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金剛峰楼閣一切瑜伽瑜祇経 (金剛峰樓閣一切瑜伽瑜祇經)


大金剛焰口降伏一切魔怨品第十二

第十二章 大金剛焰口が一切の魔怨を降伏する品

爾時世尊復觀一切未來世諸薄福有情,住大悲盡三昧而說伽陀曰:

その時、世尊は再び、未来の世において福の薄い(幸運に恵まれない)すべての生きとし生けるものを見渡し、大いなる慈悲の心(=三昧)に深く入って、次のような詩句(=ガーター)を説かれました。

「有佛名金剛, 大藥叉吞噉,
一切惡有情, 及無情等物,
三世一切惡, 穢觸染慾心,
令彼速除盡, 吞噉無有餘。
汝金剛薩埵, 一心聽此明,
廣布諸有情。 金剛盡明曰:

「金剛という名の仏がおられる。 大いなる夜叉(薬叉)が、すべての悪しき有情(生きとし生けるもの)や、 無情のものまでも、飲み込み喰らう。 三世(過去・現在・未来)のあらゆる悪、 不浄な接触や欲望の心を、 速やかに除き尽くさせ、 残らず飲み込み喰らわせしめよ。 汝、金剛薩埵(こんごうさった)よ、 一心にこの真言(明)を聞け。 そして、広く諸々の有情に説き伝えよ。 金剛の真言を尽くす教えは、こうである。」

「􈁴唵(一)􄗥摩􄚩賀引􄗱藥􄚴乞叉二合(二)􄙖嚩􄦽日囉二合􄙺薩􄽙怛嚩二合􄓁弱入聲􆿁吽引(三)􄙠鑁􈁟斛引(四)􄪼跛囉二合􄙜吠􄙢捨(五)􈆭吽短(六)
「此名金剛食, 主宰諸能摧,
菩薩化身天, 及正業受果。
誦此一千八, 隨順而攝受,
三千世界中, 上至有頂類。
若加持男女, 能令阿尾奢,
三世三界事, 盡能知休咎。
若誦一洛叉, 能令三界天,
所問吉凶事, 速令阿尾奢。
若欲食諸觸, 先誦七遍明,
便食諸觸物, 能令悉清淨。
若與人食毒, 誦明三七遍,
擲印加彼器, 即成蘖嚕拏,
噉食諸龍毒。 或觀成本尊,
或印成本尊, 皆得攝彼毒。
若令人敬愛, 以印遙擲彼,
或想以印擊, 彼皆如奴僕。
若作曼茶羅, 及畫或觀成,
當觀吽一字, 成大羯磨輪,
放光焰金色。 復於臍輪中,
當股於五分, 觀五大月輪,
一輪安五尊, 共為二十五。
用金剛界字, 羯磨印安布,
安於輪四隅, 放種種色光。
一隅四忿怒, 四隅十六護,
各持五峯杵, 作金剛擲步,
皆從吽字生, 身作四方色。
最中圓佛處, 四隅內供養,
次四方面前, 左右安二尊,
所謂鉤等四, 及香華等四。
次後相對處, 安妙吉祥幢,
種種諸寶網, 繒衣珠鬘華,
輪鈴拂商佉, 天女作眾樂,
如是等安布, 皆從吽字生。
用前成就明, 安了誦一遍,
即能成真實, 堅固如金剛。
行人自為佛, 處於輪臍中,
四時不間斷, 誦滿三十萬,
依前觀行門, 速得本尊身。
若有諸惡人, 藥叉羅剎主,
風雨龍山神, 七母諸宿曜,
海神江河神, 釋梵日月天,
金剛尾伽那, 三界中天人,
俱依此觀住, 彼見如人者,
作禮獻所能, 受教而請命。
復次金剛手, 我今更說印,
戒方忍願指, 內相叉為齒,
檀慧曲如鉤, 進力及禪智,
猶如笑眼形, 是名根本印,
亦名根本心, 結護及供養,
扇底迦四事, 皆用此印作。
我今更說祕, 金剛藥叉形,
六臂持眾器, 弓箭劍輪印,
及薩埵羯磨, 五眼布忿怒,
三首馬王髻, 珠寶遍嚴飾,
其餘諸聖尊, 畫如金剛界。
若欲治諸病, 應稱十六吽,
結彼金剛業, 勢如持金剛,
口誦所言約, 彼皆悉受命,
移大海須彌, 及取三界天,
開惡趣放罪, 所作皆稱遂。
若欲得仙藥, 及往極樂界,
知足天王宮, 隨所意便得。
金剛薩埵汝, 更說阿尾捨,
取童男童女, 淨浴新淨衣,
令彼薩埵誓, 上安於白華,
加持令掩面, 再加一千八,
彼即阿尾捨。 彼身或住空,
所有三世事, 一切皆智者。
我說祕密句, 汝等善諦聽,
底迦等五事, 祕句說真言,
圓寂大悲常, 是名寂災句,
歸依及蓮華, 是名增益句,
忿怒破壞稱, 是名降伏句,
敬愛伽跢耶, 金剛鉤鉤召,
是名五種密, 金剛語瑜伽。
欲令彼未來, 不依師授者,
於此法輕慢, 自述自師意,
迷設阿闍梨, 剛強大我等,
更說一字心, 祕中最勝密,
此名最勝密, 金剛身語心,
諸佛大悲身, 常在此字中。
隨處誦一遍, 諸大果菩薩,
一切人天眾, 悉皆禮彼人。
如前所作法, 或誦此密言,
一切速皆成, 不可思議力。
系金剛薩埵, 此名最祕密,
勿妄傳與人, 當付智慧者。

これは「金剛食」と名付け、一切の主を打ち砕く者。 菩薩が天の姿となり、正しい業の果報を受ける。 この真言を千八十回誦すれば、相手に従い摂受する。 三千の世界において、上は有頂天に至るまで。 もし男女に加持すれば、彼らを降霊させることができる。 三世・三界の出来事を、すべて吉凶を尽くして知るだろう。 もし一洛叉(十万遍)誦すれば、三界の天を動かし、 問いかける吉凶の事を、速やかに降霊させ明らかにする。 もし様々な触れる物を食べようとするなら、まず真言を七回誦し、 その後に触れる物を食べれば、すべて清らかになる。 もし人に毒を盛られたなら、真言を三七遍誦し、 印を結びその器に加えれば、すなわちガルダ(金翅鳥)となり、 龍の毒を食い尽くす。あるいは本尊を観想し、 あるいは印で本尊を成就すれば、皆その毒を制する。 もし人に敬愛されたければ、印を遥かに彼に投げ、 あるいは印で打つと想えば、彼らは皆、僕のようになる。 もし曼荼羅を作るなら、描くかあるいは観想して成就する。 一字の「フーン」を観じ、大羯磨輪を成し、 金色の光炎を放つ。さらに臍輪の中に、 五つの部分に分けて、五大月輪を観じる。 一つの月輪に五尊を安置し、合わせて二十五尊とする。 金剛界の字を用い、羯磨印を安置し、 輪の四隅に置き、種々の色の光を放つ。 一つの隅に四忿怒尊、四つの隅で十六の護衛、 それぞれ五峯の金剛杵を持ち、金剛の歩みで進む。 皆「フーン」の字から生じ、身は四方の色を作す。 最も中央の円の中の仏の場所、四隅に内供養を置く。 次に四面の前、左右に二尊を安置する。 所謂、鉤などの四尊、そして香・花などの四尊である。 次に後方の向かい合う場所に、妙なる吉祥の幢を安置し、 種々の宝網、綾絹の衣、宝珠、花鬘、 輪、鈴、払子、法螺貝、天女が楽を奏でる。 等々の安置は、皆「フーン」の字から生じる。 前に成就した真言を用い、安置してから一遍誦すれば、 即座に真実を成就し、金剛のように堅固となる。 行者自らが仏となり、輪の臍の中央に在って、 四季途絶えることなく、三十万遍誦し満たせば、 先の観行の門に従い、速やかに本尊の身を得る。 もし悪人、夜叉、羅刹の主、 風雨、龍、山の神、七母、諸の星宿、 海神、河川の神、帝釈天、梵天、日月の天、 金剛夜叉神、三界の中の天人、 皆この観想に依って住する。彼らが人の姿を見れば、 礼拝し、できる限りの供物を捧げ、教えを受け命令を請う。 また、金剛手よ、今、さらに印を説こう。 戒・方・忍・願の指を内に交叉させ歯と為し、 檀・慧の指は曲げて鉤の如く、進・力及び禅・智の指は、 笑う眼の形の如くする。これを根本印と名付ける。 また根本心とも名付け、結界、護身、および供養、 息災等の四種の事業は、皆この印を用いて行う。 今、さらに秘密を説こう。金剛薬叉の形は、 六臂で様々な器を持つ。弓矢、剣、輪の印、 および薩埵の羯磨、五眼で忿怒を表し、 三つの頭に馬王の髻、宝珠が遍く荘厳する。 その他の聖尊は、金剛界のように描く。 もし諸々の病を治したいなら、「フーン」を十六回唱えるべきである。 その金剛の業を結び、勢いは金剛を持つが如く、 口に誦する約束の言葉、彼らは皆命を受ける。 大海や須弥山を動かし、三界の天を掌握し、 悪趣を開き罪を放つ。なすところは全て意のままに成就する。 もし仙薬を得たい、そして極楽世界に行きたい、 知足天の兜率天宮に至りたいと願うなら、その意のままに得られる。 金剛薩埵よ、さらに「アーヴェーシャ」(降霊)を説こう。 童子・童女を取り、清らかに沐浴させ新しい清らかな衣を着せ、 彼らに誓いを立てさせ、その上に白い花を乗せ、 加持して顔を覆わせ、さらに一千八回加えれば、 彼らは即座に降霊する。その身あるいは空中に在り、 あるいは三つの世の出来事、あらゆる一切を智者となる。 我、秘密の句を説く。汝ら、よく聴け。 (息災・増益・降伏・敬愛・鉤召の)五種の事業、秘密の句は真言を説く。 円寂・大悲・常、これを息災の句と名付ける。 帰命及び蓮華、これを増益の句と名付ける。 忿怒・破壊の称、これを降伏の句と名付ける。 敬愛(ガーター・カーター)、金剛の鉤・鉤召、 これを五種の密と名付け、金剛の語・金剛の瑜伽とする。 未来において、師の教授に依らず、 この法を軽んじ、自らの意を師の意と偽り、 迷って阿闍梨を設け、剛強で大いなる我執を持つ者に、 更に一字心(一字の真言)を説く。これこそ秘密の中の最勝の密。 これを最勝の密と名付け、金剛の身・語・意、 諸仏の大悲の身は、常にこの字の中にある。 どこであろうと一遍誦すれば、諸々の大果の菩薩、 一切の人や天の衆は、皆その人を礼拝する。 先に述べた所作の法を、あるいはこの密言を誦せば、 一切が速やかに成就する。不可思議な力である。 (これが)金剛薩埵である。これを最秘密と名付ける。 妄りに人に伝えてはならない。智慧ある者に付すべきである。

「􈁴唵􄓚吒􈁡枳􆿁吽􆷲娑破􄓚吒􄪼鉢囉􄙜吠􄙢捨􇩴吽􄗁發􈁆吒引」
爾時大眾十六大菩薩及諸忿怒金剛等,皆悉禮佛依住。時佛菩薩等忽然不現,諸金剛等各各互相謂言:「何故諸佛忽然不現?」即於是時,遍於法界而有聲言:「善哉!諸金剛等,我本無有言,但為利益說。」時金剛手等亦復不現。

その時、大勢の十六大菩薩と忿怒金剛たちはみな仏に礼拝して、その場に留まった。すると、突然、仏や菩薩たちの姿が消えてしまった。そこで金剛たちは互いに言い合った。「なぜ仏方が忽然と姿を消されたのだろうか?」するとその瞬間、法界の至る所から声が聞こえてきた。「善きかな、金剛たちよ。私は本来、言葉を持つ者ではない。ただ、利益のために説いたのである。」そして、金剛手たちの姿もまた消え失せた。

金剛峯樓閣一切瑜伽瑜祇經

11 金剛薩埵菩提心內作業灌頂悉地品

CBETA コード: T0867

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