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中阿含経 (中阿含經)


(七)中阿含七法品世間福經第七(初一日誦)

(七)中阿含七法品世間福経第七(初一日誦)

我聞如是:

私はこのように聞きました。

一時,佛遊拘舍彌,在瞿沙羅園。

ある時、お釈迦様はコーサンビーの地に滞在され、グシャラ園におられました。

爾時,尊者摩訶周那則於晡時從宴坐起,往詣佛所,到已作禮,却坐一面,白曰:「世尊!可得施設世間福耶?」

その時、尊者マハーチューナは午後の瞑想を終えて立ち上がり、仏陀のもとへと向かいました。到着すると礼をし、一隅に座ると、こう申し上げました。「世尊よ、世間の福徳というものを説くことはできるでしょうか?」

世尊告曰:「可得。周那!有七世間福,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。云何為七?周那!有信族姓男、族姓女,施比丘眾房舍、堂閣。周那!是謂第一世間之福,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。

世尊はお答えになりました。「周那よ、それはできます。世の中には七つの福徳があり、それによって大きな福と守護を得、大きな果報を得、大きな名誉を得、大きな功徳を得ることができます。どのような七つでしょうか。

周那よ、信心深い善男子・善女人が比丘の僧伽に僧坊や講堂を寄進するならば、これが第一の世間の福徳です。それによって大きな福と守護を得、大きな果報を得、大きな名誉を得、大きな功徳を得るのです。

「復次,周那!有信族姓男、族姓女,於房舍中施與床座、氍𭯫、𣯾𣰆、氈褥、臥具。周那!是謂第二世間之福,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。

さらに、周那よ、信心ある良家の男女が、家の中に座布団や敷物、毛布や寝具を施すならば、周那よ、これが第二の世間の福と言われる。彼らは大きな福を得、大きな果報を得、大きな名声を得、大きな功徳を得るのです。

「復次,周那!有信族姓男、族姓女,於房舍中施與一切新淨妙衣。周那!是謂第三世間之福,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。

また、周那よ、信心ある良家の男子や女子が、家屋の中で一切の新しい清浄な美しい衣を施すならば、周那よ、これを第三の世間の福と言う。彼らは大いなる福を得、大いなる果報を得、大いなる名誉を得、大いなる功徳を得るのである。

「復次,周那!有信族姓男、族姓女,於房舍中常施於眾朝粥、中食,又以園民供給使令,若風雨寒雪,躬往園所,增施供養。諸比丘眾食已,不患風雨寒雪沾漬衣服,晝夜安樂禪寂思惟。周那!是謂第七世間之福,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。

さらに、周那よ、信心ある善男子・善女人が、住まいにおいて常に僧伽に朝粥と昼食を施し、また園の世話人を供給して使いにし、風雨や寒雪のときには自ら園に出向き、供養を増やすとするならば、比丘たちは食事を済ませた後、風雨や寒雪に衣服が濡れる心配もなく、昼夜を問わず安楽に禅定と思惟に専念することができます。周那よ、これが第七の世間の福であり、大いなる福徳を得、大いなる果報を得、大いなる名誉を得、大いなる功徳を得るのです。

「周那!信族姓男、族姓女已得此七世間福者,若去若來,若立若坐,若眠若覺,若晝若夜,其福常生,轉增轉廣。周那!譬如恒伽水,從源流出,入于大海,於其中間轉深轉廣。周那!如是信族姓男、族姓女已得此七世間福者,若去若來,若立若坐,若眠若覺,若晝若夜,其福常生,轉增轉廣。」

周那よ、信じる善男子、善女人がこの七つの世間福を得たならば、彼が行くときも、来るときも、立っているときも、座っているときも、眠っているときも、目覚めているときも、昼も夜も、その福徳は常に生じ、ますます増え、ますます広がるのです。

周那よ、ちょうどガンジス川の水が源から流れ出て大海に入るまで、その途中で次第に深く、次第に広くなるように。周那よ、まさにそのように、信じる善男子、善女人がこの七つの世間福を得たならば、彼が行くときも、来るときも、立っているときも、座っているときも、眠っているときも、目覚めているときも、昼も夜も、その福徳は常に生じ、ますます増え、ますます広がるのです。

於是,尊者摩訶周那即從坐起,偏袒右肩,右膝著地,長跪叉手白曰:「世尊!可得施設出世間福耶?」

そこで、尊者マハーチューナは座から立ち上がり、右肩をあらわにし、右膝を地につけ、ひざまずいて合掌し、世尊に申し上げました。「世尊よ、世間を超えた福徳を説くことはできるでしょうか?」

世尊告曰:「可得。周那!更有七福出於世間,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。云何為七?周那!有信族姓男、族姓女,聞如來、如來弟子遊於某處,聞已歡喜,極懷踊躍。周那!是謂第一出世間福,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。

世尊はお答えになりました。「もちろんです、周那よ。世の中には、さらに七つの福徳があります。これらは大きな幸福をもたらし、大きな果報をもたらし、大きな名声をもたらし、大きな功徳をもたらすものです。その七つとは何でしょうか。周那よ、信心深い男女が、如来や如来の弟子たちがどこかで教えを説いていると聞き、それを聞いて喜び、心から歓びに満たされることです。周那よ、これが第一の出世間の福徳であり、大きな幸福をもたらし、大きな果報をもたらし、大きな名声をもたらし、大きな功徳をもたらすものなのです。

「復次,周那!有信族姓男、族姓女,聞如來、如來弟子欲從彼至此,聞已歡喜,極懷踊躍。周那!是謂第二出世間福,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。

また、周那よ。信心ある良家の男子、あるいは良家の女子が、如来や如来の弟子たちが、かの地からここへ来ようとしていると聞く。それを聞いて、彼らは喜び、心躍る思いに満たされる。周那よ、これが第二の出世間の福と呼ばれるものである。大いなる福祐を得、大いなる果報を得、大いなる名誉を得、大いなる功徳を得るのである。

「復次,周那!有信族姓男、族姓女,聞如來、如來弟子已從彼至此,聞已歡喜,極懷踊躍,以清淨心躬往奉見,禮敬供養,既供養已,受三自歸於佛、法及比丘眾,而受禁戒。周那!是謂第七出世間福,得大福祐,得大果報,得大名譽,得大功德。

さらにまた、周那よ。信仰ある良家の男女が、如来や如来の弟子がそこからここへ来たと聞くと、それを聞いて喜び、大いに心躍らせ、清らかな心で自ら出向いてお会いし、礼拝供養する。供養を終えた後、仏・法・比丘僧の三宝に帰依し、戒めを受ける。周那よ、これを第七の出世間の福徳という。大いなる福徳を得、大いなる果報を得、大いなる名誉を得、大いなる功徳を得るのである。

「周那!信族姓男、族姓女若得此七世間之福及更有七出世間福者,其福不可數,有爾所福,爾所福果,爾所福報,唯不可限、不可量、不可得大福之數。周那!譬如從閻浮洲有五河流:一曰恒伽,二曰搖尤那,三曰舍勞浮,四曰阿夷羅婆提,五曰摩企,流入大海,於其中間水不可數,有爾所升斛,唯不可限,不可量、不可得大水之數。周那!如是信族姓男、族姓女若得此七世間之福及更有七出世間福者,其福不可數,有爾所福,爾所福果,爾所福報,唯不可限、不可量、不可得大福之數。」

周那よ、もし信心ある善男子、善女人が、この七つの世間の福を得、さらに七つの出世間の福を加えるならば、その福徳は数えきれないほどになります。どれほどの福徳があり、どれほどの福の結果があり、どれほどの福の報いがあるか、ただ限りがなく、量ることができず、大きな福徳の数は得られないほどです。

周那よ、たとえば、閻浮洲から五つの大河が流れ出ているとしましょう。一つはガンジス川、二つ目はヤムナー川、三つ目はサラスヴァティー川、四つ目はアチラヴァティー川、五つ目はマヒー川です。これらが大海に流れ込むとき、その途中の水の量は数えきれません。どれほどの升や斛があるか、ただ限りがなく、量ることができず、大きな水の量は得られないほどです。

周那よ、このように、もし信心ある善男子、善女人が、この七つの世間の福を得、さらに七つの出世間の福を加えるならば、その福徳は数えきれないほどになります。どれほどの福徳があり、どれほどの福の結果があり、どれほどの福の報いがあるか、ただ限りがなく、量ることができず、大きな福徳の数は得られないほどです。

爾時,世尊而說頌曰:

その時、世尊は偈を説かれた。

「恒伽之河, 清淨易渡,
海多珍寶, 眾水中王。
猶若河水, 世人敬奉,
諸川所歸, 引入大海。
如是人者, 施衣飲食,
床㯓茵褥, 及諸坐具。
無量福報, 將至妙處,
猶若河水, 引入大海。」

恒河の水は清らかで渡りやすく、 海は多くの宝を蔵し、すべての水の王である。 まるで河の水のように、世の人々はこれを敬い奉じ、 多くの川はすべてここに集まり、大海へと導かれる。

このように人もまた、衣服や飲食を施し、 寝台や敷物、さまざまな座具を供えるならば、 計り知れぬ福報が得られ、すぐれた境地へと至る。 ちょうど河の水が大海へと導かれるように。

佛說如是。尊者摩訶周那及諸比丘,聞佛所說,歡喜奉行。

このようにお説きになりました。 尊者マハーチューナと諸々の比丘たちは、 仏の説かれたことを聞き、歓喜して受け入れ、実践いたしました。

世間福經第七竟(九百九十三字)

世間福経第七 終わり(九百九十三字)


6 善人往經
8 七日經

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