(六)
(六)
如是我聞:
このように私は聞きました。
一時,佛住舍衛國祇樹給孤獨園。
あるとき、お釈迦さまは舎衛国の祇園精舎におられました。
爾時,世尊告諸比丘:「於色不知、不明、不離欲貪、心不解脫者,則不能越生、老、病、死怖;如是受、想、行、識,不知、不明、不離欲貪、心不解脫者,則不能越生、老、病、死怖。
その時、世尊は比丘たちに告げられました。
「色について知らず、理解せず、欲や貪りを離れず、心が解脱していない者は、生・老・病・死の恐怖を越えることができません。
同じように、受・想・行・識について知らず、理解せず、欲や貪りを離れず、心が解脱していない者も、生・老・病・死の恐怖を越えることはできないのです。」
「諸比丘!於色若知、若明、若離欲貪、心解脫者,則能越生、老、病、死怖;如是受、想、行、識,若知、若明、若離欲貪、心解脫者,則能越生、老、病、死怖。」
諸比丘よ、もし色について知り、明らかにし、欲や執着から離れ、心が解き放たれるならば、その者は生・老・病・死の恐れを超えることができる。同じように、受・想・行・識についても、もし知り、明らかにし、欲や執着から離れ、心が解き放たれるならば、その者は生・老・病・死の恐れを超えることができるのです。
時,諸比丘聞佛所說,歡喜奉行。
時に、比丘たちは仏の説かれたことを聞き、歓喜して教えを奉じ行った。