言語品法句經第八十有二章
法句経 言語の章 第八十二
言語品者,所以戒口,發說、談論當用道理。
言葉を慎むとは、口を戒めることです。話したり語り合ったりするときは、道理にかなった言葉を使うべきです。
惡言罵詈, 憍陵蔑人, 興起是行, 疾怨滋生;
遜言順辭, 尊敬於人, 棄結忍惡, 疾怨自滅。
夫士之生, 斧在口中, 所以斬身, 由其惡言。
諍為少利, 如掩失財, 從彼致諍, 令意向惡。
悪口を言い、罵り、人を驕って見下し、このような行いを起こせば、恨みが育っていく。やさしい言葉と素直な言葉で人を敬い、結びつきを捨てて悪を耐え忍べば、恨みは自ずから消える。人の生において、斧は口の中にあり、それによって身を断つ。悪い言葉によるのだ。争いはわずかな利益のために、財を失うことを覆い隠すようなもの。そこから争いが生じ、心を悪へと向かわせる。
譽惡、惡所譽, 是二俱為惡,
好以口儈鬪, 是後皆無安。
無道墮惡道, 自增地獄苦,
遠愚修忍意, 念諦則無犯。
從善得解脫, 為惡不得解,
善解者為賢, 是為脫惡惱。
解自挹損意, 不躁言得中,
義說如法說, 是言柔軟甘。
是以言語者, 必使己無患,
亦不尅眾人, 是為能善言。
言使投意可, 亦令得歡喜,
不使至惡意, 出言眾悉可。
至誠甘露說, 如法而無過,
諦如義、如法, 是為近道立。
說如佛言者, 是吉得滅度,
為能作浩際, 是謂言中上。
悪を誉め、善を悪く言うなら、 そのどちらも悪である。 口先で争いを好むなら、 後に安らぎはない。
道を外れれば悪道に落ち、 自ら地獄の苦しみを増す。 愚かさから遠ざかり、堪え忍ぶ心を修め、 真理を念じれば、過ちはない。
善から解脱が得られ、 悪を行えば解けることはない。 善く解く者が賢者であり、 これが悪の悩みから脱れる道である。
自らを慎む心を解し、 騒がず語れば中道を得る。 意味にかなって説き、法のままに説くなら、 その言葉は柔らかく甘い。
だから語る者は、 必ず自らに災いをなくし、 人を傷つけることもない。 これが善く語る者である。
言葉が相手の心にかなえば、 喜びをもたらすこともできる。 悪意に至らせず、 発する言葉が皆に受け入れられるように。
至誠の甘露の言葉を説き、 法のままにあって過ちがない。 真理が意味にかなえば、法のままにあれば、 これが道に近づく歩みである。
仏の言葉のままに説く者は、 吉祥を得て滅度に至る。 よく広大な境地を作る、これが言葉の中の最上のものである。