(八)
(八)
如是我聞:
このように私は聞きました。
一時,佛住舍衛國祇樹給孤獨園。
ある時、お釈迦様は舎衛国の祇園精舎におられました。
爾時,世尊告諸比丘:「過去、未來色無常,況現在色!聖弟子!如是觀者,不顧過去色,不欲未來色,於現在色厭、離欲、正向滅盡。如是,過去、未來受、想、行、識無常,況現在識!聖弟子!如是觀者,不顧過去識,不欣未來識,於現在識厭、離欲、正向滅盡。如無常,苦、空、非我亦復如是。」
その時、世尊は比丘たちに告げられた。
「過去の色も、未来の色も無常である。ましてや現在の色はなおさらだ。聖なる弟子よ、このように観ずる者は、過去の色に執着せず、未来の色を欲せず、現在の色に対しては厭離し、欲を離れ、正しく滅尽に向かうのである。
同じように、過去の受・想・行・識も、未来の受・想・行・識も無常である。ましてや現在の識はなおさらだ。聖なる弟子よ、このように観ずる者は、過去の識に執着せず、未来の識を喜ばず、現在の識に対しては厭離し、欲を離れ、正しく滅尽に向かうのである。
無常であると同様に、苦であり、空であり、我がものでない、ということもまた同じように観ずべきである。」
時,諸比丘聞佛所說,歡喜奉行。
その時、諸比丘は仏の説かれたことを聞き、歓喜して教えを奉じ行った。