二以里數約量明之。剡浮洲者。須彌山南一域之都名也。按聖論云。水時所經東西二十四萬里。南北二十八萬里。若依人物所居。東西十一萬六千里。南北略同。今以中天為正。四方相拒各五萬八千里。此方東拒海隅三方彌遠。即事以求安得比乎。又剡浮洲者是樹名也。須彌山王大海正中。四方四洲洲即一天下也。此樹生於南洲之北。枝臨大海。海底有金。金名閻浮。光浮水上。故此洲名從金受稱。若據唐譯。閻浮者上勝金也。提者洲也。此上勝洲大夏天竺居其心矣。
二つには里数によっておおよその量を明らかにします。剡浮洲とは、須弥山の南にある一域全体の呼び名です。聖論によれば、水が巡る範囲は東西二十四万里、南北二十八万里です。しかし人や生き物が住むところに従えば、東西十一万六千里、南北もほぼ同じです。今、中天を中心とすれば、四方へそれぞれ五万八千里ずつ離れています。この方角は東が海の隅に接していますが、他の三方にはさらに遠く隔たりがあります。実際の事実に照らし求めてみて、どうして比べることができましょうか。また、剡浮洲とは樹の名です。須弥山王は大海の中央にあり、四方に四洲があり、それぞれの洲がすなわち一つの天下です。この樹は南洲の北に生え、枝は大海に臨んでいます。海底には金があり、その金を閻浮と名づけます。光が水上に浮かぶので、この洲の名は金から称えられたものです。唐訳によれば、閻浮とは上勝金のことです。提とは洲のことです。この上勝洲に大夏と天竺がその中央を占めて住んでいます。