戒慎品法句經第五十有六章
戒慎品 法句経 第五十章 六つの章
誡慎品者,授與善道,禁制邪非,後無所悔也。
戒め慎むとは、善き道を授け与え、邪(よこしま)な行いを禁じ制することであり、そうすれば後になって悔いることがないということです。
人而常清, 奉律至終, 淨修善行, 如是戒成。
慧人護戒, 福致三寶, 名聞得利, 後上天樂。
常見法處, 護戒為明, 得成真見, 輩中吉祥。
持戒者安, 令身無惱, 夜臥恬淡, 寤則常歡。
修戒、布施, 作福為福, 從是適彼, 常到安處。
何終為善? 何善安止? 何為人寶? 何盜不取?
戒終老安, 戒善安止, 慧為人寶, 福盜不取。
比丘立戒, 守攝諸根, 食知自節, 悟意令應。
以戒降心, 守意正定, 內學正觀, 無忘正智。
明哲守戒, 內思正智, 行道如應, 自清除苦。
蠲除諸垢, 盡慢勿生, 終身求法, 勿暫離聖。
戒、定、慧解, 是當善惟, 都已離垢, 無禍除有。
着解則度, 餘不復生, 越諸魔界, 如日清明。
狂惑自恣, 已常外避, 戒、定、慧行, 求滿勿離。
持戒清淨, 心不自恣, 正智已解, 不覩邪部。
是往吉處, 為無上道, 亦捨非道, 離諸魔界。
清らかに生きる人は、 戒めを最後まで守り、 善い行いを清らかに積み重ねる。 こうして戒めは完成します。 智慧ある人は戒めを守り、 その功徳は三宝へとつながり、 名声と利益を得て、 のちには天の楽しみを受ける。 常に法のあるところを見、 戒めを守ることを灯とし、 真実の見方を得て、 人々の中の吉祥となる。 戒めを守る人は安らかで、 体に悩みがなく、 夜は静かに眠り、 目覚めればいつも喜びに満ちている。 戒めを修め、布施を行い、 功徳を積んで功徳とし、 そこからかの安らかな場所へと赴く。 何によって最後は善くなるのか。 何が善を安らかにとどめるのか。 何が人の宝となるのか。 何が盗まれないのか。 戒めによって最後まで安らかに老い、 戒めは善を安らかにとどめ、 智慧は人の宝となり、 功徳は盗まれない。 比丘は戒めに立ち、 諸々の感覚を守り制し、 食事はほどよく節し、 心を悟りに合わせる。 戒めによって心を鎮め、 心を守って正しい定めに置き、 内に正しい観察を学び、 正しい智慧を忘れない。 賢明な人は戒めを守り、 内に正しい智慧を思惟し、 道をあるべきように歩み、 自らを清めて苦しみを除く。 諸々の汚れを除き去り、 慢心を尽くして新たに生じさせず、 生涯にわたって法を求め、 片時も聖なるものから離れない。 戒め、定め、智慧による解脱、 これをよく思惟すべきである。 すでに汚れを離れ、 災いなく有を除いた。 執着の解けた者は彼岸へ渡り、 残りのものは再び生じない。 諸々の魔の領域を超え、 太陽のように清らかに明るい。 狂った迷いで自分勝手にふるまうなら、 すでに常に外へ遠ざかる。 戒め、定め、智慧の行を、 離れずに完成を求めなさい。 戒めを清く守り、 心を自分勝手にさせず、 正しい智慧で解き明かせば、 邪な道を見ることはない。 これが吉なる場所へ向かう道であり、 無上の道のためであり、 また非なる道を捨て、 諸々の魔の領域を離れるのである。