第五卷眾祐
第五巻 衆祐
于救反祐助也謂眾德相助成也舊經多言眾祐者福祐也今多言世尊者為世所尊也此盖隨義立名耳。仇對
救い、助けることを「祐」といい、これは衆徳が互いに助け合って成り立つことを意味する。古い経典では「衆祐」と多く言うが、これは福によって助けられるという意味である。今は「世尊」と多く言うが、これは世の中から尊ばれる者という意味である。これは、意味に応じて名前を付けたものに過ぎない。敵対する者。
渠牛反仇怨也匹也三蒼頡篇云怨耦曰仇廣疋仇𢙣也。憤毒
怨みの相手のことです。匹(つれあい)の意味もあります。『三蒼頡篇』には「怨み合う相手を仇という」とあります。また、広くは「仇は憎しみである」と解釈されます。激しい憎悪のことです。
扶粉反說文憤懣也方言憤盈也謂憤怒氣盈滿也亦情感也懣音亡本反煩也。驚駭
粉を払うの意。『説文』に「憤(いきどお)り、懣(もだ)ゆ」とあり、方言では「憤(いきどお)り、盈(み)つ」という。つまり、怒りの気が満ちあふれることを指す。また、情感(心の動き)でもある。懣の音は「亡本反」で、煩(わずら)う意である。驚き、おののくこと。
胡騃反蒼頡篇駭亦驚也廣疋[駭-人+(火-(班-玨))]起也。名遏
胡騃は蒼頡篇に反する。駭も驚くことである。廣疋(広雅)には「起きる」とある。名は遏(とどめる)ことである。
古文閼同安曷反蒼頡篇遏遮也詩傳曰遏止也亦絕也。翳目
韻集作瞖同於計反瞖目病也說文目病生翳也並作翳韻集作瞖近字也經文有作曀陰而風日曀曀非此義。孤煢
古文惸儝二形同渠營反無父曰孤無子曰獨無兄弟曰煢煢單也煢煢无所依也字從卂從營省聲卂音雖閏反。