七 戶外經
七 戸外経
一
一つ
彼等於〔我〕住家之外,立於街路口,或往〔舊有〕各自家,彼等立於門外。
彼らは私の住まいの外で、街の交差点に立ち、あるいはそれぞれの古い家へと向かい、門の外に立っている。
二
緣過去之業,受供諸多食、飲乃至硬食、軟食時,〔此世〕誰亦無回憶此等之有情者。
過去の業によって、多くの飲食物――固いものも柔らかいものも――を与えられても、この世でそれらのことを覚えている者は誰もいない。
三
三
如是有慈悲之人,為有親緣者供以清淨而優勝,時與適當之食、飲。
このように、慈しみの心を持つ人は、縁のある者のために、清らかで優れたものを用意し、適切な時に、ふさわしい食べ物や飲み物を施します。
四
四(し)
「此為施〔逝〕親緣者」,「願親緣者得滿足!」彼等已逝親屬諸鬼等,乃集於此處。
「これは、亡き親しい人々のために施すものです。 どうか、その方々が満たされますように!」
そうして、すでに亡くなった親しい人々の霊である諸々の餓鬼が、この場所に集まってくるのです。
五
五
對諸多食、飲非常之喜悅:「由彼等諸人受此等之物,我等親緣者將得長生!
様々な食べ物や飲み物に、非常な喜びを感じて言った。「あの人たちからこれらのものを受け取ることで、私たちの親しい人々が長生きできるだろう!」
六
六
為我等而行供養,施主無不得熟果。」實則在此〔死〕世界,既無耕作,亦無牧畜。
私たちのために供養を行うならば、施主は必ず豊かな果報を得られましょう。」しかし実際には、この(死の)世界には耕作も牧畜も存在しないのです。
七
七
亦無商業,無以金錢買賣事。由此世所受業,死之餓鬼世界而存活。
商売もなく、金銭での売買もありません。この世での行いによって、死後は餓鬼の世界で生きることになるのです。
八
八
如處高之水向低流,如是由此世之施物對餓鬼有利益。
高い所の水が低い所へ流れるように、この世での施し物は餓鬼どもに利益をもたらす。
九
9
如溢川流滿諸海,如彼由此世之施物對餓鬼有利益。
溢れた川が海を満たすように、 この世で施しがなされれば、 亡き者たちにもその功徳が届くのです。
一〇
一〇
「施與我對我為善業,彼等以我為親緣者,為友、為夥伴。」憶起過去之業,為餓鬼行布施。
「私に施しをすれば、それが私にとって善い行いとなる。その人々は私にとって親しい縁の人であり、友人であり、仲間である。」と、過去の行いを思い起こしながら、餓鬼のために布施を行う。
一一
「一一」(いちいち)は、「それぞれ」「
如是等親者所為之事哭泣、悲哀、其他嘆息,對逝去之鬼不成任何益。
このように、親しい人々が泣き悲しみ、嘆き悲しんでも、亡くなった霊には何の役にも立ちません。
一二
まずは第一に。
然則將此施物與僧伽,告被使用,則長久成為死者之利益,以善利彼。
では、この布施の品を僧伽(僧侶の集まり)に捧げて、それが使われるならば、長きにわたって故人の利益となり、善くその人を助けることになるのです。
一三
此處應被記,此為對親緣者之義務,向餓鬼行大供養,與力於比丘,又此,對彼等能得不少福。
ここに覚えておくべきことがある。 それは、親族に対する務めとして、餓鬼(亡者)に大きな供養を行い、比丘(僧侶)にも布施を施すことである。 また、こうすることで、彼らに対して少なからぬ福徳を得ることができるのである。