四 人形鬼事
四人形鬼の事
一
一つ
「但得有機會,無貪為布施,前世為餓鬼,今作地居神。
ただ機会があれば、貪りの心なく施しを行いなさい。前世で餓鬼だった者も、今は地を住みかとする神となったのです。
二
二つ
護國四天王,名高稱四洲:俱吠羅、持國、廣目、增長天。彼等堪供養,施者有果報。
国の守り神である四天王は、その名声は四つの大陸にまで響き渡っています。彼らの名は、クベーラ(毘沙門天)、持国天、広目天、成長天です。これらの尊い方々に供養を捧げるならば、施す者には必ず良い報いがもたらされるでしょう。
三
三
勿泣勿悲傷,其餘所嘆息,彼鬼有何益?如是利彼親——
泣くな、悲しむな、嘆き悲しんでも、亡き者に何の益があろうか。親しい者へのその想いは、ただの空しい嘆きに過ぎないのだ。
四
四(し)
然,施物施僧團,供彼僧伽之使用,長為彼利益,善作利彼事。」
然るに、施し物を僧団に施し、その僧伽のための用途に供し、長くその者の利益となり、善くその者のために利することを成すのである。」