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優婆塞戒経 (優婆塞戒經)


優婆塞戒經修三十二相業品第六

優婆塞戒経 三十二相を修める業の品 第六

善生言:「世尊!如佛所說菩薩身力,何時成就?」

善生が尋ねました。「世尊よ、仏様がおっしゃる菩薩の身体の力は、いつ完成するのですか?」

佛言:「善男子!初修三十二相業時。善男子!菩薩修集如是業時,得名菩薩,兼得二定:一、菩提定,二者、有定。復有二定:一者、知宿命定,二者、生正法因定。善男子!菩薩從修三十二相業乃至得阿耨多羅三藐三菩提,於其中間,多聞無厭。菩薩摩訶薩修一一相,以百福德而為圍遶,修心五十,具心五十,是則名為百種福德。

仏が言われた。「善き男子よ。三十二相の業を最初に修めるとき、善き男子よ。菩薩がこのような業を修め集めるとき、菩薩と名づけられ、さらに二つの定を得る。第一に菩提の定、第二に有の定である。また、さらに二つの定がある。第一に宿命を知る定、第二に正法の因を生じる定である。善き男子よ。菩薩は三十二相の業を修めてから、阿耨多羅三藐三菩提を得るまでの間、多くを聞いて飽きることがない。菩薩摩訶薩は一つ一つの相を修めるにあたり、百の福徳をもってこれを囲み、心を修めること五十、心を具えること五十、これを百種の福徳と名づける。」

「善男子!一切世間所有福德,不及如來一毛功德;如來一切毛孔功德,不如一好功德;聚合八十種好功德,不及一相功德;一切相功德,不如白毫相功德;白毫功德,復不得及無見頂相。

「善き男子よ、この世のあらゆる善い行いの功徳をすべて合わせても、如来の一本の毛の功徳にも及ばない。如来のすべての毛穴の功徳を合わせても、一つの好相(美しい特徴)の功徳にも及ばない。八十種の好相の功徳をすべて集めても、一つの相(大いなる特徴)の功徳にも及ばない。すべての相の功徳を合わせても、白毫相(眉間の白い毛の相)の功徳には及ばない。そして、白毫相の功徳さえも、無見頂相(頭頂の見えない相)には敵わないのである。」

「善男子!菩薩常於無量劫中,為諸眾生作大利益,至心勤作一切善業,是故如來成就具足無量功德;是三十二相,即是大悲之果報也。轉輪聖王雖有是相,相不明了具足成就。是相業體,即身、口、意業。修是業時,非於天中、北欝單曰,唯在三方,男子之身,非女人身也。菩薩摩訶薩修是業已,名為滿三阿僧祇劫,次第獲得阿耨多羅三藐三菩提。

「善き人よ。菩薩は常に無量の劫の間、あらゆる生きとし生けるもののために大きな利益を施し、真心を尽くしてあらゆる善い行いを努め修める。それゆえに如来は、限りない功徳を完全にそなえ成就されるのである。この三十二の相とは、すなわち大いなる慈悲の果報である。転輪聖王もまたこれらの相をそなえてはいるが、その相は明らかに完全に成就したものではない。この相を生み出す業の主体とは、すなわち身・口・意の三つの業である。この業を修める時、それは天界や北ウッタラクルにはあらず、ただ三方においてのみであり、また女人の身ではなく、男子の身においてである。菩薩摩訶薩がこの業を修め終えたならば、三つの無数の劫を満たしたと名づけられ、順を追って無上正等覚(阿耨多羅三藐三菩提)を得るのである。」

「善男子!我於往昔寶頂佛所,滿足第一阿僧祇劫;然燈佛所,滿足第二阿僧祇劫;迦葉佛所,滿足第三阿僧祇劫。善男子!我於往昔釋迦牟尼佛所,始發阿耨多羅三藐三菩提心,發是心已,供養無量恒沙諸佛,種諸善根,修道持戒,精進多聞。善男子!菩薩摩訶薩修是三十二相業已,了了自知定得阿耨多羅三藐三菩提,如觀掌中菴摩勒果。其業雖定,修時次第不必定耶!

「善き男子よ、私はかつて宝頂仏のもとで第一の阿僧祇劫を満たし、然燈仏のもとで第二の阿僧祇劫を満たし、迦葉仏のもとで第三の阿僧祇劫を満たしました。善き男子よ、私はかつて釈迦牟尼仏のもとで、初めて阿耨多羅三藐三菩提(悟り)の心を起こしました。その心を起こしてから、無数の河の砂のように多くの仏を供養し、さまざまな善根を積み、修行し戒を守り、精進し多くの教えを聞きました。善き男子よ、菩薩摩訶薩はこの三十二相を成就する業を修めたならば、自ら必ず阿耨多羅三藐三菩提を得ることをはっきりと知ります。それは掌の中にある菴摩勒果を見るかのようです。その業は定まっていますが、修行の順序は必ずしも定まっているわけではないのです。」

「或有人言:如來先得牛王眼相。何以故?為菩薩時,於無量世,樂以善眼和視眾生,是故先得牛王眼相;次得餘相。

ある人が言う。「如来はまず牛王のような眼相を得た。なぜなら、菩薩であったとき、無数の世にわたり、慈しみの眼で生きとし生けるものを見つめてきたからである。そのゆえにまず牛王眼相を得、その後に他の相を得たのである。」

「或有說言:如來先得八梵音相,餘次第得。何以故?為菩薩時,於無量世,恒以軟語,先語實語教化眾生,是故先得八梵音相。

ある人々はこう言いました。「如来はまず八種の清らかな声の特徴を獲得し、それから順に他の特徴を得た。それはなぜか。菩薩であった長い年月、常に優しい言葉を使い、まず真実の言葉で衆生を教化したからである。そのため、まず八種の清らかな声の特徴を得たのだ。」と。

「或有說言:如來先得無見頂相,餘次第得。何以故?為菩薩時,於無量世,供養師長、諸佛、菩薩,頭頂禮拜破憍慢故,是故先得無見頂相。

ある人はこう言うかもしれません。「如来はまず無見頂相(むけんちょうそう)を得て、その後に他の相を順に得たのだ。なぜなら、菩薩であった時に、無数の世にわたって師や長者、諸仏や菩薩たちを供養し、頭頂で礼拝して驕り高ぶりを打ち破ったからである。それゆえに、まず無見頂相を得たのだ」と。

「或有說言:如來先得白毫毛相,餘次第得。何以故?為菩薩時,於無量世不誑一切諸眾生故,是故先得眉間毫相。善男子!除佛世尊,餘無能說如是相業。
「善男子!或復有人次第說言:如來先得足下平相,餘次第得。何以故?為菩薩時,於無量世布施、持戒,修集道時其心不動,是故先得足下平相。
「得是相已,次第獲得足下輪相。何以故?為菩薩時,於無量世,供養父母、師長、善友,如法擁護一切眾生,是故次得手足輪相。
「得是相已,次第獲得纖長指相。何以故?為菩薩時,至心受持第一、第四優婆塞戒,是故次得纖長指相、足跟長相。
「得是相已,次第獲得身𦟛滿相。何以故?為菩薩時,善受師長、父母、善友所教勅故,是故次得身𦟛滿相。
「得是相已,次得手足合網縵相。何以故?為菩薩時,以四攝法攝眾生故,是故次得手足網縵相。
「得是相已,次第獲得手足柔軟勝餘身相。何以故?為菩薩時,於無量世,以手摩洗師長、父母身,除去垢穢,香油塗之,是故次得手足軟相。
「得是相已,次得身毛上向靡相。何以故?為菩薩時,於無量世,常化眾生,令修施、戒一切善法,是故次得毛上靡相。
「得是相已,次第獲得鹿王腨相。何以故?為菩薩時,至心聽法、至心說法,為壞生死諸過咎故,是故次得鹿王腨相。
「得是相已,次第獲得身方圓相,如尼拘陀樹王。何以故?為菩薩時,於無量世,常施一切眾生病藥,是故次得身方圓相。
「得是相已,次第獲得手過膝相。何以故?為菩薩時,終不欺誑一切賢聖、父母、師長、善友、知識,是故次得手過膝相。
「得是相已,次得象王、馬王藏相。何以故?為菩薩時,於無量世,見怖畏者能為救護,心生慚愧,不說他過,善覆人罪,是故次得象馬藏相。
「得是相已,次得軟身,一一孔中一毛生相。何以故?為菩薩時,於無量世,親近智者,樂聞樂論,聞已樂修,樂治道路,除去棘刺,是故次得皮膚柔軟,一一孔中一毛生相。
「得是相已,次第獲得身金色相。何以故?為菩薩時,於無量世常施眾生房舍、臥具、飲食、燈明,是故次得金色身相。
「得是相已,次第獲得七處滿相。何以故?為菩薩時,於無量世,可瞋之處不生瞋心,樂施眾生隨意所須,是故次得七處滿相。
「得是相已,次第獲得缺骨滿相。何以故?為菩薩時,於無量世,善能分別善不善相,言無錯謬,不說無義,可受之法口常宣說,不可受者不妄宣傳,是故次得缺骨滿相。
「得是相已,次得二相——一者、上身,二者、頰車——皆如師子。何以故?為菩薩時,於無量世中,自無兩舌,教他不為,是故次得如是二相。
「得是相已,次得三相:一、四十齒,二、白淨相,三、齊密相。何以故?為菩薩時,於無量世,以十善法教化眾生,眾生受已,心生歡喜,常樂稱揚他人功德,是故次得如是三相。
「得是相已,次第獲得四牙白相。何以故?為菩薩時,於無量世修欲界慈,樂思善法,是故次得四牙白相。
「得是相已,次得味中最上味相。何以故?為菩薩時,於無量世不待求已然後方施,是故次得味中上味相。
「得是相已,次得二相:一者、肉髻,二、廣長舌。何以故?為菩薩時,於無量世,至心受持十善法教,兼化眾生,是故次得如是二相。
「得是相已,次得梵音相。何以故?為菩薩時,於無量世,自不惡口,教他不為,是故次得梵音聲相。
「得是相已,次得牛王紺色目相。何以故?為菩薩時,於無量世,等以慈善視怨親故,是故次得牛王目相。
「得是相已,次得白毫相。何以故?為菩薩時,於無量世宣說正法,實法不虛,是故次得白毫光相。
「得是相已,次得無見頂相。何以故?為菩薩時,於無量世,頭頂禮拜一切聖賢、師長、父母,尊重讚歎,恭敬供養,是故獲得無見頂相。」
「善男子!菩薩二種:一者、在家,二者、出家。出家菩薩修如是業,是不為難;在家之人,是乃為難。何以故?在家之人多惡因緣所纏遶故。」
優婆塞戒經卷第一

5 三種菩提品
7 發願品

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