらの魚は皆清らかであり、海の中で排泄するため、海水が塩辛くなる。
第二に、雲が湧き起こって海を覆い、激しい雨を降らせる。その雲は阿迦尼吒天にまで達し、車軸ほどの大雨を降らす。その雨は須彌陀称諸天宮、阿答和天、阿比波天、首陂斤天、惟呵鉢天、阿陂陂天、梵迦夷天を洗い流し、下って四王天にまで至る。その塩辛い水がすべて大海に流れ込むため、海水は塩辛い味わいとなる。
さらに、昔、仙人の境地を得た者が真言を唱え、海水を塩辛い一味に変えた。それゆえ海水は塩辛い味わいとなった。
これが三つの理由である。
佛言:「天地共遭水災變時,天下人施行皆為眾善,好喜為道德,死後精神魂魄,皆上第十六天上為天人。泥犁中人,諸有含血喘息蠕動之類,死皆歸人形,復為眾善之行,好喜為道德,死皆上第十六天上為天人。阿須倫天人,及第一天上人,以上至第十五天上人,皆終已,其精神魂魄來下歸人形,施行積為眾善,好喜為道德,死皆復上第十六天上為天人,然後天下人乃盡。久久大雲復起,上行至故第十五天上。其雲下大沸灰雨,其渧大如車軸。天雨沸灰,如是久久數百千萬歲,諸四天下八萬城諸,大山及須彌山,從第十五天上,以下至四天下,皆麋爛消滅盡無餘。譬如以脂膏之汁置大火中,即無烟焰矣。誰當信此言者?獨有得自然之道者,乃信之耳!此謂天地遭水災變時,破壞終亡之要也。天地終亡破壞已後,得更始生之法。如遭火災變時,更生同法。始從第十五天上起成,下至第一天上,及阿須倫天,及造作四大天下,及八萬城諸大山、及須彌山,日月星宿乃見。下及天下諸所有萬物,至造竟鐵圍大山,此所謂天地遭水災變時,破壞終亡後,更始根本要也。」
仏は言われた。「天地がともに水災の変に遭う時、天下の人々は皆、多くの善行を実践し、道徳を好み喜んで行う。死後、その精神と魂魄は、すべて第十六天上に昇り、天人となる。地獄にいる人々や、血を含み呼吸し這い動くすべての生き物も、死後は皆、人間の姿に生まれ変わり、再び多くの善行を積み、道徳を好み喜んで行う。彼らも死後、第十六天上に昇り、天人となる。阿修羅の天人や、第一天上から第十五天上までの天人も、寿命が尽きると、その精神と魂魄は下界に降り、人間の姿に生まれ変わる。善行を積み重ね、道徳を好み喜んで行い、死後は再び第十六天上に昇り、天人となる。こうして天下の人々は尽き果てる。長い時を経て、再び大いなる雲が立ち上り、かつての第十五天上まで昇る。その雲からは熱い灰の雨が降り注ぎ、その滴は車軸のように大きい。天から熱い灰が降り注ぐ、この状態が長い間、数百千万年続く。四天下の八万の城や諸々の大山、そして須弥山は、第十五天上から下の四天下まで、すべて糜爛し消滅し尽くして、何も残らない。ちょうど脂膏の汁を大火の中に置けば、煙も炎もすぐに消えるようなものだ。誰がこの言葉を信じるだろうか?ただ自然の道を得た者だけが、これを信じるのである!これが、天地が水災の変に遭う時、破壊され終わり滅びる要諦である。天地が終わり滅び破壊された後、再び始まり生まれる法がある。火災の変に遭う時と同じ法によって、更生するのである。始まりは第十五天上から形成され、下へと第一天上、阿修羅天、そして四つの天下、八万の城や諸々の大山、須弥山が造られ、日月星宿が現れる。下って天下の万物すべてが造られ、ついに鉄囲の大山が造り終えられる。これが、天地が水災の変に遭う時、破壊され終わり滅びた後、再び根本から始まる要諦である。」
佛言:「天地共遭大風災變時,天下人施行有仕,平善慈仁常孝順,皆好喜為道,死精神皆上第十七天上為天人。泥犁中人,及諸有含血喘息蠕動之類,死皆歸人形,皆復為眾善之行,皆喜好為道德,死精神魂魄皆上第十七天上為天人。阿須倫天及第一天上,以上至第十六天上,人皆終亡,精神魂魄,來下歸人形施行積為善,喜好為道德,死皆得上第十七天上為天人,然後天下人乃盡。索久久大風起,名曰來柯沙,上行至故第十六天上,閃壞敗破散消滅,上悉盡之,無餘聲無響。久久如是大風吹,盡第十六天上人本所居處了,盡下至阿須倫天無餘,譬如大風吹微善,隨㵱消散微盡。誰當信此言者?獨有得自然之道者,乃信之耳!大風復吹破壞消滅,悉盡天下日月所照中萬物,四大天下及八萬城,諸大山及須彌山盡竟,鐵泰山,皆麋消滅亡,悉盡索無餘復。譬如大風吹微麮,隨㵱消散,微盡無餘矣!天地共遭大風災變時竟一劫後,復更始生之法。復如遭火災變後復更始生,一劫成竟,此所謂天地共遭大風,破壞終亡以三品,復更始生亦以三品。誰當信此言者?獨有已得自然之道者信之耳!天地共更始生,如始遭火災變時,後復更始生。亂風復起,造作之悉竟,後第十五天上人,其薄祿者,來下悉填滿。十一重天人所居上下悉充滿,及阿須倫天,在須彌山四面,本故所居處,悉皆充滿。」
仏は言われた。「天と地が共に大風の災変に遭う時、天下の人々は善行を施し、平穏で慈しみ深く、常に親孝行で、皆が喜んで道を求めます。死後、その精神は皆、第十七天に昇って天人となります。地獄にいる者や、血を含み息づき動く生き物たちも、死後は皆、人間の姿に戻り、再び多くの善行を積み、道徳を喜び求めます。死後、その精神と魂魄は皆、第十七天に昇って天人となります。阿修羅天や第一天から第十六天までの天人も、皆、寿命を終え、精神と魂魄が下って人間の姿となり、善行を積み、道徳を喜び求めます。死後、皆、第十七天に昇って天人となり、その後、天下の人々は尽き果てます。
長い時を経て、大風が起こり、名を来柯沙といいます。それは上昇して、かつての第十六天に至り、閃光のように破壊し、散り消え、上は悉く尽き、余る音も響きもありません。長い時を経て、このような大風が吹き、第十六天の人々がかつて住んでいた場所を完全に消し去り、下は阿修羅天に至るまで余すところなく吹き払います。まるで大風が微塵を吹き払うように、瞬く間に消散し、微かに尽き果てるのです。誰がこの言葉を信じるでしょうか?ただ自然の道を得た者だけが、これを信じるのです。
大風は再び吹き、破壊し消滅させ、天下の日月が照らす中の万物、四大天下と八万の城、諸々の大山と須弥山をことごとく、鉄の泰山さえも、悉く消滅させ、尽き果てさせ、余すところなく吹き払います。まるで大風が微かな粉を吹き払うように、瞬く間に消散し、微かに尽き果てて余るものはありません。
天と地が共に大風の災変に遭う時が終わり、一劫の後、再び始めから生じる法が起こります。火災変に遭った後、再び始めから生じるのと同じです。一劫が成し終わると、これが天と地が共に大風に遭い、破壊され終わり亡びる三つの段階であり、再び始めから生じるのも三つの段階です。誰がこの言葉を信じるでしょうか?ただ既に自然の道を得た者だけが、これを信じるのです。
天と地が共に始めから生じるのは、始めに火災変に遭った時と同じです。その後、再び始めから生じます。乱風が再び起こり、造作が悉く終わると、第十五天の人々のうち、福の薄い者が下って来て、十一重の天人の住む上下を悉く満たします。そして阿修羅天も、須弥山の四面に、かつて住んでいた場所に、悉く満ち溢れるのです。」
大樓炭經卷第五
大樓炭経 巻第五