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阿毘達磨倶舎論本頌 (阿毘達磨俱舍論本頌)


分別業品第四(一百三十一頌)

分別業品 第四(百三十一頌)

世別由業生, 思及思所作,
思即是意業, 所作謂身語,
此身語二業, 俱表無表性。
身表許別形, 非行動為體,
以諸有為法, 有剎那盡故。
應無無因故, 生因應能滅,
形亦非實有, 應二根取故。
無別極微故, 語表許言聲,
說三無漏色, 增非作等故。
此能造大種, 異於表所依,
欲後念無表, 依過大種生。
有漏自地依, 無漏隨生處,
無表無執受, 亦等流情數。
散依等流性, 有受異大生,
定生依長養, 無受無異大。
表唯等流性, 屬身有執受,
無表記餘三, 不善唯在欲。
無表遍欲色, 表唯有伺二,
欲無有覆表, 以無等起故。
勝義善解脫, 自性慚愧根,
相應彼相應, 等起色業等,
翻此名不善。 勝無記二常,
等起有二種, 因及彼剎那,
如次第應知, 名轉名隨轉,
見斷識唯轉, 唯隨轉五識,
修斷意通二, 無漏異熟非,
於轉善等性, 隨轉各容三。
牟尼善必同, 無記隨或善,
無表三律儀, 不律儀非二。
律儀別解脫, 靜慮及道生,
初律儀八種, 實體唯有四。
形轉名異故, 各別不相違,
受離五八十, 一切所應離。
立近事近住, 勤策及苾芻,
俱得名尸羅, 妙行業律儀。
唯初表無表, 名別解業道,
八成別解脫, 得靜慮聖者,
成靜慮道生, 後二隨心轉。
未至九無間, 俱生二名斷,
正知正念合, 名意根律儀。
住別解無表, 未捨恒成現,
剎那後成過, 不律儀亦然。
得靜慮律儀, 恒成就過未,
聖初除過去, 住定道成中。
住中有無表, 初成中後二,
住律不律儀, 起染淨無表,
初成中後二, 至染淨勢終。
表正作成中, 後成過非未,
有覆及無覆, 唯成就現在。
惡行惡戒業, 業道不律儀,
成表非無表, 住中劣思作。
捨未生表聖, 成無表非表,
定生得定地, 彼聖得道生。
別解脫律儀, 得由他教等,
別解脫律儀, 盡壽或晝夜,
惡戒無晝夜, 謂非如善受。
近住於晨旦, 下座從師受,
隨教說具支, 離嚴飾晝夜。
戒不逸禁支, 四一三如次,
為防諸性罪, 失念及憍逸。
近住餘亦有, 不受三歸無,
稱近事發戒, 說如苾芻等。
若皆具律儀, 何言一分等?
謂約能持說, 下中上隨心。
歸依成佛僧, 無學二種法,
及涅槃擇滅, 是說具三歸。
邪行最可訶, 易離得不作,
得律儀如誓, 非總於相續,
以開虛誑語, 便越諸學處。
遮中唯離酒, 為護餘律儀。
從一切二現, 得欲界律儀,
從根本恒時, 得靜慮無漏。
律從諸有情, 支因說不定,
不律從一切, 有情支非因。
諸得不律儀, 由作及誓受,
得所餘無表, 由田受重行。
捨別解調伏, 由故捨命終,
及二形俱生, 斷善根夜盡,
有說由犯重, 餘說由法滅。
迦濕彌羅說, 犯二如負財,
捨定生善法, 由易地退等,
捨聖由得果, 練根及退失。
捨惡戒由死, 得戒二形生,
捨中由受勢, 作事壽根斷。
捨欲非色善, 由根斷上生,
由對治道生, 捨諸非色染。
惡戒人除北, 二黃門二形,
律儀亦在天, 唯人具三種。
生欲天色界, 有靜慮律儀,
無漏并無色, 除中定無想。
安不安非業, 名善惡無記,
福非福不動, 欲善業名福,
不善名非福。 上界善不動,
約自地處所, 業果無動故。
順樂苦非二, 善至三順樂,
諸不善順苦, 上善順非二,
餘說下亦有, 由中招異熟。
又許此三業, 非前後熟故。
順受總有五, 謂自性相應,
及所緣異熟, 現前差別故。
此有定不定, 定三順現等。
或說業有五, 餘師說四句,
四善容俱作, 引同分唯三。
諸處造四種, 地獄善除現,
堅於離染地, 異生不造生。
聖不造生後, 并欲有頂退,
欲中有能造, 二十二種業,
皆順現受攝, 類同分一故。
由重惑淨心, 及是恒所造,
於功德田起, 害父母業定,
由田意殊勝, 及定招異熟,
得永離地業, 定招現法果。
於佛上首僧, 及滅定無諍,
慈見修道出, 損益業即受。
諸善無尋業, 許唯感心受,
惡唯感身受, 是感受業異。
心狂唯意識, 由業異熟生,
及怖害違憂, 除北洲在欲。
說曲穢濁業, 依諂瞋貪生,
依黑黑等殊, 所說四種業。
惡色欲界善, 能盡彼無漏,
應知如次第, 名黑白俱非。
四法忍離欲, 前八無間俱,
十二無漏思, 唯盡純黑業。
離欲四靜慮, 第九無間思,
一盡雜純黑, 四令純白盡。
有說地獄受, 餘欲業黑雜,
有說欲見滅, 餘欲業黑俱。
無學身語業, 即意三牟尼,
三清淨應知, 即諸三妙行。
惡身語意業, 說名三惡行,
及貪瞋邪見, 三妙行翻此。
所說十業道, 攝惡妙行中,
麁品為其性, 如應成善惡。
惡六定無表, 彼自作婬二,
善七受生二, 定生唯無表。
加行定有表, 無表或有無,
後起此相違, 加行三根起。
彼無間生故, 貪等三根生,
善於三位中, 皆三善根起。
殺麁語瞋恚, 究竟皆由瞋,
盜邪行及貪, 皆由貪究竟,
邪見癡究竟, 許所餘由三。
有情具名色, 名身等處起,
俱死及前死, 無根依別故。
軍等若同事, 皆成如作者,
殺生由故思, 他想不誤殺。
不與取他物, 力竊取屬己。
欲邪行四種, 行所不應行。
染異想發言, 解義虛誑語。
由眼耳意識, 并餘三所證,
如次第名為, 所見聞知覺
染心壞他語, 說名離間語,
非愛麁惡語, 諸染雜穢語,
餘說異三染, 佞歌邪論等。
惡欲他財貪, 憎有情瞋恚,
撥善惡等見, 名邪見業道。
此中三唯道, 七業亦道故,
唯邪見斷善, 所斷欲生得,
撥因果一切, 漸斷二俱捨。
人三洲男女, 見行斷非得,
續善疑有見, 頓現除逆者。
業道思俱轉, 不善一至八,
善總開至十, 別遮一八五。
不善地獄中, 麁雜瞋通二,
貪邪見成就, 北洲成後三。
雜語通現成, 餘欲十通二,
善於一切處, 後三通現成。
無色無想天, 前七唯成就,
餘處通成現, 除地獄北洲,
皆能招異熟, 等流增上果,
此令他受苦, 斷命壞威故。
貪生身語業, 邪命難除故,
執命資貪生, 違經故非理。
斷道有漏業, 具足有五果,
無漏業有四, 謂唯除異熟。
餘有漏善惡, 亦四除離繫,
餘無漏無記, 三除前所除。
善等於善等, 初有四二三,
中有二三四, 後二三三果。
過於三各四, 現於未亦爾,
現於現二果, 未於未果三,
同地有四果, 異地二或三。
學於三各三, 無學一三二,
非學非無學, 有二二五果,
見所斷業等, 一一各於三。
初有三四一, 中二四三果,
後有一二四, 皆如次應知。
染業不應作, 有說亦壞軌,
應作業翻此, 俱相違第三。
一業引一生, 多業能圓滿,
二無心定得, 不能引餘通,
三障無間業, 及數行煩惱,
并一切惡趣, 北洲無想天。
三洲有無間, 非餘扇搋等,
少恩少羞恥, 餘障通五趣。
此五無間中, 四身一語業,
三殺一誑語, 一殺生加行。
僧破不和合, 心不相應行,
無覆無記性, 所破僧所成,
能破者唯成, 此虛誑語罪,
無間一劫熟, 隨罪增苦增。
苾芻見淨行, 破異處愚夫,
忍異師道時, 名破不經宿。
贍部洲九等, 方破法輪僧,
唯破羯磨僧, 通三洲八等。
初後皰雙前, 佛滅未結界,
於如是六位, 無破法輪僧。
棄壞恩德田, 轉形亦成逆,
母謂因彼血, 誤等無或有。
打心出佛血, 害後無學無,
造逆定加行, 無離染得果。
破僧虛誑語, 於罪中最大,
感第一有思, 世善中大果。
污母無學尼, 殺住定菩薩,
及有學聖者, 奪僧和合緣,
破壞窣堵波, 是無間同類,
將得忍不還, 無學業為障。
從修妙相業, 菩薩得定名,
生善趣貴家, 具男念堅固。
贍部男對佛, 佛思思所成,
餘百劫方修, 各百福嚴飾。
於三無數劫, 各供養七萬,
又如次供養, 五六七千佛。
三無數劫滿, 逆次逢勝觀,
然燈寶髻佛, 初釋迦牟尼。
但由悲普施, 被析身無忿,
讚歎底沙佛, 次無上菩提,
六波羅蜜多, 於如是四位,
一二又一二, 如次修圓滿。
施戒修三類, 各隨其所應,
受福業事名, 差別如業道。
由此捨名施, 謂為供為益,
身語及能發, 此招大富果,
為益自他俱, 不為二行施。
由主財田異, 故施果差別,
主異由信等, 行敬重等施,
得尊重廣愛, 應時難奪果。
財異由色等, 得妙色好名,
眾愛柔軟身, 有隨時樂觸,
田異由趣苦, 恩德有差別。
脫於脫菩薩, 第八施最勝,
父母病法師, 最後身菩薩,
設非證聖者, 施果亦無量。
後起田根本, 加行思意樂,
由此下上故, 業成下上品。
由審思圓滿, 無惡作對治,
有伴異熟故, 此業名增長。
制多捨類福, 如慈等無受,
惡田有愛果, 種果無倒故。
離犯戒及遮, 名戒各有二,
非犯戒因壞, 依治滅淨等。
等引善名修, 極能熏心故,
戒修勝如次, 感生天解脫,
感劫生天等, 為一梵福量。
法施謂如實, 無染辯經等,
順福順解脫, 順決擇分三,
感愛果涅槃, 聖道善如次。
諸如理所起, 三業并能發,
如次為書印, 算文數自體。
善無漏名妙, 染有罪覆劣,
善有為應習。 解脫名無上。

業の区別は業によって生じます。思と、思がなすところとによるのです。 思とはすなわち意の業であり、なすところとは身と語とをいいます。 この身と語との二つの業は、ともに表と無表との性質を持ちます。 身の表は別の形を認められ、行動を体とするのではありません。 もろもろの有為の法は、刹那に尽きるからです。 無因であるはずがなく、生じた因は滅びうるからです。 形もまた実有ではなく、二つの根によって取られるからです。 別の極微がないからです。語の表は言声と認められます。 三つの無漏の色を説くのは、増と非作などのためです。 これを造る大種は、表の所依とは異なります。 欲界の後の念の無表は、過ぎた大種に依って生じます。 有漏は自地に依り、無漏は生じた所に随います。 無表は執受なく、また等流にして情数です。 散なるものは等流性に依り、受ありて大を異にして生じます。 定生は長養に依り、受なくして大を異にしません。 表はただ等流性にして、身に属し執受ありです。 無表は記と余の三とにして、不善はただ欲界にあります。 無表は欲・色に遍く、表はただ有伺の二にあります。 欲には有覆の表はなく、等起がないからです。 勝義の善は解脱と、自性の慚愧と根とです。 相応は彼に相応し、等起は色業などです。 これに反するものを不善と名づけます。勝なる無記は二つにして常です。 等起には二種あり、因と彼の刹那とです。 次第のごとく知るべきで、転と名づけ、随転と名づけます。 見断の識はただ転のみ、ただ随転は五識です。 修断の意は二に通じ、無漏と異熟はそうではありません。 転において善などの性は、随転はおのおの三を容れます。 牟尼の善は必ず同じく、無記は随ってあるいは善です。 無表に三律儀と、不律儀と非二とがあります。 律儀は別解脱と、静慮と道生とです。 初めの律儀に八種あり、実体はただ四つだけです。 形が転じて名を異にするから、各別にして相違しません。 受けて離れるは五・八・十と、すべて離れるべきところです。 近事・近住・勤策および苾芻を立てます。 ともに尸羅と名づけられ、妙行と業律儀とです。 ただ初めの表・無表を、別解業道と名づけます。 八は別解脱を成じ、静慮と聖者を得ます。 静慮と道生とを成じ、後の二は心に随って転じます。 未至の九無間は、俱生の二を断と名づけます。 正知と正念と合するを、意根律儀と名づけます。 別解の無表に住するは、捨てない限り恒に現を成じます。 刹那の後は過を成じ、不律儀もまた同様です。 静慮律儀を得れば、恒に過・未を成就します。 聖なる初めは過去を除き、定・道に住するは中を成じます。 中有に住して無表あれば、初めは中を成じ、後は二です。 律儀・不律儀に住し、染・浄の無表を起こすは、 初めは中を成じ、後は二にして、染・浄の勢いの終わりに至ります。 表は正に作る時は中を成じ、後は過を成じて未はありません。 有覆および無覆は、ただ現在を成就します。 悪行・悪戒の業は、業道と不律儀とです。 表を成じて無表を成ぜず、中に住して劣なる思に作されます。 未生の表を捨てた聖は、無表を成じて表を成じません。 定生は定地を得、彼の聖は道生を得ます。 別解脱律儀は、他教などによって得ます。 別解脱律儀は、尽寿か、あるいは昼夜かです。 悪戒に昼夜はなく、善の受けるがごとくではないからです。 近住は晨旦に、下座にして師より受けます。 教えに随って支を具えて説き、厳飾を離れて昼夜です。 戒と不逸禁の支は、四・一・三と次第します。 もろもろの性罪と、失念と憍逸とを防ぐためです。 近住の余にもまたあり、三帰を受けなければ無です。 近事は戒を発すと称し、苾芻なども同様に説きます。 もし皆が律儀を具えるなら、どうして一分などと言うのでしょうか。 よく持つことについて説くので、下・中・上は心に随います。 仏・僧と、無学の二種の法と、 涅槃の択滅とに帰依するを、三帰を具えると説きます。 邪行は最も訶むべきもので、離れやすくして不作を得ます。 律儀を得るは誓いのごとく、総じて相続においてではありません。 虚誑語を開くならば、たちまち諸学処を越えるからです。 遮の中ではただ酒を離れ、余の律儀を護るためです。 一切と二と現とより、欲界の律儀を得ます。 根本と恒時とより、静慮と無漏とを得ます。 律は諸有情よりし、支と因とは不定と説きます。 不律は一切の有情よりし、支はありて因はありません。 もろもろの不律儀を得るは、作と誓受とによります。 余の無表を得るは、田と受と重行とによります。 別解調伏を捨てるは、故に捨つるか命終か、 および二形の俱生か、善根を断つか夜の尽きるかです。 犯重によると説く説もあり、法滅によると説く説もあります。 迦湿弥羅の説では、二を犯すは財を負うがごとくです。 定生の善法を捨てるは、地を易え退くなどによります。 聖を捨てるは果を得るによるか、根を練るか退失によります。 悪戒を捨てるは死によるか、戒を得るか二形の生によります。 中を捨てるは受の勢いによるか、事を作すか寿と根との断によります。 欲の非色の善を捨てるは、根の断と上生とによります。 対治の道の生により、もろもろの非色の染を捨てます。 悪戒の人は北を除き、二黄門と二形とです。 律儀はまた天にもあり、ただ人だけが三種を具えます。 欲・色界に生ずるには、静慮律儀があります。 無漏は並びに無色にもあり、中定と無想とを除きます。 安・不安と非業とは、善・悪・無記と名づけます。 福・非福・不動です。欲の善業を福と名づけ、 不善を非福と名づけます。上界の善は不動です。 自地の処所について、業果が動かないからです。 順楽・順苦・順非二です。善は三に至り順楽です。 もろもろの不善は順苦です。上の善は順非二です。 余は下にもあると説きます。中によって異熟を招くからです。 またこの三業は、前後に熟するのではないと認めます。 順受は総じて五つあり、自性と相応と、 所縁と異熟と、現前との差別によるからです。 これに定と不定とがあり、定の三は順現などです。 あるいは業に五つありと説き、余の師は四句を説きます。 四善は俱に作すことを容れ、同分を引くはただ三です。 諸処に四種を造り、地獄の善は現を除きます。 堅なるは離染の地にあり、異生は生を造りません。 聖は生と後とを造らず、並びに欲と有頂との退です。 欲の中有に能く造すは、二十二種の業にして、 皆順現受に摂せられ、類と同分と一なるからです。 重惑と浄心とにより、および恒に造すところであり、 功徳田において起こす、父母を害する業は定です。 田と意との殊勝により、および定に異熟を招きます。 永く地を離れる業は、定に現法果を招きます。 仏と上首の僧と、および滅定と無諍と、 慈と見と修道との出とにおいて、損益の業は即ち受けます。 もろもろの善の無尋の業は、ただ心受を感ずると認めます。 悪はただ身受を感ずるのみ、これ受の業の異なる所以です。 心狂はただ意識のみ、業の異熟より生じます。 および怖と害と違憂とによります。北洲を除き欲にあります。 曲・穢・濁の業を説くは、諂・瞋・貪により生じます。 黒・黒などの殊なりに依り、説かれる四種の業です。 悪色と欲界の善と、よく彼を尽くす無漏とは、 次第のごとく知るべきで、白黒と俱非と名づけます。 四法忍と離欲と、前の八無間と俱なる、 十二の無漏の思は、ただ純黒の業を尽くします。 離欲の四静慮と、第九の無間の思とは、 一つは雑と純黒とを尽くし、四つは純白を尽くさせます。 地獄の受ありと説く説もあり、余の欲の業は黒雑です。 欲の見滅ありと説く説もあり、余の欲の業は黒俱です。 無学の身語の業は、すなわち意の三牟尼です。 三清浄は知るべきで、すなわちもろもろの三妙行です。 悪の身語意の業は、三悪行と名づけて説きます。 および貪・瞋・邪見とです。三妙行はこれに反します。 説かれる十業道は、悪と妙行の中に摂せられ、 麁品をその性とし、応に善悪を成じます。 悪の六は定に無表、彼の自作と婬とは二です。 善の七は受生と二、定生はただ無表です。 加行に定に表あり、無表はあるいは有りあるいは無です。 後起はこれに相違し、加行は三根より起こります。 彼に無間生ずるから、貪などの三根より生じます。 善は三位の中において、皆三善根より起こります。 殺と麁語と瞋恚とは、究竟は皆瞋によります。 盗と邪行と貪とは、皆貪によって究竟します。 邪見は癡の究竟にして、余は三によることを認めます。 有情に名色を具え、名身などの処より起こります。 俱死および前死は、根なくして別に依るからです。 軍などもし同じく事を同じくすれば、皆作者のごとく成じます。 殺生は故思により、他想にして誤って殺さぬことです。 不与取は他物を、力もて窃み取りて己に属せしむることです。 欲邪行に四種あり、行ずべきでない所を行ずることです。 染心に異想をなして発言し、義を解して虚誑語とします。 眼・耳・意の識と、並びに余の三との所証により、 次第のごとくに名づけて、所見・所聞・所知・所覚とします。 染心に他語を壊るを、離間語と名づけて説きます。 非愛の麁悪語と、もろもろの染の雑穢語と、 余は三と異なる染、佞歌・邪論などと説きます。 悪欲に他財を貪り、有情を憎んで瞋恚し、 善悪などを撥する見を、邪見の業道と名づけます。 この中で三はただ道のみ、七は業もまた道であるからです。 ただ邪見のみ善を断じ、断ぜられるは欲の生得です。 因果一切を撥し、漸に断ずるは二つ俱に捨てます。 人と三洲の男女と、見行と断と非得とです。 善を続けるは疑と有見と、頓には現を除き逆の者は除きます。 業道と思とは俱に転じ、不善は一より八に至ります。 善は総じて開けば十に至り、別には一・八・五を遮します。 不善は地獄の中に、麁と雑と瞋とは二に通じます。 貪と邪見とは成就し、北洲は後の三を成じます。 雑語は現成に通じ、余の欲の十は二に通じます。 善は一切の処において、後の三は現成に通じます。 無色と無想天とは、前の七はただ成就のみです。 余の処は成と現とに通じ、地獄と北洲とを除きます。 皆よく異熟と、等流と増上との果を招きます。 これ他をして苦を受けしめ、命を断ち威を壊るからです。 貪は身語の業を生じ、邪命は除き難いからです。 命を執して資すは貪より生じ、経に違するから理に非ずです。 断道の有漏の業は、具足して五果ありです。 無漏の業は四あり、ただ異熟を除くといいます。 余の有漏の善悪もまた四にして離繋を除き、 余の無漏と無記とは三にして前に除く所を除きます。 善などは善などにおいて、初めは四・二・三あり、 中は二・三・四あり、後は二・三・三の果です。 過は三において各々四、現は未においてもまた同じです。 現は現において二果、未は未において果は三、 同地は四果あり、異地は二あるいは三です。 学は三において各々三、無学は一・三・二、 非学非無学は、二・二・五の果ありです。 見所断の業などは、一一に各々三においてです。 初めは三・四・一あり、中は二・四・三の果、 後は一・二・四あり、皆次第のごとく知るべきです。 染の業は作すべからず、また軌を壊すと説く説もあります。 応作の業はこれに反し、俱に相違するを第三とします。 一業は一生を引き、多業はよく円満します。 二無心定の得は、余を通ずるを引くことはできません。 三障は無間の業と、および数行の煩悩と、 並びに一切の悪趣と、北洲と無想天とです。 三洲には無間あり、余の扇搋などには非ず、 恩少なく羞恥少なし、余の障は五趣に通じます。 この五無間の中に、四は身にして一は語の業、 三は殺と一は誑語と、一は殺生の加行とです。 僧を破るは和合せざるにて、心不相応行にして、 無覆無記の性、破らるる僧の所成です。 能く破る者はただ、この虚誑語の罪を成じます。 無間は一劫に熟し、罪に随って苦増し苦増します。 苾芻にして浄行を見て、異処の愚夫を破る、 異師の道を忍ぶ時、破と名づけて経宿せずです。 贍部洲の九等にして、方に法輪僧を破ります。 ただ羯磨僧を破るは、三洲と八等とに通じます。 初と後と皰と双の前と、仏滅と未結界とは、 かくのごとき六位において、法輪僧を破ることなしです。 恩徳の田を棄て壊つは、形を転ずるもまた逆を成じます。 母は彼の血によるがゆえと、誤などは無かあるいは有です。 心を打ち仏の血を出だし、後の無学無を害します。 逆を造るは定の加行、離染なくして果を得ます。 破僧の虚誑語は、罪の中で最大です。 第一有を感ずる思は、世の善の中で大果です。 母と無学の尼を汚し、住定の菩薩を殺し、 および有学の聖者を殺し、僧の和合の縁を奪い、 窣堵波を破壊するは、これ無間の同類です。 まさに忍を得んとする不還と、無学の業は障となします。 妙相の業を修するより、菩薩は定の名を得、 善趣と貴き家に生じ、男を具え念堅固です。 贍部洲の男にして対仏し、仏の思と思所成とは、 余は百劫にして方に修し、各々百福に厳飾されます。 三無数劫において、各々七万を供養し、 また次第のごとく供養するは、五・六・七千の仏です。 三無数劫満ちて、逆次に勝観に逢い、 然灯と宝髻の仏と、初めは釈迦牟尼です。 ただ悲によりて普く施し、身を析かれても忿らず、 底沙仏を讃歎し、次に無上菩提です。 六波羅蜜多は、かくのごとき四位において、 一・二また一・二と、次第のごとく修して円満します。 施・戒・修の三類は、おのおのその応に随って、 福業事の名を受け、差別は業道のごとくです。 これにより捨を施と名づけ、供養のため益のためとし、 身語と能発とは、これ大富の果を招きます。 自他の益のために俱に、二のためでなく行ずるを施とします。 主と財と田との異なるにより、施の果に差別があるからです。 主の異は信などにより、敬重などをなして施し、 尊重と広愛と、応時と難奪との果を得ます。 財の異は色などにより、妙色と好名と、 衆に愛せらるる柔軟の身と、時に随って楽なる触とを得ます。 田の異は趣と苦と、恩徳とに差別があります。 脱せる菩薩に脱するは、第八の施が最も勝れています。 父母と病人と法師と、最後身の菩薩とは、 たとえ聖者を証せずとも、施の果もまた無量です。 後起と田と根本と、加行と思と意楽と、 これにより下・上のゆえに、業は下・上の品を成じます。 審かに思いて円満し、悪作なく対治なく、 伴あり異熟あるゆえに、この業を増長と名づけます。 制多に捨つる類の福は、慈などの受なきがごとくです。 悪田にも愛果あり、種の果に倒なきからです。 犯戒と遮とを離るるを、戒と名づけ各々に二あり、 犯戒の因に壊されず、治に依り滅し浄などです。 等引の善を修と名づけ、極めてよく心を熏ずるからです。 戒と修との勝は次第のごとく、生天と解脱とを感じます。 劫の生天などを感ずるは、一梵福の量とします。 法施とは如実に、染なく経などを弁ずることです。 順福と順解脱と、順決択分との三は、 愛果と涅槃と、聖道とを感ずるは次第のごとくです。 もろもろの如理に起こすところの、三業と能発とは、 次第のごとく書・印・算・文・数の自体とします。 善の無漏を妙と名づけ、染は罪あり覆あり劣です。 善の有為は習うべきです。解脱を無上と名づけます。


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