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大乗理趣六波羅蜜多経 (大乘理趣六波羅蜜多經)


大乘理趣六波羅蜜多經卷第二

大乗理趣六波羅蜜多経 巻第二

罽賓國三藏般若奉 詔譯

罽賓国の三蔵般若、詔を奉じて訳す

陀羅尼護持國界品第二

陀羅尼による国境守護の章 第二

爾時世尊欲說甚深理趣決定了義菩薩摩訶薩六波羅蜜多時,即於東方有大光明,金色晃耀照王舍大城迦蘭多竹林精舍,乃至三千大千世界皆作金色。而此世界所有諸天——護世四王、釋提桓因,乃至他化自在天王、大梵天王——及日月星辰末尼燈燭,所有光明皆不能及,除佛世尊及彼灌頂受職菩薩二種光已,餘一切光皆悉映弊無復顯現。又此三千大千世界日月威光所不照處,如是日月有大威德、有大光明,不能照彼幽瞑眾生。由佛光明,令彼有情各得相見。此諸世界所有宮殿、屋舍、牆壁、山林、草木、種種諸物,亦不能障如是光明。所有諸山——香山、寶山、黑山、雪山及妙高山、鐵圍山、大鐵圍山、目真隣陀山、摩訶目真隣陀山,如是等山——遇斯光已,影透內外無所障礙。下至阿鼻地獄,上至非想非非想天,悉亦蒙光靡不照耀。如是三千大千世界所有諸光,合成一光而無二相。其中眾生遇斯光者,罪垢煩惱皆得銷除,身心安樂各作是念:「我等蒙光得是安樂。」

その時、世尊は深遠なる真理の要旨と、菩薩摩訶薩の六波羅蜜多の確かな意味を説こうとされました。すると東方から大いなる光明が現れ、金色に輝き燦然と王舎城の迦蘭多竹林精舎を照らし、さらには三千大千世界全体を金色に変えました。この世界に住む全ての天たち——護世四王、帝釈天、さらには他化自在天王、大梵天王——そして日月や星辰、摩尼珠や灯火の光も、すべてこの光には及びません。仏世尊と灌頂を受けた菩薩の二つの光を除けば、他のすべての光は隠れてしまい、もはや現れませんでした。また、この三千大千世界において、日月の威力ある光明さえも届かない暗闇の場所がありました。しかし、仏の光明によって、そこにいた生きとし生けるものたちは互いを見ることができるようになりました。この世界にあるすべての宮殿、家屋、壁、山々、林、草、木など、さまざまなものも、この光を妨げることはできませんでした。すべての山々——香山、宝山、黒山、雪山、そして須弥山、鉄囲山、大鉄囲山、目真鄰陀山、摩訶目真鄰陀山——これらの山々も、この光を受けると、影が内外に透けて見え、何の障りもなくなりました。下は阿鼻地獄から、上は非想非非想天に至るまで、すべての場所がこの光に照らされました。こうして三千大千世界のすべての光が一つの光に溶け合い、二つの姿はありませんでした。この光に触れた生きとし生けるものたちは、罪や汚れ、煩悩がすべて消え去り、心身ともに安らかになり、それぞれこう思いました。「私たちはこの光によって、この安らぎを得たのだ。」と。

爾時會中忽然而有六十俱胝七寶蓮華,猶如車輪,從地涌出,香氣芬馥,其色美妙,種種雜色令人樂見。其一一華,復有無量無邊百千萬葉。其眾會上虛空之中,自然而有微妙寶蓋、珠網交絡遍覆大眾,如迦遮隣底迦柔軟妙服觸之悅意。其蓮華中所出香氣,周遍三千大千世界,諸世界中所有天香、龍神等香及餘草木種種諸香,此香及處無復香氣。又此三千大千世界,種種有情蒙香所熏,喜不自勝,皆悉發心,煩惱罪垢一切消滅。

その時、会座の中に突然、六十倶胝もの七宝の蓮華が現れた。それらは車輪のようであり、大地から湧き出で、香りは芳醇で、色は見事であり、種々の色彩が人々の目を楽しませた。それぞれの蓮華には、無量無辺の百千もの花びらがあった。その会衆の上の虚空には、自然と微妙な宝の蓋が現れ、珠の網が交錯して一面に広がり、大衆を覆った。それは迦遮隣底迦の柔らかく微妙な衣のようで、触れると心が悦んだ。その蓮華から出る香りは、三千大千世界に満ち渡り、諸世界にある天の香りや龍神などの香り、また草木の様々な香りも、この香りの前では全く感じられなくなった。さらに、この三千大千世界の様々な有情は、この香りに薫られて、喜びに堪えず、皆発心し、煩悩や罪の汚れは全て消え去った。

爾時,阿難陀見是光明希有之相,奇特殊妙得未曾有,即從座起整理衣服,偏袒右肩長跪合掌而白佛言:「世尊!以何因緣現此光明奇特之相?此之光明及寶花香,昔未聞見,從何所來而現斯瑞?唯願世尊分別解說,令此眾會咸悉聞知。」

その時、アーナンダは、この未曾有の光明という希有な相を見て、そのあまりの不思議さ、特別で微妙な素晴らしさに、かつてない感動を覚えました。彼は座を立ち、衣を整え、右肩を露わにして、長く跪き、両手を合わせて仏に申し上げました。「世尊よ、どのような因縁によって、このような光明の奇特な相が現れたのでしょうか。この光明や宝の花、香りは、かつて聞いたことも見たこともないものです。いったいどこから来て、このような瑞兆を示されたのでしょうか。どうか世尊よ、これを分別して説き明かし、この会座のすべての者が、そのことをよく知ることができるようにしてください。」

爾時世尊告阿難陀:「汝今當知,從此東方有世界名曰不眴,彼有菩薩摩訶薩名無盡藏,與六十俱胝大菩薩眾恭敬圍遶,發意欲來,故現斯瑞。」

その時、世尊は阿難陀に告げられた。「さあ、よく聞きなさい。この東の方角に、『不眴』という名の世界がある。そこに『無尽蔵』という名の大菩薩がおられ、六千万もの大菩薩たちに敬われ、囲まれている。その方がこちらに来ようと心に決められたため、このような瑞兆が現れたのだ。」

爾時世尊說是語時

その時、世尊がこのようにおっしゃいました。

而此大地六種震動

そして、この大地は六種類の震動を起こした。

彼無盡藏菩薩放大光明、現大神變,威德自在雨妙香花,無量諸天以種種音樂迎彼菩薩而為供養。彼無盡藏菩薩與六十俱胝菩薩摩訶薩眾,而來至此迦蘭多迦竹林精舍,住虛空中高七多羅樹,皆悉恭敬合掌向佛,異口同音聲遍三千大千世界,讚歎如來無量功德,以微妙音而說頌曰:

あの無尽蔵菩薩は、大いなる光明を放ち、神々しい神通力を現し、その威徳は自在にして、妙なる香りや花を雨の如く降らせた。無数の天人が、種々の音楽をもってこの菩薩を迎え、供養した。その無尽蔵菩薩は、六十俱胝の菩薩摩訶薩の衆と共に、ここ迦蘭多迦竹林精舎に到着し、虚空の高さ七多羅樹の上に留まった。皆、恭敬して合掌し、仏に向かい、一斉に同じ声を発し、その声は三千大千世界に満ち渡った。そして、如来の無量の功徳を賛嘆し、微妙な音声をもって次の偈を唱えた。

「大哉大悟無染著, 無礙妙智清淨眼,
斷除三毒無明習, 我禮無等大悲尊!
遠離怖畏諸疑網, 十力辯才無所畏,
異道邪徒皆戰慄, 自在猶如師子王。
如來慧日大光明, 普照十方無罣礙,
無明闇障惑已盡, 如日舒光照世間,
無恃無依苦厄者, 生老病死久漂流,
真實悲愍大慈尊, 能拔輪迴苦海難。
無明顛倒生死源, 種種妄想為波浪,
二障已除智自在, 遊行不染如蓮花。
諸法無我本空寂, 猶如谷響性皆虛,
無造無受如幻化, 救世大悲恒演說。
佛了諸法如浮雲, 亦如瀑水速流注,
世法不堅愚所集, 聖智能觀永斷除。
佛眼猶若青蓮花, 超過日月百千倍,
三世人天共稱讚, 我禮調御難思議。
佛具如是無邊德, 廣度群品若恒沙,
無漏功德妙莊嚴, 是故我今頭面禮。」

「なんと素晴らしい、完全な悟り! 汚れなき智慧、清らかな眼。 貪・瞋・痴、無明の習いを断ち、 比べる者のない大いなる慈悲の方に、私は敬礼します。

恐れや疑惑の網から遠く離れ、 十の力、弁才、そして無畏をそなえ、 異端の者たちはみな震えおののく。 獅子王のように、自在なる御方。

如来の智慧の太陽、大いなる光は、 十方の世界を余すところなく照らし、 無明の闇や心の惑いを尽くし、 あたかも太陽が世界を照らし出すかのようです。

頼る者なく、生きる支えを失い苦しむ者、 生・老・病・死の流れに長く漂う者。 真実の哀れみを持つ大いなる慈悲の方、 迷いの海という苦しみから救い出してくださいます。

無明の倒錯が迷いの源であり、 様々な妄想がその波。 煩悩障と所知障の二つの覆いを除き、 智慧は自在に、蓮華のごとく何にも染まらずに遊行されます。

あらゆるものは我なく、本来は空しく静か、 谷に響く声のように、その本質は虚ろです。 作り手もなく、受け手もなく、幻のよう。 世を救う大いなる慈悲の方は、常にこのことを説かれます。

仏は諸法を理解されます。それは浮かぶ雲のように、 また激しい流れが速やかに下るかのよう。 世の中のことは堅固ではなく、愚か者が集めるもの。 聖者の智慧は見極め、永遠に断ち除くのです。

仏の眼は青い蓮の花のごとく、 月や太陽を百千倍も超えて輝きます。 過去・未来・現在の人々や天人がともに讃える。 私は、この言葉に尽くせぬ調御丈夫(じょうじょうじょうぶ)に敬礼します。

仏はこのような限りない功徳をそなえ、 数えきれないほどの多くの人々を救い導かれます。 汚れのない、完全な功徳という美しい装いを持つ方に、 だからこそ、今、私は頭を地面につけて礼を捧げます。」

爾時無盡藏菩薩與六十俱胝菩薩摩訶薩眾,以是微妙伽他讚如來已,從空而下,頭面禮足右遶七匝,承佛聖旨,各就蓮花跏趺而坐。

その時、無尽蔵菩薩は六十俱胝の菩薩摩訶薩の者たちとともに、この微妙な詩句(伽他)で如来を讃え終えると、虚空から降りてきました。そして、頭を地につけて如来の足に礼拝し、右に七回巡りました。その後、仏の聖なるお許しを得て、それぞれ蓮華の上に結跏趺坐(坐禅の姿勢)で座りました。

爾時阿難陀以佛神力,從座而起偏袒右肩,長跪合掌而白佛言:「此無盡藏菩薩從何所來?彼世界中佛號何等?去此幾何?唯願世尊分別解說。」

その時、阿難陀は仏の神通力により、座を立ち、右肩を露わにしてひざまずき、手を合わせて仏に申し上げた。 「この無尽蔵菩薩は、どこから来られたのですか?その世界の仏の名は何とおっしゃいますか?ここからどれほどの距離にあるのですか?どうか世尊様が、ひとつひとつお教えくださいませ。」

爾時世尊告阿難陀:「汝自問之。彼無盡藏菩薩當為汝說。」

その時、世尊は阿難陀に告げられました。「あなたが自らお尋ねなさい。かの無尽蔵菩薩があなたのために説いてくれるでしょう。」

時阿難陀即問無盡藏菩薩摩訶薩言:「族姓子!從何所來?彼世界中佛號何等?去此遠近?唯願分別。」

そこで阿難陀が無尽蔵菩薩摩訶薩に尋ねました。「尊い方よ、あなたはどこから来られたのですか?その世界の仏様はどのような尊称でいらっしゃいますか?また、ここからどれほど離れているのですか?どうかその詳細をお聞かせください。」

時無盡藏菩薩言:「汝今猶有去來之相而未除耶?」

時無盡蔵菩薩がおっしゃいました。「あなたは今なお、『来たり去る』という相(姿)をまだ取り除いていないのですか?」

阿難陀言:「我已久知此義。」

阿難陀は言いました。「私はすでにかねてより、この意味を知っていました。」

無盡藏菩薩言:「汝若已知,云何更問?乃生二種分別之心。若言來者是緣起義,若言去者是緣滅義。何處無此生滅相耶?然我國土無有去來生滅之相,若無去來,即是聖智所行之處;若有去來,即是世間生滅之相。若有音聲文字,亦是世間生滅起盡之相。然我國土本無文字,亦無言說起盡之相。若無起盡,即是自覺聖智所行之境。離文字相是則解脫。」

無尽蔵菩薩が言いました。「あなたがすでに悟っているのなら、なぜさらに問うのですか。それによって二つの分別の心が生まれています。『来る』というのは縁が生じる意味であり、『去る』というのは縁が滅する意味です。どこにこの生滅の相がない場所がありましょうか。しかし、私の国土には去来・生滅の相はありません。去来がないならば、それが聖なる智慧の行じる場所です。もし去来があるならば、それは世間の生滅の相です。もし音声や文字があるならば、それもまた世間の生滅・起滅の相です。しかし、私の国土にはもともと文字もなく、言葉や説明の起滅の相もありません。もし起滅がないならば、それが自覚された聖なる智慧の行じる境地です。文字の相を離れること、これがすなわち解脱なのです。」

爾時阿難陀白無盡藏菩薩言:「聖者!我不敢問辯才大士如是深妙之義,唯問聖者所居世界去此遠近及佛名字,所未聞事。譬如關塞收稅之人,但有往來,不揀財寶多少有無,皆合問之。今我聲聞亦復如是,從他聞說正法之聲,勝解修行自求涅槃,是名聲聞。今見聖者,法應問之。我若聞已,樂欲修習得安樂故,為欲增廣大乘法故。又一切聲聞、獨覺悉從大乘出故。所以我問:『聖者從何所來?去此遠近?佛號何等?』」

その時、アーナンダは無尽蔵菩薩に申し上げました。 「聖者よ、私はあえて大士の弁才が説くような深遠な義理をお尋ねしようとは思いません。ただ、聖者のおられる世界がここからどれほど離れているのか、また仏の御名は何とおっしゃるのか、かつて聞いたことのない事柄をお尋ねしたいのです。 例えば、関所で税を徴収する役人は、往来する者があれば、財宝の多少や有無にかかわらず、皆尋ねるのが当然です。今、私のような声聞もまた同じです。すなわち、他者から正法の声を聞き、その勝れた理解によって修行し、自ら涅槃を求める。これを『声聞』と呼びます。 今、聖者をお見かけした以上、法としてお尋ねするのが道理でございます。私がそれを聞き、喜んで修行し、安楽を得たいと願うためであり、また大乗の法をさらに広げたいと願うためでございます。 さらに、すべての声聞や独覚は、すべて大乗から生まれるものだからです。それゆえに私はお尋ねいたします。『聖者はどこから来られたのですか?ここからどれほど離れたところですか?仏の御名は何とおっしゃいますか?』と。」

時無盡藏菩薩答阿難陀言:「如來、應、正等覺現在不遠,何不問之?佛當為汝記別此事,於此眾會悉得無疑。」

時に無尽蔵菩薩が阿難陀に答えました。「如来、応供、正等覚が今ここにおられます。どうして直接お尋ねにならないのですか?仏があなたのためにこのことを明確に示してくださるでしょう。そうすれば、この大衆の皆さんもすべて疑問なく理解できるはずです。」

時阿難陀從座而起,整理衣服偏露右肩,長跪合掌而白佛言:「唯願大聖世尊為我說之,唯願善逝為我說之。此會無量無邊有情,因聞此法,皆欲被精進甲修菩薩行。」

その時、阿難陀が座を立ち、衣を整えて右肩を露わにし、ひざまずいて手を合わせ、仏に申し上げた。 「どうか大聖世尊よ、私どものために説いてください。どうか善逝よ、お説きください。この会座の無数無限の生きとし生けるものたちは、この法を聞くことによって、皆、精進の鎧をまとい、菩薩の行を修行しようと願っております。」

爾時薄伽梵告阿難陀曰:「汝今諦聽,善思念之。吾當為汝分別解說彼佛世界遠近之事,及佛名號功德莊嚴。彼佛如來、應、正等覺,無礙無著、一切智智,汝等大眾皆應信受勿生驚疑。」

その時、尊き師は阿難に告げられました。 「さあ、よく聞き、心にとめなさい。あなたたちに、その仏の世界の遠近のようすや、仏の名号と功徳の荘厳について、詳しく説き明かしましょう。 かの如来、応供、正等覚者は、さわりなく、とどこおりなく、一切智智をそなえておられます。 あなたたちは皆、この教えを受け入れ、疑いの心を起こしてはいけません。」

時阿難陀白佛言:「大聖世尊!我於今者願樂欲聞。」

時に阿難が仏に申し上げました。「大聖なる世尊よ、私は今、喜んでお聞きしたいと願っております。」

爾時薄伽梵告阿難陀:「去此東方過十殑伽沙微塵等世界,有世界名曰不眴。彼世界中有薄伽梵,名曰普賢如來、應、正等覺、明行圓滿、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、佛、世尊。今現在彼說大乘法,無盡藏菩薩從彼世界而來至此。彼佛世尊唯以諸大菩薩而為其眾,無有聲聞、辟支佛名,何況有實。而彼菩薩久積淨業,布施調伏善御六根,常行忍辱無所障礙,堅固菩提勤行精進,成就善巧靜慮解脫及三摩地三摩鉢底,遊戲神通大智光明,自在無礙文字巧妙,慈悲喜捨猶若虛空,悉能摧伏異道邪論,降魔勞怨勇猛不退,成就佛智微妙甚深。如來十力、四無所畏,辯才不斷智慧無礙,深入緣起能離有無,行於中道離我、我所、有情壽命、養育士夫、補特伽羅、意生、儒童。作者受者、知者見者、斷見常見,遠離一切妄執諸見,得陀羅尼素呾纜王,以如來印之所印也。普觀眾生堅固不捨,等如一子無有二心,演甘露法猶師子吼。上中下類一切有情,聞斯法已無不獲益,速疾安住涅槃正路,三明六通具八解脫,紹三寶種無有斷絕,灌頂受職當作法王。能了有情度未度者,詣菩提樹坐於道場,處師子座,自在無畏降伏魔怨,能現佛身相好具足,能轉無上清淨法輪,純以大菩薩僧而為眷屬圍遶說法,利益有情。」

時に、世尊は阿難陀に告げられた。「ここより東に、十のガンジス河の砂の数ほどの微塵の世界を超えた所に、『不眴』という名の世界がある。その世界に、普賢如来・応供・正等覚・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・仏・世尊と称される如来がおられる。今、そこで大乗の教えを説いておられる。無尽蔵菩薩は、その世界からこの場所に来られたのだ。あの仏世尊の会には、ただ大菩薩たちだけが集い、声聞や辟支仏という名すらなく、ましてやその実体があるはずもない。そして、それらの菩薩たちは、長い間、清らかな行いを積み、布施を行い、心を調え、六根をよく制御し、常に忍辱を実践して何の障害もなく、悟りを堅固に志し、努め精進し、巧みな静慮・解脱・三摩地・三摩鉢底を成就している。自在に神通力を遊戯し、大いなる智慧の光を放ち、あらゆるものに執着せず、言葉も巧みである。慈悲喜捨は虚空の如く広大であり、異端の邪論をことごとく打ち破り、悪魔の労苦や怨みを降し、勇猛果敢に退かず、仏の智慧という微妙で深遠な境地を成就している。如来の十力、四無所畏、絶えることのない弁才、妨げのない智慧、縁起を深く悟り、『有』と『無』の見解を離れ、中道を行じ、我・我所・有情・寿命・養育士夫・補特伽羅・意生・儒童といった見解を離れている。作者・受者・知者・見者といった概念や、断見・常見など、あらゆる誤った執着や見解から遠く離れ、陀羅尼という経典の王を得て、如来の印によって印されている。すべての衆生を固く見守り、決して手放さず、一人のわが子のように等しく慈しみ、二心なく、甘露の法を説いて獅子吼の如くである。上・中・下のあらゆる種類の生きとし生けるものは、この法を聞けば、利益を得ない者はない。速やかに安らぎの涅槃の正しい道に安住し、三明・六通を具え、八解脱を成就し、仏・法・僧の三宝の種を絶やすことなく受け継ぎ、灌頂を受けてその位につき、法王となるであろう。また、衆生の迷いを理解し、まだ救われていない者を救い、菩提樹の下の道場に座り、獅子の座にのぼり、自在で何も恐れることなく、魔の怨みを降伏し、仏身を現して相好を具え、清らかな無上の法輪を転じ、純粋に大菩薩の僧を眷属として周りに従え、法を説き、生きとし生けるものを利益するのである。」

爾時會中一切眾生,聞佛說彼諸大菩薩功德法已,歡喜踊躍不能自勝,即以無量天嗢鉢羅華、鉢特摩華、拘牟頭華、奔茶利迦華、曼荼羅華、摩訶曼荼羅華及餘種種雜華而散佛上,及無盡藏菩薩等六十俱胝菩薩大眾之上,而為供養。歡喜自慶而作是言:「我等今日獲大善利,得見如是大菩薩眾。若餘國土一切眾生,聞我供養得親近者亦獲善利。聞彼菩薩功德法者,皆發無上正等覺心。」時此會中三十六億眾生,皆發阿耨多羅三藐三菩提心。

その時、会座にいたすべての衆生は、仏がそれらの大菩薩たちの功徳の教えを説かれたのを聞いて、喜びのあまり踊り上がらんばかりになりました。そして、無量の天界の青蓮華(うつぱらげ)、紅蓮華(ほまれんげ)、黄蓮華(こうれんげ)、白蓮華(びゃくれんげ)、曼荼羅華(まんだらげ)、大曼荼羅華(だいまんだらげ)、その他さまざまな花を、仏の上、および無尽蔵菩薩はじめ六十俱胝の大菩薩の衆の上に散り注いで、供養としました。彼らは喜び、自らを祝福して、こう言いました。「私たちは今日、大きな善き利益を得ました。このような大菩薩の衆にお会いできたのです。もし他の国土のすべての衆生が、私たちの供養を聞いて、近づくことができるなら、彼らもまた善き利益を得るでしょう。それらの菩薩の功徳の教えを聞く者たちは、皆、無上正等覚の心を起こすでしょう。」その時、この会座の中の三十六億の衆生が、皆、阿耨多羅三藐三菩提の心を起こしました。

爾時薄伽梵復告具壽阿難陀言:「彼不眴世界無諸苦難,及三惡趣亦不聞名,亦無五眾犯禁之名,亦無煩惱勞慮等聲,亦無女人嫉妬慳悋懈怠瞋恚亂意愚癡,亦無障蓋并諸習氣,亦無種種上中下等雜類之名,亦無三乘差別之號——佛法僧寶平等一相,亦無魔及魔民異道邪見,亦無飢渴寒熱等事,及我我所男女等相,互相攝受種種異名。而彼世界廣博嚴淨,以六十萬億俱胝佛剎為一佛土,亦無日月,唯以菩薩願力光明而為照耀。地平如掌,純以帝青及吠瑠璃、末尼珠等種種雜寶間錯莊嚴,又以眾寶蓮花而散其上——其花鮮明柔軟第一,如天妙觸迦遮隣底迦衣——八重寶樹交映蓊欝,周匝圍遶以為垣牆,種種雜花而為嚴飾。亦無沙礫坑坎丘陵、土石黑山荊棘毒刺,唯有無量妙寶高山。雖有天人無別異相,不假雜食而用資身。亦無便利穢污不淨,常以法喜禪悅為味。國土嚴淨,唯佛法王化諸菩薩,無有文字亦無言說。彼諸菩薩受化之時,來詣佛所恭敬合掌,目不蹔眴瞻仰如來,念佛三昧自然成就,故彼世界名為不眴。念佛三昧云何是耶?所謂非色相生,亦非受想行識生,非前後邊際智慧生,亦非現在見聞所生。」

時に、尊き師はさらに長老アーナンダに告げられた。

「不眴世界には、いかなる苦しみや困難もなく、三悪道の名すら聞かれない。また、五衆の戒律を破る者の名もなく、煩悩や心配事の声もない。女人の嫉妬、吝嗇、怠惰、怒り、邪念、愚かさもなく、心の覆いや習気もない。さらに、上中下などの様々な階級の名もなく、三乗の区別の呼び名もない。仏法僧の三宝は平等に一つの相であり、魔やその眷属、異端の邪見もない。飢えや渇き、寒さや暑さなどの出来事もなく、我や我所、男女などの相、互いに受け入れ合う様々な異名もない。

その世界は広大で清らかに荘厳され、六十万億の仏国土を一つの仏土としている。そこには日月もなく、ただ菩薩たちの願力の光明のみが照らし出している。大地は掌のように平らで、帝青、吠瑠璃、摩尼珠などの様々な宝を織り交ぜて荘厳し、さらに衆宝蓮華を散りばめている。その花は鮮やかで柔らかく、天の妙なる触感の迦遮隣底迦衣のようである。八重の宝樹が交わり合い茂り、周囲を巡らして垣根となり、様々な花々で飾られている。

また、砂利や穴、丘陵、土石、黒山、荊棘、毒刺もなく、ただ無量の妙宝の高山があるのみである。天人といえども特別な相の違いはなく、雑食によって身を養うこともない。排泄物や汚れもなく、常に法喜と禅悦を味わいとしている。

国土は清らかに荘厳され、ただ仏の法王が諸々の菩薩を教化している。文字もなく、言葉もない。彼らの菩薩が教化を受ける時、仏のもとに来て恭敬して合掌し、瞬きもせずに如来を仰ぎ見る。そのため、仏の念いの三昧は自然に成就する。この世界は『不眴』と名づけられている。

では、仏の念いの三昧とは何か。つまり、それは色の相から生じるのではなく、受・想・行・識からも生じない。また、過去や未来の果ての智慧から生じるのでもなく、現在の見聞から生じるものでもないのだ。」

佛告阿難:「其念佛三摩地不可思議,於諸法無所行而觀諸法如實相,無說無示、無相無名。此即名為念佛三昧。」

仏は阿難に告げられた。「この仏を念じる三昧(心を集中する行)は、言葉では計り知れないほど深いものである。すべての現象に執着することなく、しかしすべての現象をあるがままに見る。そこには語ることも示すこともなく、形も名前もない。これをこそ『仏念三昧』というのである。」

爾時曼殊室利菩薩摩訶薩即從座起,偏袒右肩右膝著地,合掌恭敬而白佛言:「大聖世尊!若有善男子、善女人,受持此六波羅蜜多經深妙理趣,得幾所福?」

その時、曼殊室利菩薩摩訶薩は座から立ち上がり、右肩をあらわにし、右膝を地につけ、合掌して恭しく仏に申し上げました。「大聖世尊。もし善男子・善女人が、この六波羅蜜多経の深く妙なる理趣を受持しましたなら、どれほどの福を得ることができますでしょうか。」

佛告曼殊室利菩薩摩訶薩:「若有善男子、善女人,於九十億殑伽沙俱胝那庾多百千佛所,供養恭敬尊重讚歎。於意云何,此善男子,善女人所得功德寧為多不?」

仏が文殊師利菩薩摩訶薩に告げられた。「もし善男子・善女人が、九十億のガンジス川の砂粒のような数の仏のもとで、供養し敬い尊び讃嘆したならば、その善男子・善女人の得る功徳は多いと思うか。」

曼殊室利白佛言:「甚多,世尊!甚多,善逝!」

文殊師利が仏に申し上げた。「たくさんおられます、世尊よ。たくさんおられます、善逝よ。」

佛告曼殊室利菩薩摩訶薩:「我今為汝分別演說。若有善男子、善女人、能於此六波羅蜜多經甚深理趣大乘法寶,乃至一頌一句,受持讀誦。書寫解說,如說修行。而此功德勝前功德。所以者何?此六波羅蜜多大乘理趣甚深法門,乃是一切諸佛之母,一切如來從此生故。」

仏は曼殊室利菩薩摩訶薩に告げました。「私は今、あなたのために分別演説します。もし善男子・善女人が、この六波羅蜜多経の甚深なる理趣の大乗法宝を、わずか一頌一句であっても、受持し読誦し、書写し解説し、説の通りに修行するならば、この功德は先の功德に勝ります。なぜでしょうか。この六波羅蜜多の大乗理趣の甚深なる法門は、まさに一切の諸仏の母であり、一切の如来はこの法門から生まれるからです。」

爾時曼殊室利菩薩摩訶薩白佛言:「大聖世尊!我今為欲擁護國界及受持此經典者,常為守護,為欲滌除一切障難,說陀羅尼祕密文句。

その時、文殊師利菩薩摩耶は仏に申し上げました。「偉大なる聖なる世尊よ。私は今、国を守り、この経典を受持する方々を常に護り、あらゆる障りや困難を取り除くために、陀羅尼の秘密の言葉をお説きいたします。」

「第一根本身真言曰:

第一根本身の真言は、次のとおりです。

「南謨薩嚩尾泥(一)唵(二)嚩(平聲、引)移(倪以反)濕嚩(二合)囉

南無 すべての仏陀に帰依します。 オーン。水の清らかな御方、水の徳を備えた尊き聖者よ。

「第二心真言曰:

第二の心真言は、こう唱えます。

「唵(一)穆

「オン

「第三頭真言曰:

第三の真言を説きます。

「唵(一)母(鼻音)穆

オーム

「第四頭髻真言曰:

第四の髻(もとどり)の真言は次の通りです。

「唵(一)菴暗穆

「オン(一)アンアン・モク」

「第五甲冑真言曰:

第五の甲冑の真言はこう唱えます。

「唵(一)靉(引)穆莎訶

オン(一)アイ(引)ムサハ

「第六器仗真言曰:

第六の武器の真言はこう唱えます。

「唵(一)鏖(懊高反、合口呼)穆

オン(オン、(一)) アウ(オウの高い調子、(懊高反、合口呼)) モク(モク)

「大聖世尊!此陀羅尼文句,是三世諸佛法身肢節,過去未來現在諸佛之所宣說。若有善男子、善女人,於閑靜處著新淨衣,發大殷重無分別心,誦百千遍,必得聞持永無忘失。若有善男子、善女人持是經者,當知此人即是法師,若有人輕毀違犯此法師者,當知即是輕毀違犯過去未來現在諸佛。」

「大聖なる世尊よ、この陀羅尼の文句は、三世の諸仏の法身の肢体であり、過去・未来・現在の諸仏によって説かれたものです。もし善男子・善女人が、静かな場所で新しい清らかな衣をまとい、深く謹み重んじる心で差別なく、これを百千回誦すれば、必ず聞き覚えを保ち、永遠に忘れることがありません。また、善男子・善女人がこの経典を保つならば、この人こそが法師であると知るべきです。もし誰かがこの法師を軽んじ、毀り、違背すれば、それはすなわち過去・未来・現在の諸仏を軽んじ、毀り、違背するのと同じであると知るべきです。」

爾時薄伽梵讚曼殊室利菩薩摩訶薩言:「善哉,善哉!汝今說是諸佛真言,作大利益,擁護慈愍一切眾生,滌除障難。」

その時、世尊は文殊師利菩薩摩訶薩を称賛して言われた。「よし、よし。あなたが今説いた仏たちの真言は、大きな利益をもたらし、すべての生きとし生けるものを守り、慈しみ、その障りや苦しみを洗い清めるものである。」

爾時普賢菩薩摩訶薩即從座起,偏袒右肩右膝著地,合掌恭敬而白佛言:「大聖世尊!我亦為欲擁護國界及受持此經典者,常作守護,為欲滌除障難,說陀羅尼祕密文句。

その時、普賢菩薩摩訶薩は、ただちに席を立ち、右肩をあらわにして右膝を地につけ、合掌して敬いながら仏に申し上げました。「大聖世尊よ、私もまた、国境を守り、この経典を受持する人々を常に護り、障りや苦しみを取り除くために、陀羅尼の秘密の言葉を説きましょう。

「南謨囉紇(二合)旦(一)南謨悉馱南(二)南謨阿利也南(三)南莫娑(去)怒南(四)怛地(儞也反)他(五)唵(六)止哩止哩尼(七)悉哩悉哩尼(八)呬哩呬哩尼(九)呬吒呬吒(十)瞖醯兮(十一)陀囉尼三縻(十二)莎訶

南無 囉訖旦(にごう) 南無 悉馱南 南無 阿利也南 南無 娑怒南(去声) 怛地(にやはん)他 唵 止哩 止哩尼 悉哩 悉哩尼 呬哩 呬哩尼 呬吒 呬吒 瞖醯兮 陀囉尼 三縻 莎訶

「世尊!此陀羅尼祕密文句,乃是三世諸佛之所宣說。若有善男子、善女人持是經者,當知此人即是法師,若有人輕毀此法師者,當知即是違犯過去未來現在三世諸佛。」

「世尊よ、この陀羅尼の秘密の文句は、三世の諸仏が説かれたものです。もし善男子・善女人がこの経を守り伝えるなら、その人をこそ法師と知るべきです。もしこの法師を軽んじたり非難する者がいれば、それは過去・未来・現在の三世の諸仏に背くことになると知るべきです。」

爾時大聖觀自在菩薩摩訶薩即從座起,偏袒右肩右膝著地,合掌恭敬而白佛言:「大聖世尊!我亦為欲擁護彼善男子善女人持是經者,常作守護及所住國土,為欲滌除一切諸難,說陀羅尼祕密文句。

その時、大聖・観自在菩薩摩訶薩が席を立ち、右肩を露わにして右膝を地につけ、合掌して敬いながら仏に申し上げた。 「大聖世尊よ。私もまた、この経典を護持する善男子・善女人を守り、その住む国を常に護るために、あらゆる災いを除き清めるための陀羅尼の秘密の文句を説きましょう。」

「南謨娑滿多沒馱南(一)怛地(儞也反)他(二)唵(三)哩弭嚟(四)哩弭嚟(五)誐攞哩弭嚟(六)簡侘(丑加反)哩弭嚟(七)尾止嚟(八)莎訶

南無、一切の仏陀に帰依します。 (そこで)こう唱えます。 オン、 リミリ、リミリ、 ガラリミリ、 カッタリミリ、 ビシリ、 ソワカ。

「世尊!此陀羅尼乃是三世諸佛之所宣說。若有人能持是經者,當知此人即是法師,若人輕毀此法師者,當知即是輕毀三世諸佛。」

「世尊よ、この陀羅尼は、過去・現在・未来の三世の諸仏によって説かれたものです。もしこの経典を心に留める人がいれば、その人こそが法の師であると知るべきです。もしその法の師を軽んじたり貶めたりする人がいれば、それはすなわち三世の諸仏を軽んじ貶めることになると知るべきです。」

爾時曼荼羅諸天菩薩皆悉集會,其名曰:

その時、曼荼羅の諸々の天部や菩薩たちが皆、ことごとく集まった。その名は、次の通りである。

金剛薩埵、金剛王、金剛染、金剛善哉、金剛寶、金剛威、金剛幢、金剛愛、金剛法、金剛利、金剛因、金剛語、金剛羯磨、金剛護、金剛藥叉、金剛拳、金剛薩埵、金剛寶、金剛法、金剛羯磨、金剛嬉戲、金剛鬘、金剛歌、金剛舞、金剛香、金剛華、金剛燈、金剛塗香、金剛鉤、金剛索、金剛鎖、金剛鈴、金剛阿尾奢等,異口同音共說法身種子陀羅尼曰:

金剛薩埵、金剛王、金剛染、金剛善哉、金剛宝、金剛威、金剛幢、金剛愛、金剛法、金剛利、金剛因、金剛語、金剛羯磨、金剛護、金剛薬叉、金剛拳、金剛薩埵、金剛宝、金剛法、金剛羯磨、金剛嬉戯、金剛鬘、金剛歌、金剛舞、金剛香、金剛華、金剛灯、金剛塗香、金剛鉤、金剛索、金剛鎖、金剛鈴、金剛阿尾奢などが、異口同音に共に法身の種子である陀羅尼を説いています:

「唵慕欠阿(引聲)吽怛闌(二合)紇哩(二合)惡」

オン モ ケン ア イン ウン タツ ラン ゴウ コツ リ ゴウ アク

此等大士諸大菩薩,恭敬合掌前白佛言:「大聖世尊!我等若見有人受持此經乃至一頌一句,我等恭敬供養尊重是人,如毘盧遮那如來等無有異。」

これらの大士、諸々の大菩薩たちは、敬いの心で手を合わせ、仏の前に進み出て申し上げました。 「大聖世尊よ。私たちは、たとえこの経典のたった一つの詩句や一文でも受持する人を見れば、その方を、あたかも毘盧遮那如来そのものであるかのように敬い、供養し、尊重いたします。全く違いはございません。」

爾時六波羅蜜多菩薩具足威儀,而於佛前各各自說陀羅尼祕密文句。

その時、六波羅蜜多の菩薩たちは、威儀を整え、仏の前でそれぞれに陀羅尼の秘密の文句を唱えました。

第一布施波羅蜜多菩薩說真言曰:「南謨薄伽伐諦曳(二合)(一)怛哩(二合)瑟拏(二合)哩(二)摩訶撥㝹迷(三)吽索(蘇各反)」

第一布施波羅蜜多の菩薩が唱える真言は次の通りです。

「ナモ バガヴァテーエ タリ シンナ リ マカ ハンヌメイ ウン ソク」

※これは、施しの完成を象徴する菩薩の真言で、心を清め、他者への施しの心を育てるために唱えられます。

第二淨戒波羅蜜多菩薩說真言曰:

第二の浄戒波羅蜜多の菩薩が説く真言は次の通りです。

「南謨薄伽伐諦曳(二合)賀囉賀囉獶施略(上乃刀反、下盧遮反)迺以羝曷嚟撥囉(二合)沒馱吽癹吒」

南無 仏陀の世尊に帰依します。 ハラ ハラ ノウシリャク(刀の音、盧遮の音) ナイイテイ カツライ ハツラ ブツダ ウン ハツ タ

第三安忍波羅蜜多菩薩說真言曰:

第三の安忍波羅蜜多の菩薩が説く真言は、次の通りです。

「南謨薄伽伐諦曳(二合)(一)蘇囉撥底(丁里反)(二)迺以羝(三)𪑐(尾黑反)吽儞(入聲、儞吉反)儞吠(二合)灑(四)索(桑各反)」

「南無 三世覚者の御方に (一) あまねき尊き方に (二) その御心にて (三) すべての煩悩を打ち砕き (四) 清らかな智慧の光を放つ」

第四精進波羅蜜多菩薩說真言曰:

第四の精進波羅蜜多の菩薩が説く真言は、次のとおりです。

「唵南謨薄伽伐諦曳(二合)(一)告思儞耶(二)末藍微毛賀耶(三)吽癹吒(半餘聲)(四)」

「おん なも ばかばてい え こくしにゃ まらん みもかや うん はった」

第五靜慮波羅蜜多菩薩說真言曰:「南謨薄伽伐諦曳(二合)(一)呬里呬里(二)枳里枳里(三)弭里弭里(四)矩殺吒(二合)矩殺吒(二合)(五)唵(六)慕(引)哩(七)慕哩(二合)嚩(平聲)莎訶」

第五静慮波羅蜜多の菩薩が説く真言は次の通りです。

「ナモ バガヴァテーエ     ヒリ ヒリ     キリ キリ     ミリ ミリ     クシャタ クシャタ     オン     ムリ(長音)     ムリ     バ(平声)     ソワカ」

第六智慧波羅蜜多菩薩說真言曰:「南謨薄伽伐諦曳(二合)(一)揭諦揭諦(二)波羅揭諦(三)波羅僧揭諦(四)冒地莎訶」

第六の智慧波羅蜜多の菩薩は、この真言を唱えます。

「南無 薄伽伐諦 曳(二合) 掲諦 掲諦(二) 波羅掲諦(三) 波羅僧掲諦(四) 冒地 莎訶」

意味はこうです。「帰命したてまつる、世尊よ。行ける方よ、行ける方よ。彼岸に行ける方よ。完全に彼岸に行ける方よ。悟りよ、幸いあれ。」

時六波羅蜜多菩薩天等,皆白佛言:「大聖世尊!我等亦為擁護持是經者,說此陀羅尼祕密文句。若有善男子、善女人,受持此經乃至一頌一句,我等供養恭敬尊重讚歎,如佛無異。」

その時、六波羅蜜多の菩薩や天部の者たちは、皆、仏に申し上げました。 「偉大なる聖なる世尊よ。私たちもまた、この経典を護持する者を守るために、この陀羅尼の秘密の文句を説きましょう。 もし善男子、善女人がこの経典を、一つの偈や一句でも受持するならば、私たちはその方を、仏と違わずに供養し、敬い、尊び、称賛いたしましょう。」

爾時毘沙門天王,亦為擁護國界受持經者,說自心真言:

その時、毘沙門天王もまた、この経典を保ち国を守る者のために、自らの心の真言を説かれました。

「怛地(爾也反)他(一)拘那里(二)阿羝𮧬羝捺羝(三)阿娜羝(四)拘那里(五)莎訶」

「タジヤター(一) グナリ(二) アダイ・カイダイ・ナダイ(三) アナダイ(四) グナリ(五) ソワカ」

爾時毘樓勒叉天王,亦為擁護國界及受持經者,說真言曰:

その時、毘楼勒叉天王は、国と経典を守護する者のために、真言を唱えました。

「怛地(儞也反)他(一)阿誐儜(二)誐儜(三)敖哩(四)岸(平聲)那(去聲)哩(五)旃拏里(六)摩鄧耆(七)卜羯斯(八)僧(去聲)矩黎(九)沒嚧(二合)灑黎莎訶」

「ターディヤター(一) アガチン(二) ガチン(三) アウリ(四) アンナリ(五) センダリ(六) マドンギ(七) ボクカッシ(八) ソフリ(九) モルシャーリ・ソワカ」

爾時提頭賴吒天王,亦為擁護國界及受持經者,說真言曰:

その時、持国天もまた、国とお経を守る人々のために、真言を唱えました。

「怛地(儞也反)他(一)瑿黎(二)怒米黎(三)怒閉嬭(平聲)(四)怒𮋺黎(五)閉黎(平聲)(六)閉嬭(平聲)(七)莎訶」

「怛地(にゃやはん)他(いち)、黎(に)、怒米黎(さん)、怒閉嬭(ひょうしょう)(し)、怒𮋺黎(ご)、閉黎(ひょうしょう)(ろく)、閉嬭(ひょうしょう)(しち)、莎訶」

爾時毘樓博叉天王,亦為擁護國界及受持經者,說真言曰:

その時、毘楼博叉天王もまた、国境を守り、経典を受持する者を擁護するために、真言を唱えました。

「怛地(儞也反)他(一)阿尼嚩尼(二)窘而(去聲)(三)怒拏(去聲)迷(四)怒矩黎(五)悉哩怒哩(六)弭哩(七)怒莎訶」

ターヤター(一) アニエパニ(二) クニジ(三) ヌヌダメ(四) ヌクリリャ(五) シリヌリ(六) ミリ(七) ヌソワカ

時四天王白佛言:「大聖世尊!我等亦為擁護國土及善男子、善女人受持經者,說此陀羅尼祕密文句。若有輕毀受持經者,即為輕毀三世諸佛。」

この時、四天王が仏に申し上げました。「大聖世尊よ。私たちもまた、国土と、この経典を受持する善男子・善女人を守護するために、この陀羅尼(呪文)の秘密の言葉を説き明かしましょう。もしこの経典を受持する者を軽んじたり謗ったりするならば、それはすなわち三世の諸仏を軽んじ謗ることとなるのです。」

爾時執金剛菩薩,亦為擁護受持經者,說真言曰:

その時、金剛手菩薩もまた、この経典を受持する者を護るために、真言を説かれました。

「南謨囉怛曩(二合)怛囉(二合)也耶(一)南謨矢戰(二合、平聲)拏(二)韈日囉(二合、上聲)播拏(上聲)曳(平聲)(三)麼訶藥𩑔叉(二合)拪(上)那簸戴(上聲)曳(平聲)(四)寧(上)羝耶(二合)(五)撥囉(二合)入嚩(二合、上聲)履多(六)拘嚕(二合)馱耶(七)訖栗(二合)多(八)比(入聲、頻密反)俱胝目佉耶(九)嚕麼曷哩沙拏昧孕羯囉耶(十)的乞儭(二合)那(十一)難(上聲)瑟鵽嚕(二合)羯吒耶(十二)撥囉(二合)捻(入聲)勃多(二合)韈日囉(二合)賀薩多耶(十三)薩嚩(平聲)尾垽那(十四)微那夜迦尾特問(二合)娑那羯囉(引聲)耶(十五)(此上十五句起請真言,下三句正說真言)怛地(儞也反)他(一)吽韈日羅(二合)矩嚕(二)那(去聲)怛喇吒(三合)」

南無(帰依します)ラトナ(宝)・トラヤーヤ(三宝へ) 南無(帰依します)シャルダ(獅子の?)・ダンダ(杖)・ヴァジュラ(金剛杵)・パーナイェ(手に持つ者へ) マハー(大いなる)・ヤクシャ(夜叉)・セーナ(軍)・パタエ(主へ) ナンディヤー(歓喜へ) プラ(完全に)・アーヴリタ(覆われた) クローダヤ(怒れる者へ) クリタ(なされた) ビクティ(頻繁な)・コーティ(千万の)・ムカーヤ(顔を持つ者へ) ルマ(髪?)・ハルシャナ(喜ばせる)・メーヤ(?)・カラーヤ(為す者へ) ティクシュナ(鋭い) ダンストラ(牙)・カラターヤ(もつれた者へ) プラ(完全に)・ニップタ(倒れた)・ヴァジュラ(金剛杵)・ハサターヤ(手を持つ者へ) サルヴァ(全ての)・ヴィグナ(障害) ヴィナーヤカ(障礙神)・ヴィドヴァンサナ(破壊する)・カラーヤ(為す者へ)

(ここまでの祈願の真言。以下が正しい真言です) タッチャ(すなわち) 「オン(吽) ヴァジラ(金剛杵) クロダ(忿怒) ナフ タラ ッタ」

爾時鈴鐸耳微那夜迦等,亦為擁護受持經者,說真言曰:

その時、鈴鐺耳微那夜迦たちも、この経を受持する者を守護しようと、真言を唱えた。

「怛地(儞也反)他(一)唵(二)必致必致(三)摩必致摩必致(四)摩尾奢摩尾奢(五)摩入嚩(二合、上)囉摩入嚩(二合)囉(六)莎訶」

「ターディヤター オン ヒチ ヒチ マヒチ マヒチ マビシャ マビシャ マニュウワラ マニュウワラ ソワカ」

爾時閻魔羅王,亦欲擁護受持經者,說真言曰:

その時、閻魔羅王もまた、この経を受持する者を守護しようと願い、真言を唱えました。

「怛地(儞也反)他(一)悉哩(二)尾悉哩尼(三)質哩(四)尾質哩尼(五)儞㕧儞㕧(六)瞖醯兮(七)慕(上)多撥底(八)莎訶」

「タティヤター(一) シリ(二) ビシリニ(三) チリ(四) ビチリニ(五) ニジニジ(六) エイケイ(七) ムタ(上)ハッチ(八) ソワカ」

爾時訶哩底愛子母,亦為擁護受持經者,說真言曰:

その時、訶哩底愛子母(カーリーティー・アイシモ)もまた、この経典を受持する者を守護するために、真言を説かれました。

「怛地(儞也反)他(一)娜嬭(儞諧反,下准此)娜嬭(二)頓嬭頓嬭(三)薩尾山微那夜迦喃(四)目佉髯磨喃(五)鑠訖底(二合)悉擔磨南(六)磨嚩都(七)莎訶」

「タニヤター(注:発音注意) ナナイ(注:下も同様) ナナイ トンナイ、トンナイ サビシャン・ビナヤカーナン ムカ・ラマナン シャクティ(二字で一音) シタンマナン マバトゥ ソワカ」

爾時摩利支天,亦為擁護受持經者,說真言曰:

その時、摩利支天もまた、経典を受持する者を守護するために、真言を説かれました。

「怛底嚟(二合)磨寧(一)滿怛囉(二合)(二)撥娜寧(三)麼挽底(丁伊反)(平聲)(四)怛地(儞也反)他(一)遏迦末斯(二)末迦末斯(三)頞怛那(去聲)南末斯(四)撥吐迷洛叉(五)嗢撥吐迷洛叉(六)薩嚩昧以瓢(入聲)(七)薩武撥薩倪(上聲)瓢(八)曷洛叉(九)莎訶」

「タタリサ(二合)マネィ(一)マンタラ(二合)(二)バダネィ(三)マワンデ(丁イ反)(平声)(四)タディ(ニャ反)タ(一)アガマスィ(二)マガマスィ(三)アンタナ(去声)ナマスィ(四)バトゥメイロッチャ(五)ウバトゥメイロッチャ(六)サルヴェィメイブ(入声)(七)サウバサニ(上声)ブ(八)アロクシャ(九)スヴァハー」

爾時迦嚕拏王,為欲擁護國王大臣及受持經者,說迦嚕拏王理趣真言曰:

その時、迦嚕拏王は、国王や大臣、そしてこの経典を受持する者たちを守ろうと、迦嚕拏王の理趣真言を説かれました。

「乞史(二合)簸(一)唵(二)莎訶」

「乞史(にごう)は、簸(いち)、唵(に)、莎訶」

爾時真實迦嚕囉王,為欲擁護國界及受持經者,說真言曰:

その時、真実の迦嚕囉王(かるらおう)は、国境と経典を護持する者たちを守ろうとして、真言(しんごん)を唱えた。

「南謨薩哆埵(二合)(一)誐嚕拏耶(二)沒孽囉摩訶沒孽囉(三)縵惹(平聲)縵惹(平)(四)薩嚩(上)娜岸(平)(五)摩囉耶尾沙入索(六)嗢涅蘇(上)哩耶(二合)(七)儞袍(八)慕(上)𮚤(去)誐麼哩補(九)鑠訖多(二合)薩那(十)窣覩縵寧(上)(十一)薩莽㗚多(十二)尾搖(十三)賀哩多(引)羅(十四)簡底(頂伊反)(十五)嚕質囉(十六)僧屹囉(二合)銘(十七)捺里與捺囉(二合)(十八)儞迦囉(十九)撦耶(二十)薩麼曩(二十一)泥庾底(丁里反)(二十二)商佉(二十三)乞史(二合)囉(平聲)(二十四)沒哩(二合)娜羅(二十五)窘多(二十六)那嚩(去聲)囉(二十七)三藐佉(二十八)尾灑(二十九)乞史(二合)跋寧(三十)」

南無サッタガルナヤ。 サッタガルナヤ、マカガルナヤ。 マンジャ、マンジャ。 サルヴァ・ナガン、マラヤ・ウィシャ・ニュソ。 ウツネスリヤ、ニパウ。 ムケーガマリプ、シャクタ・サーナ。 ストゥマニン、サマリタ。 ウィヤウ、ハリタラ。 カンテ、ルチラ。 サンギラミ、ナリヨーナラ。 ニカラ、チャヤ。 サマナ、ニユティ。 シャンカ、キシラ。 ミリナラ、クンタ。 ナヴァラ、サミャーカ。 ウィシャ・キシバニン。

時迦嚕囉王纔說是真言已,一切惡龍毒氣皆悉摧滅,國土安寧。

ガルーダの王がこの真言を唱え終えると、あらゆる悪龍の毒気はことごとく消え去り、国土は平穏になりました。

爾時大自在天王,為欲擁護受持經者,說真言曰:

その時、大自在天の王は、この経典を受持する者を守りたいと願い、真言を唱えられた。

「怛地(儞也反)他(一)唵(二)怛吒耶(三)莎訶(四)悉怛吒耶(五)莎訶(六)嚩吒耶(七)莎訶(八)勿吒耶(九)莎訶(十)捨咄嚕(二合)儞屹輦(二合)怛曩耶(十一)莎訶(十二)南謨迦吒(十三)尾迦吒(十四)羯胒(平聲、引)迦(去)囉(十五)播吒羅(上)耶耨多囉(十六)儞瑟吒(二合)簡儞瑟吒(二合)(十七)簡儞瑜惹難(上)羝(十八)誐羅(十九)儞尾(二合)誐羅(二十)尾捨撥囉(二合)尾捨(二十一)阿尾捨(二十二)嚕捺囉(二合)(二十三)嘮捺嚟(二合)那(二十四)汗囊汗囊(二十五)諾賀諾賀(二十六)跛者跛者(二十七)莽他莽他(二十八)尾特問(二合)娑也(二十九)尾特問(二合)娑也(三十)瑜倪始嚩(二合)囉(三十一)摩醯始縛(二合)囉(三十二)南謨悉諦窣覩(三十三)播摩醯(三十四)訝(顏憂反)慈(三十五)南謨始戰(二合)拏耶(三十六)莎訶(三十七)撥囉(二合)戰拏耶(三十八)莎訶(三十九)沃屹囉(二合、引)耶(四十)莎訶(四十一)沃屹囉(二合)諦惹耶(四十二)莎訶(四十三)戍羅耶(短聲,下准此)(四十四)莎訶(四十五)戍羅匿(乃職反)賀嚩(二合)耶(四十六)莎訶(四十七)氷(并孕反)誐(上)耶(四十八)莎訶(四十九)氷誐佶灑(二合、去聲)耶(五十)莎訶(五十一)𦽆囉耶(五十二)莎訶(五十三)𦽆囉嚕播耶(五十四)莎訶(五十五)佉(上聲)囉耶(五十六)莎訶(五十七)佉囉嚕播耶(五十八)莎訶(五十九)禰怛多囉耶(六十)莎訶(六十一)嗢特縛(去聲、二合)耶(六十二)莎訶(六十三)嗢特嚩(二合)繫舍耶(六十四)莎訶(六十五)諾賀那(去)耶(六十六)莎訶(六十七)撥者那(去)耶(六十八)莎訶(六十九)阿目佉(去)耶(七十)莎訶(七十一)阿寧(上聲)韈多迦耶(七十二)莎訶(七十三)烏蒭讖摩耶(七十四)莎訶(七十五)烏蒭讖摩嚕涅囉(二合)耶(七十六)莎訶(七十七)瑜(上聲)滿(七十八)儞尾(二合)瑟底(七十九)也失者迦失質(八十)阿寐捺囉(二合)韈底(八十一)𦽆底末底(八十二)播那(八十三)壤誐(平)(八十四)迂嚧(八十五)茗拏囉(八十六)穀乞史(二合)(八十七)紇㗚奈監(八十八)摩呼(八十九)塞建(二合)那(九十)屹哩(二合)嚩(平聲)(九十一)賀努(九十二)鄔瑟侘(二合)(九十三)匿(乃職反)賀嚩(二合)(九十四)娜娑(九十五)室嚕(二合)怛囉(二合九十六)羅邏(上)吒(九十七)室哩山(九十八)諾賀彌(九十九)莎訶(一百)癹吒(二合)(一百一)」

「ターディヤター オン タッタヤ ソワカ シタッタヤ ソワカ ワッタヤ ソワカ ムッタヤ ソワカ シャトゥル ニキランタナヤ ソワカ ナモ カッタ ビカッタ カルニカーラ パータラヤ ノウタラ ニシュタ カン ニシュタ カン ニユジャナンテ ガラ ニビガラ ビシャパラビシャ アビシャ ルーダラ ラウドリーナ ハナハナ ノハノハ パチャパチャ マタマタ ビトウィンサヤ ビトウィンサヤ ユギシュワラ マヘーシュワラ ナモ シッテイ ストゥ パマヘー ギャンジ ナモ チャンダヤ ソワカ プラチャンダヤ ソワカ ウグラヤ ソワカ ウグラテージャヤ ソワカ シューラヤ ソワカ シューラニハーバヤ ソワカ ベンガヤ ソワカ ベンガキシャヤ ソワカ マーラヤ ソワカ マーラルーパヤ ソワカ カーラヤ ソワカ カーラルーパヤ ソワカ ニッタラヤ ソワカ ウトワヤ ソワカ ウトワケーシャヤ ソワカ ノハナーヤ ソワカ パチャナーヤ ソワカ アムカーヤ ソワカ アニルタータカーヤ ソワカ ウチューシャンマヤ ソワカ ウチューシャンマ ルーダラヤ ソワカ ユマン ニビシュティ ヤシャカシャチツ アミーダラバティ マーティマーティ パーナ ニャンガ ウル ミンダラ コクシヤキ ハリバンダム マフー セーケンナ ギリバ ハヌ ウシャンタ ニハーバ ナソー シュリートラ ララータ シュリーシャン ノハミ ソワカ パッタ」

爾時毘沙門天王及諸天等,各說如是陀羅尼已,俱白佛言:「大聖世尊!我等若見如是法師,受持讀誦乃至一頌一句,常作擁護,滌除一切災難苦厄及諸毒氣呵罵捶打,種種疾患魑魅魍魎不吉祥事皆悉消滅。」

その時、毘沙門天王と諸天は、それぞれの陀羅尼を説き終えて、仏に申し上げました。 「大聖なる世尊よ。私たちは、このような法師が経典を受け持ち、読誦し、たとえ一つの偈や一句であっても、常に守り支え、すべての災難や苦しみ、さらには毒気、罵りや殴打、さまざまな病気、化け物や不吉なことまでも、ことごとく消し去ります。」

佛告諸大士及毘沙門天王:「汝等善能守護如是持經法師,此經名字尚不可聞,何況盡能受持讀誦,恭敬供養尊重讚歎,以種種塗香、末香、燒香、華鬘、衣服及妙寶蓋、繒綵、幢幡、香油、酥燈,以如是等百千萬種供養法師,應先發願:『聞此經已,如說修行。』我今以此持經法師付囑汝等,應當擁護,乃至親屬亦當守護,令無衰患,使得安樂。」

仏は諸大士と毘沙門天王に告げられた。「あなたがたは、このような経典を護持する法師をよく守護している。この経典の名でさえ、聞くことすら難しいのに、ましてやその全てを受け持ち、読誦し、恭敬し、供養し、尊重し、讃嘆し、あるいは様々な塗香、抹香、焼香、華鬘、衣服、さらには妙なる宝蓋、絹織物、幢幡、香油、酥燈など、百千万の種類の供養を以て法師に捧げることはなおさらである。まず誓願を立てなさい。『この経を聞いたならば、説のままに修行しよう』と。今、私はこの持経の法師をあなたがたに託す。よって、あなたがたは守り護り、さらにその親族までも守護し、衰えや悩みなく、安楽を得させなさい。」


1 歸依三寶品
3 發菩提心品

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