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法句経 (法句經)


慈仁品法句經第七十有八章

慈仁品 法句経 第七十八章

慈仁品者,是謂大人、聖人所履,德普無量。

慈しみと仁慈の章。これは大人が歩む道であり、聖人が実践するもので、その徳は広く限りなく及ぶ。

為仁不殺, 常能攝身, 是處不死, 所適無患;
不殺為仁, 慎言守心, 是處不死, 所適無患。
彼亂已整, 守以慈仁, 見怒能忍, 是為梵行;
至誠安徐, 口無麤言, 不瞋彼所, 是謂梵行;
垂拱無為, 不害眾生, 無所嬈惱, 是應梵行。
常以慈哀, 淨如佛教, 知足、知止, 是度生死。
少欲好學, 不惑於利, 仁而不犯, 世上所稱。
仁壽無犯, 不興變快, 人為諍擾, 慧以默安。
普憂賢友, 哀加眾生, 常行慈心, 所適者安。
仁儒不邪, 安止無憂, 上天衛之; 智者樂慈,
晝夜念慈, 心無尅伐, 不害眾生。 是行無仇,
不慈則殺, 違戒言妄, 過不與他。 不觀眾生,
酒致失志, 為放逸行, 後墮惡道。 無誠不真,
履仁行慈, 博愛濟眾, 有十一譽: 福常隨身、
臥安、覺安、 不見惡夢、 天護、人愛、 不毒、不兵、
水火不喪、 在所得利、 死昇梵天, 是為十一。
若念慈心, 無量不廢, 生死漸薄, 得利度世。
仁無亂志, 慈最可行, 愍傷眾生, 此福無量。

仁をもって殺さず、常に身を慎む人は、どこにいても死なず、行く先々で災いがない。殺さないことが仁であり、言葉を慎み心を守る人は、どこにいても死なず、行く先々で災いがない。乱れを整え、慈しみと仁をもって守り、怒りに遭っても堪え忍ぶ、これが梵行である。誠実で穏やか、口に粗い言葉を吐かず、相手を怒らない、これを梵行という。何もせず静かにいて、生きとし生けるものを害さず、悩ませ騒がせない、これが梵行にふさわしい。常に慈しみと哀れみをもち、仏の教えのように清らかで、足るを知り、止まるを知る、これが生死を渡る道である。欲は少なく学びを好み、利益に惑わされず、仁をもって犯さない人は、世に称えられる。仁と長寿は戒めを破らず、浮かれた喜びを起こさない。人が争い騒ぐとき、慧ある者は黙して安んじる。広く賢い友を憂い、众生に哀れみを施し、常に慈しみの心を行う人は、行く先々で安らかである。仁と学問を備え邪でなく、安らかに止まり憂いがない人は、天がこれを守る。智者は慈しみを楽しみ、昼も夜も慈しみを念じ、心に害心がなく、众生を害さない。この行には敵がない。慈しみがなければ殺し、戒めに背き言葉は偽り、過ちを他人に負わせる。众生を見ず、酒は志を失わせ、放逸な行いとなり、後に悪道に堕ちる。誠がなく真実でなければ、仁を踏み慈しみを行い、広く愛し众生を救う人には十一の誉れがある。福は常に身に随い、臥しても安らか、目覚めても安らか、悪夢を見ず、天が守り、人が愛し、毒にあたらず、兵に傷つかず、水や火に喪われず、どこでも利益を得、死して梵天に昇る。これが十一である。慈しみの心を念じ、無量にして怠らなければ、生死は次第に薄まり、利益を得て世を渡る。仁に乱れた志はなく、慈しみが最も行いやすく、众生を哀れみ傷む、この福は無量である。

假令盡壽命, 懃事天下人,
象馬以祠天, 不如行一慈。

たとえ一生涯、世界中の人々に尽くし、 象や馬を天にささげるとしても、 たった一度の慈しみを行うことには及びません。


6 惟念品
8 言語品

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