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華厳綱要 (華嚴綱要)

「華嚴綱要」について

唐 · 澄觀疏義 明 德清提挈 著

119.9 万字 · 約 3996 分

『華厳綱要』は、唐代の澄観大師による『華厳経』への権威ある注釈書であり、明代の高僧・徳清(憨山大師)がその要旨をまとめたものです。この書は、中国仏教の華厳宗が最も栄えた時期に成立し、華厳経の核心的な教えである「十玄門」や「六相円融」などを体系的に解き明かしています。そこには、あらゆる事象が互いに妨げることなく調和し、法界が縁起によって現れるという究極の境地が示されています。 華厳宗の根本的な論疏の一つとして、澄観の深遠で広大な解釈と、徳清による簡潔で明快な整理とが見事に融合しています。華厳思想を学ぶ上で重要な典籍であり、中国仏教の哲学体系の構築に深く影響を与え、「経典の王」たる華厳経を理解するための重要な解説書として高く評価されています。


No. 240-A刻憨大師華嚴綱要引

No. 240-A 『憨大師華厳綱要』の序文

憨大師之雨法海內,片字落紙,不脛而走。四方著述殷盛,自佛滅以來,未數有也。無愚慧皆知之,(聲)不須具論。(聲)得生值大師之世,不幸溷於世俗。學道既遲,始有耳目,不克聞見。及其稍自悔,覺能讀吾大師之書。而緣盡時窮,師已不復住人間矣。今其上座,以晦、虗中兩上人來此也。來此,則吾友程仲延氏首與遊。遊數日,細問其大師平生行履、一切筆舌間事,廼得見師所親手點竄之《華嚴綱要》稿本,及諸種襍著,尚未獲登木行世者。友人捧覽,悽然心動。念我輩未甞蚤知大事,圖一登大師之堂,而見其面。今無意中,忽見所未刻之手澤,如面師焉。師往來南北海內之名山大川,通都巨邑,說法所不到者甚稀,獨未一涉吾新安。今以其未刻之大法,而又其手澤焉,而於焉至止,豈非天哉!(聲)知此大事才數年,即未能盡讀大師之書。顧見諸經之大者要者,師亦大略疏盡,獨《華嚴》耳。刻不須論,刻宜急,急宜就新安中人成之。師脫歲知世緣將盡,早夜蹌蹌,急成此書。佛命師命眾生命,端在此中。兩上人英靈淵異,真不愧法王孫子。徒以大師未刻遺書,不遑寧處,而此特甚。甫議剞劂,則程子文氏,力任繕寫。諸佛弟子,當以次第至。或不聞知,僭檄徵之。

憨大師の教えは世に広く雨のように降り注ぎ、一枚の紙に書かれた言葉も、足を使わずして走り広がりました。四方での著述は盛んを極め、仏陀の入滅以来、これほど多数のものがあった例はほとんどありません。愚かな人も賢い人も皆それを知っており、改めてここで詳しく論じる必要はありません。

私が大師の在世中に生まれながら、不幸にも俗世に埋もれてしまいました。道を学ぶのがすでに遅く、ようやく目や耳が開いても、大師の教えを直接聞き見することができませんでした。少しずつ自らを悔い改め、大師の書物を読めるようになった頃には、すでにご縁も尽き、時も窮まり、大師はもうこの世にいらっしゃいませんでした。

今、大師の上席の弟子が、晦上人と虗中上人をお連れになって、ここに来られました。ここに来られたので、友人の程仲延氏がまずお二人と交流しました。数日間ご一緒する中で、大師の生涯の行跡や、筆や言葉に関するあらゆる事柄を詳しく尋ね、そこで大師が自ら手を入れて訂正された『華厳綱要』の草稿本や、その他諸々の雑著で、まだ出版されて世に出ていないものを拝見することができました。友人はそれを捧げ持って眺め、心が痛み動きました。私たちは早くから大事を知らず、大師の門に一歩入って直接お会いすることもできませんでした。ところが今、思いがけずまだ刻まれていない直筆の跡を見ることができ、大師のお姿に直接お会いしているかのようです。大師は南北の天下の名山大川、大都市を往来され、説法が届かなかったところは非常に少ないのですが、ただわが新安だけには一度も足を運ばれませんでした。今、その未刻の大法と、さらにその直筆の跡が、ここに届いたのです。これはまさに天の計らいではないでしょうか。

私がこの大事を知ってからわずか数年で、まだ大師の書物をすべて読むことはできていません。しかし見るに、諸経の中の大なるもの要なるものは、大師もほぼ大意を疏にまとめておられます。ただ『華厳』だけが残っているのです。刻むことについては論じるまでもなく、刻むべきは急ぎです。急ぎは新安の人々によって成し遂げられるべきです。大師は晩年、世との縁が尽きようとしているのを知り、朝も夜も慌ただしく急いでこの書を完成されました。仏の命、師の命、衆生の命は、まさにこの中にあります。お二人の上人は英明で深遠な才能をお持ちで、まさに法王の孫として恥じないお方です。ただ大師の未刻の遺書のために、安らかに落ち着くことができず、とりわけこのことが甚だしいのです。ちょうど出版を議論したところ、程子の文氏が、力を尽くして書き写すことを引き受けました。諸仏弟子たちは、順次集まってくることでしょう。もし知らない者がいれば、僭越ながら召し集めます。

海陽弟子金聲敬題

海陽の弟子、金声が謹んで題す


No. 240-B 大方廣佛華嚴經綱要序

CBETA コード: X0240

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