輕重罪品第九十八
轻重罪品 第九十八
問曰:經中說有輕重罪業。何謂輕重?答曰:若業能得阿鼻地獄報,是名重罪。
問い:経典には軽い罪業と重い罪業があると説かれています。何を軽い、重いというのでしょうか。答え:ある業が阿鼻地獄の報いを受けるものであるなら、それは重い罪と呼ばれます。
問曰:何等業能得此報?答曰:若業破僧必受此報。所以者何?別離三寶,令僧寶離佛寶亦礙法寶。又生上邪見,故能起是業。亦深嫉恚佛故起此業。亦久集惡性、深貪利養故,故起此業。又此人說非法是法時,障多眾生行諸善法,故名重罪。
問:どのような業がこの報いを得るのでしょうか。
答:もし僧を破る業を行えば、必ずこの報いを受けます。なぜでしょうか。三宝を分かつからです。僧宝を仏宝から引き離し、法宝をも妨げます。また、大きな邪見を生じるため、この業を起こすことができます。また、仏を深く嫉み憎むためにこの業を起こします。また、長い間、悪い性質を積み重ね、利養を深く貪るために、この業を起こします。また、この人が非法を法であると言うとき、多くの衆生が諸々の善法を行うのを妨げるので、重罪と呼ばれます。
問曰:但破僧罪得阿鼻地獄報?更有餘耶?答曰:餘業亦有。若言無罪無福、供養父母及諸善人無有果報,是等邪見亦得此報。又使他人墮此邪見,令多眾生造諸惡故,亦受此報。又能作如是邪見經書,如富蘭那等諸邪見師,害正見故,開多眾生為惡因緣。又謗賢聖罪亦得此報,如說八萬四千歲一脅受苦。又如法句中說,聖人以法壽,以此法教化,鈍根依惡見,違逆如是語;如刺竹結實,則自害其形,是人墮地獄,首下足在上。以惡心惡口,誹謗賢聖者,是人墮十萬尼羅浮地獄,三十六及五阿浮陀地獄。又殺生等若事重心重,是罪亦墮阿鼻地獄。與重相違,是名為輕。於炙大炙等諸淺地獄、畜生、餓鬼及人天中受不善報,是名輕罪。
問い:僧を破る罪だけが阿鼻地獄の報いを受けるのでしょうか。それ以外にもあるのでしょうか。
答え:その他の業にもあります。もし「罪も福もなく、父母や善人に供養しても果報はない」と言うならば、このような邪見もまたこの報いを受けます。また、他人をこの邪見に陥らせ、多くの衆生に悪を造らせるならば、そのためにもこの報いを受けます。さらに、このような邪見の経書を作るならば、富蘭那などの邪見の師たちのように、正見を損なうために、多くの衆生に悪の因縁を開くことになります。また、賢聖を誹謗する罪もこの報いを受けます。八万四千歳の間、脇を苦しめられると説かれるとおりです。また法句に説かれるとおり、聖人は法によって寿を得て、この法で教化されますが、鈍根の者は悪見に依り、このような言葉に違逆します。刺竹が実を結ぶと自らの形を傷つけるように、その人は地獄に堕ち、首は下に足は上になります。悪心と悪口で賢聖を誹謗する者は、十萬尼羅浮地獄、三十六および五阿浮陀地獄に堕ちます。また、殺生などにおいて、事が重く心が重ければ、この罪もまた阿鼻地獄に堕ちます。重いものと相違する場合は、これを軽いと名づけます。炙、大炙などの浅い諸地獄、畜生、餓鬼、および人と天の中で不善の報いを受けることを、軽い罪と名づけます。