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title: "中阿含經 · 40 手長者經"
description: "中阿含经是佛教重要经典之一，由东晋时期译经师瞿昙僧伽提婆翻译。该经属于原始佛教阿含部经典，收录于汉传佛教大藏经中，与长阿含经、杂阿含经、增一阿含经并称四阿含。内容主要记载佛陀与弟子们的对话，涵盖佛教基本教义如四谛、八正道、十二因缘等核心思想。经文以中篇形式呈现，结构严谨，是研究早期佛教教理的重要文献。作为原始佛教经典，中阿含经在佛教史上具有重要地位，为后世各宗派共同尊奉，对理解佛陀原始教法具有不可替代的价值。"
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### （四〇）中阿含未曾有法品手長者經第九初一日誦

> （四〇）中阿含未曾有法品 手長者経 第九<note>初一日誦</note>

我聞如是：

> 私はこのように聞きました。

一時，佛遊阿邏鞞伽邏，在惒林中。

> ある時、仏はアーラヴィー村のアーラヴィーの森におられた。

爾時，手長者與五百大長者俱，往詣佛所，稽首禮足，却坐一面，五百長者亦禮佛足，却坐一面。

> その時、手長者が五百人の大長者たちと共に、仏のもとへ向かい、頭を地につけて仏の足を礼拝し、その後、一隅に坐りました。五百人の長者たちもまた、仏の足を礼拝し、一隅に坐りました。

世尊告曰：「手長者！汝今有此極大眾，長者！汝以何法攝此大眾？」

> 世尊がおっしゃった。「手長者よ、あなたは今、この大変多くの人々を率いている。長者よ、あなたはどのような方法でこの人々をまとめているのか。」

彼時手長者白曰：「世尊！謂有四事攝，如世尊說，一者惠施，二者愛言，三者以利，四者等利。世尊！我以此攝於大眾，或以惠施，或以愛言，或以利，或以等利。」

> そのとき、手長者が白（もう）して言いました。「世尊（せそん）がお説きになったように、四つの摂（とら）え方があります。第一は施し（ほどこし）、第二は優しい言葉、第三は利益（りえき）を与えること、第四は等しく利益を与えることです。世尊、私はこの四つによって大衆（たいしゅう）を摂（とら）えてきました。ある時は施しによって、ある時は優しい言葉によって、ある時は利益によって、ある時は等しい利益によって。」

世尊歎曰：「善哉！善哉！手長者！汝能以如法攝於大眾，又以如門攝於大眾，以如因緣攝於大眾。手長者！若過去有沙門、梵志以如法攝大眾者，彼一切即此四事攝於中或有餘。手長者！若有未來沙門、梵志以如法攝大眾者，彼一切即此四事攝，於中或有餘。手長者！若有現在沙門、梵志以如法攝大眾者，彼一切即此四事攝於中或有餘。」

> 世尊は称賛しておっしゃった。「素晴らしい、素晴らしい。手長者よ、あなたはまさに法のままに大衆を導き、また、門のままに大衆を導き、因縁のままに大衆を導くことができる。手長者よ、過去において、修行者やバラモンが法のままに大衆を導いたなら、彼らはみな、この四つの方法によって導いたのであり、それ以外の方法によることはなかった。手長者よ、未来において、修行者やバラモンが法のままに大衆を導くなら、彼らもみな、この四つの方法によって導くのであり、それ以外の方法によることはない。手長者よ、現在において、修行者やバラモンが法のままに大衆を導くなら、彼らもみな、この四つの方法によって導くのであり、それ以外の方法によることはない。」

於是，世尊為手長者說法，勸發渴仰，成就歡喜，無量方便為彼說法，勸發渴仰，成就歡喜已，默然而住。於是，手長者佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為佛作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者，盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結跏趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊。如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。

> そこで、世尊は手長者のために法を説き、深い敬慕の心を起こさせ、歓喜を成就させました。無数の巧みな手段を用いてそのように法を説き、深く慕い求める心を起こさせ、歓喜を成就させた後、静かに坐っていられました。 世尊から法を説かれ、深い敬慕と歓喜を成就した手長者は、その場から立ち上がり、仏に礼拝し、右繞三匝してから自宅へと帰りました。外門に着くと、そこにいる人々すべてに法を説き、深い敬慕の心を起こさせ、歓喜を成就させました。中門、内門、さらには家の中にいる人々すべてに対しても同じように法を説き、深い敬慕と歓喜を成就させた後、高殿に上がって座を敷き、結跏趺坐しました。 その心は慈しみと共にあり、一方面に満ち渡って安住しました。同じように、第二、第三、第四の方角、そして上下四方、あらゆる場所に至るまで、心は慈しみと共にあり、わだかまりも恨みもなく、怒りも争いもなく、限りなく広大で、無量の善き行いによって整えられ、あらゆる世間に行き渡って安住しました。 同様に、悲しみ、喜び、そして捨てる心についても、慈しみと同じように、わだかまりも恨みもなく、怒りも争いもなく、限りなく広大で、無量の善き行いによって整えられ、あらゆる世間に行き渡って安住しました。

爾時，三十三天集在法堂，咨嗟稱歎手長者：「諸賢！手長者有大善利，有大功德。所以者何？彼手長者，佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為佛作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結加趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊。如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。」

> ある時、三十三天の神々が法堂に集まり、手長者（しゅちょうじゃ）を讃えてこう言いました。「皆さま、手長者は大いなる善き利益と功徳を持っておられます。なぜなら、手長者は仏から教えを受け、心から敬い喜びを成就した後、立ち上がって仏に礼拝し、三度右に繞ってから家に帰りました。外門に着くと、そこにいる人々に全て教えを説き、敬いと喜びを起こさせました。中門や内門、そして家の中でも同様に、いる人全てに教えを説き、敬いと喜びを成就させてから、高座に上り、敷物を敷き、結跏趺坐を組みました。そして心を慈しみと共に保ち、一方に遍く満ち渡らせて遊戯するように過ごしました。同様に、二方、三方、四方、そして上下の四隅にも至るまで、全てに慈しみの心が満ち、怒りや恨みがなく、争いもありませんでした。非常に広大で無量の善を修め、すべての世間に遍く満ち渡らせて遊戯するように過ごしました。同様に、悲しみ、喜び、そして捨てる心もまた、怒りや恨み、争いがなく、非常に広大で無量の善を修め、すべての世間に遍く満ち渡らせて遊戯するように過ごしました。」

於是，毘沙門大天王色像巍巍，光耀暐曄，夜將向旦，往詣手長者家，告曰：「長者！汝有善利，有大功德。所以者何？今三十三天為長者集在法堂，咨嗟稱歎：『手長者有大善利，有大功德。所以者何？諸賢！彼手長者，佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為佛作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結加趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊。如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。』」

> こうして、毘沙門天大魔王は、その姿は荘厳で輝かしく、夜が明けようとする頃、手長者の家を訪れ、こう告げました。「長者よ、あなたには素晴らしい利益があり、大きな功徳があります。なぜかといえば、今、三十三天の神々があなたのことを法堂に集まって、口々に称賛しているからです。『手長者には素晴らしい利益があり、大きな功徳がある。なぜかといえば、皆さん、あの手長者は、仏が説法され、恭敬の心を起こし、歓喜を得るように導かれた後、席を立ち、仏に礼拝し、右に三度繞ってから家に帰りました。そして外門に着くと、そこにいる人々皆に説法し、恭敬の心を起こさせ、歓喜を得させました。中門、内門、そして家の中に入っても、そこにいる人々皆に説法し、恭敬の心を起こさせ、歓喜を得させました。その後、堂に上がり、床を整えて、結跏趺坐し、心を慈しみと共にし、一方向に満ち渡らせて完全に遊びました。そのように、二、三、四方向、そして上下のあらゆる方向、すべてに慈しみの心を行き渡らせ、執着なく、怨みなく、怒りなく、争いなく、極めて広く大きく、無量に善く修め、一切の世間に満ち渡らせて完全に遊んだのです。同様に、悲しみの心、喜びの心、そして捨てる心も、執着なく、怨みなく、怒りなく、争いなく、極めて広く大きく、無量に善く修め、一切の世間に満ち渡らせて完全に遊んだのです。』」

是時，手長者默然不語，不觀、不視毘沙門大天王。所以者何？以尊重定，守護定故。

> その時、手長者（しゅちょうじゃ）は黙って何も言わず、毘沙門天大天王（びしゃもんてんだいてんのう）を見ようともせず、また観ようともしませんでした。なぜでしょうか？それは、心の静けさ（定）を深く尊び、その静けさを守り続けていたからです。

爾時，世尊於無量百千眾中，咨嗟稱歎手長者：「手長者有七未曾有法。彼手長者，我為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為我作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結加趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊。如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。

> その時、世尊は無数の大勢の人々の中で、手長者（シュラバッダ）を称賛されました。「手長者には、七つの未曾有の法があります。その手長者に、私は法を説き、彼の心を奮い立たせ、渇仰の思いを起こさせ、歓喜を成就させました。すると彼は座を立ち、私に礼拝し、三度右繞してから家に帰りました。外門に着くと、そこにいる人々に法を説き、渇仰の思いを起こさせ、歓喜を成就させました。中門、内門、そして家の中に入っても、そこにいるすべての人々に法を説き、渇仰の思いを起こさせ、歓喜を成就させたのです。そして堂に上がり、床を整え、結跏趺坐して、心に慈しみの想いを抱き、十方の世界を遍く満たしながら自在に遊行しました。さらに悲しみ、喜び、そして平等な心（捨）もまた同様に、一切の執着や怨みがなく、怒りや争いもなく、限りなく広大で、無量の善を修め、すべての世の中を遍く満たしながら自在に遊行したのです。」

「今三十三天為彼集在法堂，咨嗟稱歎：『手長者有大善利，有大功德。所以者何？諸賢！彼手長者，佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為佛作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結加趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊。如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。』

> 「いま三十三天の神々は、法堂に集まって、互いにこう語り合っています。『手長者（てながじゃ）には大きな善い利益があり、大きな功徳がある。なぜかと言えば、あの手長者は、仏から説法を受け、心から敬い喜び、立って仏に礼拝し、三度右に回ってから家に帰ったのだ。外の門に着くと、そこに誰かがいれば皆に説法し、心から敬い喜ばせた。中門、内門、家の中に入っても、誰かがいれば皆に説法して、心から敬い喜ばせた。その後、高座に上がり、座を敷き、結跏趺坐して、心に慈しみを伴わせ、一つの方向に遍く満ち渡らせて、そこに安住した。同様に二、三、四の方向、上下、全ての方向に遍く、心に慈しみを伴わせ、煩わしさも恨みもなく、怒りも争いもなく、極めて広大で、無限に善く修められ、一切の世間に遍く満ち渡らせて安住した。同様に、悲しみ、喜び、そして捨てる心も、煩わしさも恨みもなく、怒りも争いもなく、極めて広大で、無限に善く修められ、一切の世間に遍く満ち渡らせて安住したのである。』」

「今毘沙門大天王色像巍巍，光曜暐曄，夜將向旦，詣手長者家，告曰：『長者！汝有善利，有大功德。所以者何？今三十三天為長者集在法堂，咨嗟稱歎：「手長者有大善利，有大功德。所以者何？諸賢！彼手長者，佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為佛作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結加趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊。如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。」』」

> さて、毘沙門天大天王は、その姿が荘厳で輝かしく、光り輝いていました。夜が明けようとする頃、手長者の家に訪れて告げました。「長者よ、あなたには大きな利益があり、大きな功徳があります。なぜならば、今、三十三天の神々が法堂に集まり、あなたを称賛しているからです。『手長者には大きな利益があり、大きな功徳がある。なぜならば、尊き方々よ、その手長者は、仏が説法してくださり、心から敬い慕い、喜びを満たすよう勧められると、直ちに座を立ち、仏に礼拝し、三度右回りに巡ってから自宅に帰った。外門に着くと、そこにいる人々すべてに説法し、心から敬い慕い、喜びを満たすよう勧めた。中門、内門、そして屋内に入っても、そこにいる人々すべてに説法し、心から敬い慕い、喜びを満たすよう勧めた後、高座に上って布を敷き、結跏趺坐し、心を慈しみと共にし、一方向に満ち渡らせて、安住した。同様に、第二、第三、第四の方向、そして四隅と上下にも、全てに行き渡らせ、心を慈しみと共にし、執着も恨みもなく、怒りも争いもなく、極めて広大で計り知れず、よく修められ、一切の世間に満ち渡らせて安住した。このように、悲しみ、喜び、そして心を捨てることと共にしても、執着も恨みもなく、怒りも争いもなく、極めて広大で計り知れず、よく修められ、一切の世間に満ち渡らせて安住したのである。』」

於是，有一比丘過夜平旦，著衣持鉢，往詣手長者家，手長者遙見比丘來，即從坐起，叉手向比丘白曰：「尊者善來！尊者久不來此，願坐此床。」彼時比丘即坐其床，手長者禮比丘足，却坐一面。

> ある時、一人の修行僧が夜が明けて朝になると、衣を整え、鉢を持って、手長者の家を訪れました。 手長者は遠くからその修行僧がやって来るのを見て、すぐに席を立ち、合掌して修行僧に向かい、こう申し上げました。 「尊者様、ようこそおいでくださいました。尊者様は長くこちらにはお見えになりませんでしたね。どうぞこちらの座床にお掛けください。」 その時、修行僧はその座床に腰を下ろしました。手長者は修行僧の足に礼をし、その後、一方に退いて座りました。

比丘告曰：「長者！汝有善利，有大功德。所以者何？世尊為汝於無量百千眾中，咨嗟稱歎手長者：『手長者有七未曾有法，手長者我為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為我作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結加趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊。如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。

> 比丘は告げました。「長者よ、あなたには善い利益があり、大きな功徳があります。なぜなら、世尊があなたのことを、無数の多くの人々の中で称賛し、褒め称えられたからです。『手長者には七つの未曾有の法がある。手長者のために私は法を説き、敬い慕う心を起こさせ、喜びを成就させた。すると、座を立って私に礼拝し、三度右回りをしてから、自宅へ帰った。外門に着いた時、人々に法を説き、敬い慕う心を起こさせ、喜びを成就させた。中門や内門、そして室内に入っても、その場にいる人々すべてに法を説き、敬い慕う心を起こさせ、喜びを成就させた。その後、高座に上がり、敷物を広げ、結跏趺坐を組み、心を慈しみと共にし、一方向に満ち満ちて修行した。そのように東西南北、四隅、上下、すべての方向に、心を慈しみと共にし、煩わしさもなく、恨みもなく、怒りもなく、争いもなく、極めて広く大きく、無量の善く修行し、すべての世間に満ち満ちて修行した。そのように、悲しみも喜びも、心を捨てることと共にし、煩わしさもなく、恨みもなく、怒りもなく、争いもなく、極めて広く大きく、無量の善く修行し、すべての世間に満ち満ちて修行した。』」

「『今三十三天為彼集在法堂，咨嗟稱歎：「手長者有大善利，有大功德。所以者何？諸賢！彼手長者，佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為佛作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結加趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊，如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。」

> 「いま、三十三天の天人がその場に集まり、法堂（説法の間）に集まって、口々に称賛しています。『手長者には大きな善い利益があり、大きな功徳があります。なぜなら、彼は仏の説法を聞き、心から仰ぎ慕い、歓喜を得た後、即座に座を立ち、仏に礼拝し、右に三度回ってから家に帰ったからです。外門に着けば、人々がいれば皆に説法し、仰ぎ慕う心を起こさせ、歓喜を得させました。中門、内門、そして家の中に入っても、人々がいれば皆に説法し、仰ぎ慕う心を起こさせ、歓喜を得させました。その後、高座に上がり、床を敷き、結跏趺坐（あぐら）を組み、心に慈しみを満たし、一方に遍く満ち渡らせて修行を終え、同様に二方、三方、四方、そして上下のすべての方向に、あまねく全てに行き渡らせました。心に慈しみを満たし、恨みもなく、怒りもなく、争いもなく、極めて広大で計り知れず、善く修行を積み、全ての世の中に遍く満ち渡らせて修行を終えました。同様に、悲しみ、喜び、そして捨てる心についても、恨みもなく、怒りもなく、争いもなく、極めて広大で計り知れず、善く修行を積み、全ての世の中に遍く満ち渡らせて修行を終えました。』」

「『於是，毘沙門大天王色像巍巍，光耀暐曄，夜將向旦，詣手長者家，告曰：「長者！汝有善利，有大功德。所以者何？今三十三天為手長者集在法堂，咨嗟稱歎：『手長者有大善利，有大功德。所以者何？諸賢！彼手長者，佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起，為佛作禮，繞三匝而去，還歸其家。到外門已，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜；中門、內門及入在內，若有人者盡為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，昇堂敷床，結加趺坐，心與慈俱，遍滿一方成就遊。如是二三四方、四維上下，普周一切，心與慈俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。如是悲、喜心與捨俱，無結無怨，無恚無諍，極廣甚大，無量善修，遍滿一切世間成就遊。』」是時，手長者默然不語，亦不觀視毘沙門大天王。所以者何？以尊重定、守護定故。』」

> そこで、毘沙門天大国王は、その姿が非常に荘厳で、光り輝き、夜が明けようとする頃、手長者の家にやって来て、こう告げました。「長者よ、あなたには大きな利益と大きな功徳があります。なぜなら、今、三十三天（とおさんてん）の神々が、あなたのために法堂に集まり、こう称賛しているからです。『手長者には大きな利益と大きな功徳がある。その理由は何か。諸賢よ、かの手長者は、仏から説法を受け、深く慕い求め、歓喜を成就した後、即座に座を立ち、仏に礼拝し、三度右繞してから家に帰った。外門に着いたとき、そこにいた人々には皆、説法を行い、深く慕い求めさせ、歓喜を成就させた。中門、内門、そして家の中に入ってからも、そこにいた人々には皆、説法を行い、深く慕い求めさせ、歓喜を成就させた後、高座に上がり床を敷き、結跏趺坐して、慈しみの心と共に一方を遍く満たして安住した。そのように二方、三方、四方、四隅、上下、あらゆる場所に、慈しみの心と共に、わだかまりなく、恨みなく、怒りなく、争いなく、極めて広大で、限りなく善く修め、一切の世間を遍く満たして安住した。同様に、悲しみ、喜び、そして捨てる心も、わだかまりなく、恨みなく、怒りなく、争いなく、極めて広大で、限りなく善く修め、一切の世間を遍く満たして安住した。』」 その時、手長者は黙って何も言わず、毘沙門天大国王をじっと見ることもありませんでした。なぜなら、彼はその境地を尊重し、その境地を守ることに専念していたからです。

於是，手長者白比丘曰：「尊者！是時無白衣耶？」

> そこで、手長者が比丘に申し上げた。「尊者よ、その時、在家の者はおりませんでしたか？」

比丘答曰：「無白衣也。」又問曰：「若有白衣者，當有何咎？」

> 比丘が答えた。「白衣の者はいません。」 さらに尋ねた。「もし白衣の者がいたならば、どのような過ちがあるのでしょうか。」

長者答曰：「尊者！或有不信世尊語者，彼當長夜不義不忍，生極惡處，受苦無量。若有信佛語者，彼因此事故，便能尊重恭敬禮事我。尊者！我亦不欲令爾也。尊者！願在此食。」

> 長者が答えました。「尊者よ、世尊の言葉を信じない者がいます。その者は長い間、不義を重ね、耐え難い苦しみを受け、極悪の場所に生まれ、計り知れない苦しみを味わうことでしょう。しかし、仏の言葉を信じる者があれば、その者は私を敬い、尊び、礼を尽くして供養してくれるのです。尊者よ、私もそのような者を望んでいるわけではありません。尊者よ、どうかここで食事をお取りください。」

彼比丘為手長者故，默然受請。手長者知彼比丘默然受已，即從坐起，自行澡水，以極淨美種種豐饒食噉含消，自手斟酌，令得飽滿，食訖收器，行澡水已，取一小床，別坐聽法。彼比丘為手長者說法，勸發渴仰，成就歡喜，無量方便為彼說法，勸發渴仰，成就歡喜已，從坐起去，往詣佛所，稽首禮足，却坐一面，謂與手長者本所共論盡向佛說。

> かの比丘は、手長者のため黙って請けを受けた。手長者は、その比丘が黙って請けを受けたのを知り、席を立って自ら手を洗う水を用意し、極めて清らかで美しく、さまざまに豊かな食べ物や飲み物を自らの手で酌み分け、満ち足りるまで供した。食事が終わり、器を片付け、手洗いの水を用意すると、小さな座を取り寄せて、別に座って法を聞いた。その比丘は手長者のために法を説き、心を奮い立たせて渇仰を促し、歓喜を成就させた。無量の方便によって法を説き、心を奮い立たせて渇仰を促し、歓喜を成就させた後、席を立って去り、仏の御許に赴いた。頭を地につけて足に礼し、一方に座って、先に手長者と共に論じたことのすべてを仏に告げた。

於是，世尊告諸比丘：「我以是故，稱說手長者有七未曾有法。復次汝等當知，手長者復有第八未曾有法，手長者無求無欲。」

> そこで、世尊は比丘たちに告げられた。「そのような理由から、私は手長者に七つの未曾有の法があると説いたのである。さらに、あなたたちは知るべきである。手長者には第八の未曾有の法もある。すなわち、手長者は何も求めず、欲望がないのである。」

佛說如是。彼諸比丘聞佛所說，歡喜奉行。

> このように仏は説かれました。比丘たちは仏の説かれたことを聞き、喜んでお受け取りになりました。

手長者經第九竟二千六百五十八字

> 手長者経 第九 終わり<note>二千六百五十八字</note>