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金光明最勝王経 (金光明最勝王經)


金光明最勝王經卷第四

金光明最勝王経 巻第四

大唐三藏沙門義淨奉 制譯

大唐三蔵沙門義浄奉 制訳

最淨地陀羅尼品第六

最清浄地陀羅尼品 第六

爾時,師子相無礙光焰菩薩,與無量億眾,從座而起,偏袒右肩,右膝著地,合掌恭敬,頂禮佛足,以種種花香寶幢幡蓋而供養已,白佛言:「世尊!以幾因緣得菩提心?何者是菩提心?世尊!即於菩提,現在心不可得,未來心不可得,過去心不可得。離於菩提,菩提心亦不可得。菩提者,不可言說,心亦無色無相,無有事業,非可造作,眾生亦不可得,亦不可知。世尊!云何諸法甚深之義而可得知?」

その時、師子相無礙光焰菩薩は、無量億の大衆と共に座より立ち上がり、右肩をあらわにし、右膝を地につけ、合掌して恭敬に仏の足を頂礼し、種々の花、香、宝幢、幡、蓋をもって供養を終えると、仏に申し上げた。

「世尊よ、いくつの因縁によって菩提心を得ることができるのでしょうか。菩提心とは何でしょうか。世尊よ、そもそも菩提そのものにおいて、現在の心も得られず、未来の心も得られず、過去の心も得られません。菩提を離れても、菩提心もまた得られるものではありません。菩提は言葉で言い表せるものではなく、心もまた色も形もなく、為すべき業もなく、作り出すこともできず、衆生も得られず、知ることもできません。世尊よ、どうすれば諸法の甚深なる意義を知ることができるのでしょうか。」

佛言:「善男子!如是!如是!菩提微妙,事業、造作皆不可得。若離菩提,菩提心亦不可得。菩提者,不可說,心亦不可說,無色相,無事業,一切眾生亦不可得。何以故?菩提及心,同真如故,能證所證,皆平等故,非無諸法而可了知。善男子!菩薩摩訶薩如是知者,乃得名為通達諸法,善說菩提及菩提心。菩提心者,非過去,非未來,非現在。心亦如是,眾生亦如是,於中二相,實不可得。何以故?以一切法皆無生故,菩提不可得,菩提名亦不可得,眾生、眾生名不可得,聲聞、聲聞名不可得,獨覺、獨覺名不可得,菩薩、菩薩名不可得,佛、佛名不可得,行、非行不可得,行、非行名不可得。以不可得故,於一切寂靜法中而得安住,此依一切功德善根而得生起。

仏は言われた。「善男子よ、その通りだ。その通りだ。菩提は微妙であり、その働きや造り出すことも、すべて得ることができない。もし菩提を離れれば、菩提心もまた得ることができない。菩提は言葉で表せず、心もまた言葉で表せない。色や形がなく、働きもなく、一切の衆生もまた得ることができない。なぜなら、菩提と心は真如と同じであり、悟るものと悟られるものは、すべて平等であるからだ。諸法が無いわけではないが、それによって知ることができるのである。善男子よ、菩薩摩訶薩がこのように知るならば、初めて諸法を通達したと言え、菩提と菩提心を善く説くことができる。菩提心は過去のものでもなく、未来のものでもなく、現在のものでもない。心もまた同じであり、衆生もまた同じである。その中に二つの相は、実在として得ることができない。なぜなら、一切の法はすべて生じることがないからだ。菩提は得ることができず、菩提という名も得ることができない。衆生と衆生という名も得ることができず、声聞と声聞という名も得ることができず、独覚と独覚という名も得ることができず、菩薩と菩薩という名も得ることができず、仏と仏という名も得ることができない。行と非行も得ることができず、行と非行という名も得ることができない。得ることができないがゆえに、一切の寂静なる法の中に安住することができ、これは一切の功徳善根によって生じるのである。」

「善男子!譬如寶須彌山王饒益一切,此菩提心利眾生故,是名第一布施波羅蜜因。善男子!譬如大地持眾物故,是名第二持戒波羅蜜因。譬如師子有大威力,獨步無畏,離驚恐故,是名第三忍辱波羅蜜因。譬如風輪那羅延力,勇壯速疾,心不退故,是名第四勤策波羅蜜因。譬如七寶樓觀有四階道,清涼之風來吹四門,受安隱樂,靜慮法藏求滿足故,是名第五靜慮波羅蜜因。譬如日輪光耀熾盛,此心速能破滅生死無明闇故,是名第六智慧波羅蜜因。譬如商主能令一切心願滿足,此心能度生死險道,獲功德寶故,是名第七方便勝智波羅蜜因。譬如淨月圓滿無翳,此心能於一切境界清淨具足故,是名第八願波羅蜜因。譬如轉輪聖王主兵寶臣隨意自在,此心善能莊嚴淨佛國土,無量功德廣利群生故,是名第九力波羅蜜因。譬如虛空及轉輪聖王,此心能於一切境界無有障礙,於一切處皆得自在至灌頂位故,是名第十智波羅蜜因。善男子!是名菩薩摩訶薩十種菩提心因,如是十因,汝當修學。

善男子よ、たとえば宝の須弥山王がすべてのものを豊かにするように、この菩提心は衆生を利するゆえに、これが第一の布施波羅蜜の因と名づけられる。

善男子よ、たとえば大地がすべてのものを支えるように、これが第二の持戒波羅蜜の因と名づけられる。

たとえば獅子が大いなる威力をもち、ただひとり歩んで畏れることなく、驚き恐れを離れているように、これが第三の忍辱波羅蜜の因と名づけられる。

たとえば風輪の那羅延の力のように、勇壮で速やかで、心が退かないゆえに、これが第四の勤策波羅蜜の因と名づけられる。

たとえば七宝の楼閣に四つの階道があり、清涼の風が四つの門に吹き寄せ、安らぎと楽しみを受け、静慮の法蔵を求めて満足するように、これが第五の静慮波羅蜜の因と名づけられる。

たとえば日輪が光り輝き盛んであるように、この心は速やかに生死の無明の闇を破り滅ぼすゆえに、これが第六の智慧波羅蜜の因と名づけられる。

たとえば商人の主がすべての心願を満たすことができるように、この心は生死の険しい道を渡り、功徳の宝を得るゆえに、これが第七の方便勝智波羅蜜の因と名づけられる。

たとえば清らかな月が円満にして曇りなきように、この心はすべての境界において清浄に具足するゆえに、これが第八の願波羅蜜の因と名づけられる。

たとえば転輪聖王の主兵宝の臣が思いのままに自在であるように、この心はよく清浄なる仏国土を荘厳し、無量の功徳をもって広く衆生を利するゆえに、これが第九の力波羅蜜の因と名づけられる。

たとえば虚空および転輪聖王のように、この心はすべての境界において障礙なく、すべてのところにて自在を得て灌頂の位に至るゆえに、これが第十の智波羅蜜の因と名づけられる。

善男子よ、これらを菩薩摩訶薩の十種の菩提心の因と名づける。このような十の因を、汝は修め学ぶべきである。

「善男子!依五種法,菩薩摩訶薩成就布施波羅蜜。云何為五?一者、信根;二者、慈悲;三者、無求欲心;四者、攝受一切眾生;五者、願求一切智智。善男子!是名菩薩摩訶薩成就布施波羅蜜。

善き男子よ、五つの法に依って、菩薩摩訶薩は布施波羅蜜を成就します。その五つとは何か。

第一に、信の根。 第二に、慈しみと悲しみの心。 第三に、求めることのない清らかな心。 第四に、すべての衆生を受け入れる心。 第五に、一切智智を願い求める心。

善き男子よ、これが菩薩摩訶薩が布施波羅蜜を成就する道なのです。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就持戒波羅蜜。云何為五?一者、三業清淨;二者、不為一切眾生作煩惱因緣;三者、閉諸惡道,開善趣門;四者、過於聲聞、獨覺之地;五者、一切功德皆悉滿足。善男子!是名菩薩摩訶薩成就持戒波羅蜜。

善男子よ。さらに五つの法によって、菩薩摩訶薩は持戒波羅蜜を成就します。その五つとは何か。

第一に、身・口・意の三業が清らかであること。 第二に、一切の衆生に煩悩の因縁を作らせないこと。 第三に、諸々の悪道を閉ざし、善き道への門を開くこと。 第四に、声聞や独覚の境地を超えていること。 第五に、一切の功徳がことごとく満たされていること。

善男子よ。これを菩薩摩訶薩が持戒波羅蜜を成就する、と言うのです。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就忍辱波羅蜜。云何為五?一者、能伏貪、瞋煩惱;二者、不惜身命,不求安樂止息之想;三者、思惟往業,遭苦能忍;四者、發慈悲心成就眾生諸善根故;五者、為得甚深無生法忍。善男子。是名菩薩摩訶薩成就忍辱波羅蜜。

善男子よ、さらに五つの法に依って、菩薩摩訶薩は忍辱波羅蜜を成就します。その五つとは何か。

一つ、貪りや怒りの煩悩を調伏できること。 二つ、身命を惜しまず、安楽や休息を求める思いを持たないこと。 三つ、過去の行いを思惟し、苦難に遭っても耐え忍べること。 四つ、慈悲の心を起こし、一切の衆生が善根を成就するためであること。 五つ、甚深なる無生法忍を得んがためであること。

善男子よ、これを菩薩摩訶薩が忍辱波羅蜜を成就するというのです。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就勤策波羅蜜。云何為五?一者、與諸煩惱不樂共住;二者、福德未具不受安樂;三者、於諸難行苦行之事不生厭心;四者、以大慈悲攝受利益,方便成熟一切眾生;五者、願求不退轉地。善男子!是名菩薩摩訶薩成就勤策波羅蜜。

善男子よ、さらに五つの法に依って、菩薩摩訶薩は精進波羅蜜を成就します。その五つとは何か。

第一に、あらゆる煩悩と共に住むことを喜ばないこと。 第二に、福徳が十分でないうちは安楽を受け取らないこと。 第三に、困難な修行や苦行に対しても、嫌悪の心を起こさないこと。 第四に、大いなる慈悲をもって一切の衆生を受け入れ、利益を与え、巧みな手段で彼らを成熟させること。 第五に、不退転の境地を願い求めること。

善男子よ、これが菩薩摩訶薩が精進波羅蜜を成就するということです。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就靜慮波羅蜜。云何為五?一者、於諸善法攝令不散故;二者、常願解脫,不著二邊故;三者、願得神通成就眾生諸善根故;四者、為淨法界,蠲除心垢故;五者、為斷眾生煩惱根本故。善男子!是名菩薩摩訶薩成就靜慮波羅蜜。

善き男子よ。さらに五つの法に依って、菩薩摩訶薩は静慮波羅蜜を成就する。いかなるものが五つか。

一つには、あらゆる善い法を集め、散らさないようにするため。 二つには、常に解脱を願い、二つの極端に執着しないため。 三つには、神通力を得て、衆生のあらゆる善根を成就させるため。 四つには、法界を清め、心の垢を除くため。 五つには、衆生の煩悩の根本を断つため。

善き男子よ。これを菩薩摩訶薩が静慮波羅蜜を成就するというのである。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就智慧波羅蜜。云何為五?一者、常於一切諸佛菩薩及明智者,供養親近,不生厭背;二者、諸佛如來說甚深法,心常樂聞,無有厭足;三者、真俗勝智,樂善分別;四者、見修煩惱,咸速斷除;五者、世間伎術五明之法,皆悉通達。善男子!是名菩薩摩訶薩成就智慧波羅蜜。

善男子よ、さらに五つの法に依って、菩薩摩訶薩は智慧波羅蜜を成就します。五つとは何でしょうか。第一に、常にすべての諸仏・菩薩、および明智ある者たちに対して、供養し親近して、厭い背く心を起こしません。第二に、諸仏如来が説かれる甚深の法を、心に常に喜んで聞き、厭き足りることがありません。第三に、真諦と俗諦のすぐれた智慧を、喜んでよく分別します。第四に、見惑と修惑の煩悩を、すみやかに断ち除きます。第五に、世間の技芸や五明の法に、すべて通達します。善男子よ、これが菩薩摩訶薩が智慧波羅蜜を成就する所以です。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就方便波羅蜜。云何為五?一者、於一切眾生意樂煩惱心行差別悉皆通達;二者、無量諸法對治之門,心皆曉了;三者、大慈悲定,出入自在;四者、於諸波羅蜜多,皆願修行,成就滿足;五者、一切佛法,皆願了達,攝受無遺。善男子!是名菩薩摩訶薩成就方便勝智波羅蜜。

善男子よ、さらに五つの法に依って、菩薩摩訶薩は方便波羅蜜を成就します。五つとは何でしょうか。第一に、すべての衆生の意楽と煩悩の心行の違いをことごとく通達しています。第二に、無量の諸法の対治の門を、心にすべて理解しています。第三に、大慈悲の定に出入りが自在です。第四に、すべての波羅蜜多を修行し願って、成就し満足しています。第五に、すべての仏法を明らかに理解し、残らず摂め取ることを願っています。善男子よ、これが菩薩摩訶薩が方便勝智波羅蜜を成就する所以です。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就願波羅蜜。云何為五?一者、於一切法從本以來,不生不滅,非有非無,心得安住;二者、觀一切法最妙理趣,離垢清淨,心得安住;三者、過一切想,是本真如,無作無行,不異不動心得安住;四者、為欲利益諸眾生事,於俗諦中,心得安住;五者、於奢摩他、毘鉢舍那,同時運行,心得安住。善男子!是名菩薩摩訶薩成就願波羅蜜。

善き男子よ、さらに五つの法に依って、菩薩摩訶薩は願波羅蜜を成就する。その五つとは何か。

第一に、一切の法はそもそも生じることも滅することもなく、有るのでもなく無いのでもないと悟り、心を安らかに保つこと。

第二に、一切の法の最も妙なる理(ことわり)は、垢(けがれ)を離れ清浄であると観じ、心を安らかに保つこと。

第三に、あらゆる思いを超えたところに、本来自分の真如があり、作為もなく行いもなく、異なることも動くこともないと悟り、心を安らかに保つこと。

第四に、あらゆる衆生の利益を願い、世俗の真理においても心を安らかに保つこと。

第五に、奢摩他(シャマタ・止)と毘鉢舍那(ヴィパッサナー・観)を同時に行い、心を安らかに保つこと。

善き男子よ、これを菩薩摩訶薩が願波羅蜜を成就するというのである。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就力波羅蜜。云何為五?一者、以正智力,能了一切眾生心行善惡;二者、能令一切眾生入於甚深微妙之法;三者、一切眾生輪迴生死,隨其緣業,如實了知;四者、於諸眾生,三種根性,以正智力,能分別知;五者、於諸眾生,如理為說,令種善根,成熟度脫,皆是智力故。善男子!是名菩薩摩訶薩成就力波羅蜜。

善きかな男子よ。さらに五つの法によって、菩薩摩訶薩は力波羅蜜を成就するのである。その五つとは何か。

第一に、正しい智慧の力によって、一切の衆生の心の働きの善悪を、すべて明らかに知ることができること。

第二に、一切の衆生を、甚深微妙なる法に入らしめることができること。

第三に、一切の衆生が生死を輪廻する様を、その因縁と業に従って、ありのままに知ること。

第四に、諸々の衆生の三種の根性を、正しい智慧の力によって、分別して知ることができること。

第五に、諸々の衆生に対して、理にかなった説き方をし、彼らに善根を植えさせ、成熟させ、解脱へと導くことができること。これらはすべて智慧の力によるものである。

善きかな男子よ。これを菩薩摩訶薩が力波羅蜜を成就するというのである。

「善男子!復依五法,菩薩摩訶薩成就智波羅蜜。云何為五?一者、能於諸法,分別善惡;二者、於黑白法,遠離攝受;三者、能於生死涅槃,不厭不喜;四者、具福智行,至究竟處;五者、受勝灌頂,能得諸佛不共法等,及一切智智。善男子!是名菩薩摩訶薩成就智波羅蜜。

善き男子よ、さらに五つの法に依って、菩薩摩訶薩は智波羅蜜を成就する。その五つとは何か。

第一に、諸々の法について善悪を分別することができること。 第二に、白法(善なる法)と黒法(悪なる法)に対して、執着することも拒絶することもなく、離れて受け入れること。 第三に、生死の世界にも涅槃の境地にも、厭うことも喜ぶこともないこと。 第四に、福徳と智慧の行いを備え、究極の境地に至ること。 第五に、勝れた灌頂を受け、諸仏にのみある不共の法など、一切智智を得ることができること。

善き男子よ、これを菩薩摩訶薩が智波羅蜜を成就するというのである。

「善男子!何者是波羅蜜義?所謂修習勝利,是波羅蜜義;滿足無量大甚深智,是波羅蜜義;行非行法,心不執著,是波羅蜜義;生死過失,涅槃功德,正覺正觀,是波羅蜜義;愚人智人皆悉攝受,是波羅蜜義;能現種種珍妙法寶,是波羅蜜義;無礙解脫,智慧滿足,是波羅蜜義;法界、眾生界正分別知,是波羅蜜義;施等及智,能令至不退轉,是波羅蜜義;無生法忍,能令滿足,是波羅蜜義;一切眾生功德善根,能令成熟,是波羅蜜義;能於菩提成佛十力、四無所畏、不共法等,皆悉成就,是波羅蜜義;生死涅槃,了無二相,是波羅蜜義;濟度一切,是波羅蜜義;一切外道來相詰難,善能解釋,令其降伏,是波羅蜜義;能轉十二妙行法輪,是波羅蜜義;無所著、無所見、無患累,是波羅蜜多義。

善男子よ、波羅蜜の意義とは何か。 それは、修行の功徳を修めること、これが波羅蜜の意義である。 無量の深遠な智慧を満たすこと、これが波羅蜜の意義である。 行ずべきものと行ずべからざるものとを、心に執着せずに行うこと、これが波羅蜜の意義である。 生死の過失と涅槃の功徳とを正しく覚り、正しく観ること、これが波羅蜜の意義である。 愚かな者も智ある者も、すべて受け入れること、これが波羅蜜の意義である。 さまざまな尊い法の宝を現じること、これが波羅蜜の意義である。 妨げのない解脱と、智慧の満足、これが波羅蜜の意義である。 法界と衆生界とを正しく分別して知ること、これが波羅蜜の意義である。 布施などの行と智慧とが、不退転の境地へと至らしめること、これが波羅蜜の意義である。 無生法忍を満たすことができること、これが波羅蜜の意義である。 一切衆生の功徳と善根とを成熟させることができること、これが波羅蜜の意義である。 菩提において、仏の十力、四無所畏、不共法などを、すべて成就することができること、これが波羅蜜の意義である。 生死と涅槃とが、二つの相ではないことを明らかにすること、これが波羅蜜の意義である。 一切のものを救い渡すこと、これが波羅蜜の意義である。 一切の外道が問い難じ来たっても、巧みに解き明かし、彼らを降伏させることができること、これが波羅蜜の意義である。 十二の妙なる行の法輪を転じることができること、これが波羅蜜の意義である。 何ものにも執着せず、何ものにもとらわれず、煩わしさがないこと、これが波羅蜜多の意義である。

「善男子!初地菩薩是相先現,三千大千世界,無量無邊種種寶藏,無不盈滿,菩薩悉見。善男子!二地菩薩是相先現,三千大千世界地平如掌,無量無邊種種妙色,清淨珍寶莊嚴之具,菩薩悉見。善男子!三地菩薩是相先現,自身勇健,甲仗莊嚴,一切怨賊,皆能摧伏,菩薩悉見。善男子!四地菩薩是相先現,四方風輪種種妙花,悉皆散灑,充布地上,菩薩悉見。善男子!五地菩薩是相先現,有妙寶女,眾寶瓔珞周遍嚴身,首冠名花以為其飾,菩薩悉見。善男子!六地菩薩是相先現,七寶花池有四階道,金沙遍布,清淨無穢,八功德水皆悉盈滿,嗢鉢羅花、拘物頭花、分陀利花隨處莊嚴,於花池所,遊戲快樂,清涼無比,菩薩悉見。善男子!七地菩薩是相先現,於菩薩前,有諸眾生應墮地獄,以菩薩力,便得不墮,無有損傷,亦無恐怖,菩薩悉見。善男子!八地菩薩是相先現,於身兩邊,有師子王以為衛護,一切眾獸悉皆怖畏,菩薩悉見。善男子!九地菩薩是相先現,轉輪聖王無量億眾圍遶供養,頂上白蓋,無量眾寶之所莊嚴,菩薩悉見。善男子!十地菩薩是相先現,如來之身,金色晃耀,無量淨光,皆悉圓滿,有無量億梵王圍遶,恭敬供養,轉於無上微妙法輪,菩薩悉見。

善男子よ。初地の菩薩には、まずこのような相が現れます。三千大千世界に、限りなく果てしない様々な宝の蔵が満ちあふれ、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。二地の菩薩には、まずこのような相が現れます。三千大千世界の大地が掌のように平らになり、限りなく果てしない様々な妙なる色の、清らかで貴重な宝の荘厳具で飾られ、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。三地の菩薩には、まずこのような相が現れます。自らの身が勇ましく健やかで、甲冑で飾られ、すべての怨敵や賊を打ち破ることができ、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。四地の菩薩には、まずこのような相が現れます。四方から風の輪が起こり、様々な妙なる花を散らし、地上に満ちあふれ、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。五地の菩薩には、まずこのような相が現れます。妙なる宝の女が現れ、多くの宝の瓔珞で全身を飾り、頭には名高い花を冠として飾り、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。六地の菩薩には、まずこのような相が現れます。七宝の花池に四つの階段の道があり、金沙が一面に敷き詰められ、清らかで穢れがなく、八功徳の水が満ちあふれ、青蓮華、白蓮華、紅蓮華が至るところを飾り、その花池で遊び楽しみ、比べるものがないほど清涼で、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。七地の菩薩には、まずこのような相が現れます。菩薩の前に、地獄に堕ちるはずの衆生がいますが、菩薩の力によって堕ちることがなく、損傷も恐怖もなく、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。八地の菩薩には、まずこのような相が現れます。身の両側に獅子王がいて守護し、すべての獣が恐れおののき、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。九地の菩薩には、まずこのような相が現れます。転輪聖王が無量億の衆に囲まれて供養され、頭上には白蓋があり、無量の宝で飾られ、菩薩はそれをすべて見るのです。

善男子よ。十地の菩薩には、まずこのような相が現れます。如来の身が金色に輝き、限りない清らかな光がすべて円満し、無量億の梵王に囲まれて恭敬供養され、無上の微妙な法輪を転じ、菩薩はそれをすべて見るのです。

「善男子!云何初地名為歡喜?謂初證得出世之心,昔所未得而今始得,於大事用,如其所願,悉皆成就,生極喜樂,是故最初名為歡喜。諸微細垢,犯戒過失,皆得清淨,是故二地名為無垢。無量智慧三昧光明,不可傾動,無能摧伏,聞持陀羅尼以為根本,是故三地名為明地。以智慧火燒諸煩惱,增長光明,修行覺品,是故四地名為焰地。修行方便,勝智自在,極難得故,見修煩惱,難伏能伏,是故五地名為難勝。行法相續,了了顯現,無相思惟,皆悉現前,是故六地名為現前。無漏、無間、無相思惟,解脫三昧,遠修行故,是地清淨,無有障礙,是故七地名為遠行。無相思惟,修得自在,諸煩惱行,不能令動,是故八地名為不動。說一切法種種差別,皆得自在,無患無累,增長智慧,自在無礙,是故九地名為善慧。法身如虛空,智慧如大雲,皆能遍滿覆一切故,是故第十名為法雲。

「善き男子よ、初地がなぜ歓喜と名づけられるのか。それは初めて出世間の心を証得し、かつて得られなかったものを今初めて得たからである。大事な働きにおいて、願いのままにすべて成就し、極めて大きな喜びと楽しみが生じる。それゆえ最初の地を歓喜と名づけるのである。

微細な垢や戒を犯す過失がすべて清浄となる。それゆえ第二の地を無垢と名づける。

無量の智慧と三昧の光明が揺るがず、誰も打ち破ることができない。聞持の陀羅尼を根本としている。それゆえ第三の地を明地と名づける。

智慧の火で諸々の煩悩を焼き、光明を増長し、覚りの品々を修行する。それゆえ第四の地を焔地と名づける。

修行の方便と勝れた智慧が自在であり、極めて得難いからである。見惑と修惑という難伏の煩悩を伏することができる。それゆえ第五の地を難勝と名づける。

行法が相続し、明らかに顕現し、無相の思惟がすべて眼前に現れる。それゆえ第六の地を現前と名づける。

無漏・無間・無相の思惟と解脱三昧を遠く修行するから、この地は清浄で障礙がない。それゆえ第七の地を遠行と名づける。

無相の思惟が修行によって自在となり、諸々の煩悩の働きも動かすことができない。それゆえ第八の地を不動と名づける。

一切の法の種々の差別を説き、すべて自在となり、患いも累もなく、智慧を増長し、自在で障礙がない。それゆえ第九の地を善慧と名づける。

法身は虚空の如く、智慧は大雲の如く、すべてを遍く満たし覆うことができるからである。それゆえ第十の地を法雲と名づけるのである。」

「善男子!執著有相我法無明、怖畏生死惡趣無明,此二無明障於初地。微細學處誤犯無明、發起種種業行無明,此二無明障於二地。未得今得愛著無明、能障殊勝總持無明,此二無明障於三地。味著等至喜悅無明、微妙淨法愛樂無明,此二無明障於四地。欲背生死無明、希趣涅槃無明,此二無明障於五地。觀行流轉無明、麁相現前無明,此二無明障於六地。微細諸相現行無明、作意欣樂無相無明,此二無明障於七地。於無相觀功用無明、執相自在無明,此二無明障於八地。於所說義及名句文此二無礙未善巧無明、於詞辯才不隨意無明,此二無明障於九地。於大神通未得自在變現無明、微細祕密未能悟解事業無明,此二無明障於十地。於一切境微細所知障礙無明、極細煩惱麁重無明,此二無明障於佛地。

善男子よ、執著した相と我と法に対する無明、生死や悪趣を怖れる無明、この二つの無明は初地を障ります。微細な学処を誤って犯す無明、さまざまな業行を起こす無明、この二つの無明は二地を障ります。まだ得ていないものを今得たと愛着する無明、すぐれた総持を障える無明、この二つの無明は三地を障ります。等至の喜びに味著する無明、微妙な浄法を愛楽する無明、この二つの無明は四地を障ります。生死を背こうとする無明、涅槃を希求する無明、この二つの無明は五地を障ります。観行が流転する無明、粗い相が現前する無明、この二つの無明は六地を障ります。微細な諸相が現行する無明、無相を作意し欣楽する無明、この二つの無明は七地を障ります。無相観に功用する無明、相に執して自在とする無明、この二つの無明は八地を障ります。説かれた義および名句文のこの二つに碍なくすることに善巧でない無明、詞弁才が思いのままにならない無明、この二つの無明は九地を障ります。大神通にまだ自在を得ていない変現の無明、微細な秘密の事業をまだ悟解できない無明、この二つの無明は十地を障ります。一切の境に対する微細な所知障礙の無明、極めて細かな煩悩の粗重の無明、この二つの無明は仏地を障ります。

「善男子!菩薩摩訶薩於初地中行施波羅蜜,於第二地行戒波羅蜜,於第三地行忍波羅蜜,於第四地行勤波羅蜜,於第五地行定波羅蜜,於第六地行慧波羅蜜,於第七地行方便勝智波羅蜜,於第八地行願波羅蜜,於第九地行力波羅蜜,於第十地行智波羅蜜。

善男子よ、菩薩摩訶薩は初地において施波羅蜜を行じ、第二地において戒波羅蜜を行じ、第三地において忍波羅蜜を行じ、第四地において勤波羅蜜を行じ、第五地において定波羅蜜を行じ、第六地において慧波羅蜜を行じ、第七地において方便勝智波羅蜜を行じ、第八地において願波羅蜜を行じ、第九地において力波羅蜜を行じ、第十地において智波羅蜜を行じます。

「善男子!菩薩摩訶薩最初發心攝受,能生妙寶三摩地;第二發心攝受,能生可愛樂三摩地;第三發心攝受,能生難動三摩地;第四發心攝受,能生不退轉三摩地;第五發心攝受,能生寶花三摩地;第六發心攝受,能生日圓光焰三摩地;第七發心攝受,能生一切願如意成就三摩地;第八發心攝受,能生現前證住三摩地;第九發心攝受,能生智藏三摩地;第十發心攝受,能生勇進三摩地。善男子!是名菩薩摩訶薩十種發心。

善男子よ、菩薩摩訶薩が最初に発心を受持すると、妙宝三摩地を生じることができます。第二の発心を受持すると、可愛楽三摩地を生じることができます。第三の発心を受持すると、難動三摩地を生じることができます。第四の発心を受持すると、不退転三摩地を生じることができます。第五の発心を受持すると、宝花三摩地を生じることができます。第六の発心を受持すると、日円光焰三摩地を生じることができます。第七の発心を受持すると、一切願如意成就三摩地を生じることができます。第八の発心を受持すると、現前証住三摩地を生じることができます。第九の発心を受持すると、智蔵三摩地を生じることができます。第十の発心を受持すると、勇進三摩地を生じることができます。善男子よ、これが菩薩摩訶薩の十種の発心です。

「善男子!菩薩摩訶薩於此初地得陀羅尼,名依功德力。」

善男子よ、菩薩摩訶薩はこの初地において陀羅尼を得ます。名を「功徳力に依る」といいます。

爾時世尊即說呪曰:

そのとき、世尊はただちに呪を説かれました。

「怛姪他晡𠷈儞 曼奴喇剃 獨虎 獨虎獨虎 耶跋 蘇利瑜 阿婆婆薩底(丁里反,下皆同)耶跋 旃達囉 調怛底多跋達𠸪叉漫 憚茶鉢唎訶㘕矩嚕莎訶

怛姪他 晡𠷈儞 曼奴喇剃 独虎 独虎独虎 耶跋 蘇利瑜 阿婆婆薩底(丁里反、以下も同様)耶跋 旃達囉 調怛底多跋達𠸪叉漫 憚茶鉢唎訶㘕矩嚕莎訶

「善男子!此陀羅尼是過一恒河沙數諸佛所說,為護初地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,得脫一切怖畏,所謂虎狼、師子、惡獸之類,一切惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念初地。

善男子よ、この陀羅尼は、一恒河沙の数に勝る諸仏が説かれたもので、初地の菩薩摩訶薩を護るためです。もしこの陀羅尼の呪を誦し持つ者があれば、一切の怖畏から脱れることができます。いわゆる虎や狼、獅子、悪獣の類、一切の悪鬼、人や人ならざる者たち、怨敵や盗賊、災難や不運、そして諸々の苦悩からです。五つの障りから解脱し、初地のことを忘れず念じ続けることができます。

「善男子!菩薩摩訶薩於第二地得陀羅尼,名善安樂住。

善男子よ、菩薩摩訶薩は第二地において陀羅尼を得ます。それは「善安楽住」と呼ばれます。

「怛姪他 嗢篅(入聲,下同)哩質哩質哩嗢篅羅篅羅(引)喃繕覩繕覩嗢篅哩 虎嚕虎嚕 莎訶
「善男子!此陀羅尼是過二恒河沙數諸佛所說,為護二地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念二地。
「善男子!菩薩摩訶薩於第三地得陀羅尼,名難勝力。
「怛姪他 憚宅枳般 宅枳羯喇㨖高喇㨖雞由哩 憚㨖哩 莎訶
「善男子!此陀羅尼是過三恒河沙數諸佛所說,為護三地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念三地。
「善男子!菩薩摩訶薩於第四地得陀羅尼,名大利益。
「怛姪他 室唎室唎 陀弭儞陀弭儞 陀哩陀哩儞 室唎室唎儞 毘舍羅波世波始娜 畔陀弭帝 莎訶
「善男子!此陀羅尼是過四恒河沙數諸佛所說,為護四地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念四地。
「善男子!菩薩摩訶薩於第五地得陀羅尼,名種種功德莊嚴。
「怛姪他 訶哩訶哩 儞遮哩遮哩儞 羯喇摩(引)儞僧羯喇摩(引)儞 三婆山儞瞻跋儞 悉耽婆儞謨漢儞 碎閻步陛莎訶
「善男子!此陀羅尼是過五恒河沙數諸佛所說,為護五地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念五地。
「善男子!菩薩摩訶薩於第六地得陀羅尼,名圓滿智。
「怛姪他 毘徙哩毘徙哩 摩哩儞迦哩迦哩毘度漢底 嚕嚕嚕嚕 主嚕主嚕杜嚕婆杜嚕婆 捨捨設者婆哩灑莎(入)悉底薩婆薩埵喃 悉甸覩曼怛囉鉢陀儞莎訶
「善男子!此陀羅尼是過六恒河沙數諸佛所說,為護六地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念六地。
「善男子!菩薩摩訶薩於第七地得陀羅尼,名法勝行。
「怛姪他 勺訶(上)勺訶(引)嚕勺訶勺訶勺訶嚕 鞞陸枳鞞陸枳阿蜜㗚哆唬漢儞勃哩山儞 鞞嚕勅枳婆嚕伐底 鞞提呬枳 頻陀鞞哩儞 阿蜜哩底枳 薄虎主愈薄虎主愈莎訶
「善男子!此陀羅尼是過七恒河沙數諸佛所說,為護七地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念七地。
「善男子!菩薩摩訶薩於第八地得陀羅尼,名無盡藏。
「怛姪他 室唎室唎室唎儞 蜜底蜜底羯哩羯哩醯嚕醯嚕 主嚕主嚕 畔陀弭莎訶
「善男子!此陀羅尼是過八恒河沙數諸佛所說,為護八地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念八地。
「善男子!菩薩摩訶薩於第九地得陀羅尼,名無量門。
「怛姪他 訶哩旃荼哩枳 俱藍婆喇體(天里反)都剌死跋吒跋吒死室唎室唎迦室哩迦必室唎 莎(蘇活反)悉底 薩婆薩埵喃莎訶
「善男子!此陀羅尼是過九恒河沙數諸佛所說,為護九地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫及諸苦惱,解脫五障,不忘念九地。
「善男子!菩薩摩訶薩於第十地得陀羅尼,名破金剛山。
「怛姪他 悉提(去)蘇悉提(去)謨折儞木察儞毘木底菴末麗 毘末麗涅末麗 忙揭麗呬㘓若揭鞞 曷喇怛娜揭鞞 三曼多跋姪麗薩婆頞他娑憚儞 摩捺斯莫訶摩捺斯 頞步底頞 窒步底 阿𡃤誓毘喇誓頞主底菴蜜㗚底 阿𡃤誓毘喇誓 跋㘕謎 跋囉蚶(火含)麼莎(入)囇晡喇儞晡喇娜 曼奴喇剃莎訶
「善男子!此陀羅尼灌頂吉祥句,是過十恒河沙數諸佛所說,為護十地菩薩摩訶薩故。若有誦持此陀羅尼呪者,脫諸怖畏惡獸、惡鬼、人非人等,怨賊災橫,一切毒害,皆悉除滅,解脫五障,不忘念十地。」
爾時師子相無礙光焰菩薩,聞佛說此不可思議陀羅尼已,即從座起,偏袒右肩,右膝著地,合掌恭敬頂禮佛足,以頌讚佛:
「敬禮無譬喻, 甚深無相法;
眾生失正知, 唯佛能濟度。
如來明慧眼, 不見一法相;
復以正法眼, 普照不思議。
不生於一法, 亦不滅一法;
由斯平等見, 得至無上處。
不壞於生死, 亦不住涅槃;
不著於二邊, 是故證圓寂。
於淨不淨品, 世尊知一味;
由不分別法, 獲得最清淨。
世尊無邊身, 不說於一字;
令諸弟子眾, 法雨皆充滿。
佛觀眾生相, 一切種皆無;
然於苦惱者, 常興於救護。
苦樂常無常, 有我無我等;
不一亦不異, 不生亦不滅。
如是眾多義, 隨說有差別;
譬如空谷響, 唯佛能了知。
法界無分別, 是故無異乘;
為度眾生故, 分別說有三。」
爾時,大自在梵天王亦從座起,偏袒右肩,右膝著地,合掌恭敬頂禮佛足,而白佛言:「世尊!此《金光明最勝王經》,希有難量,初中後善,文義究竟,皆能成就一切佛法;若受持者,是人則為報諸佛恩。」
佛言:「善男子!如是!如是!如汝所說。善男子!若得聽聞是經典者,皆不退於阿耨多羅三藐三菩提。何以故?善男子!是能成熟不退地菩薩殊勝善根,是第一法印,是眾經王,故應聽聞、受持、讀誦。何以故?善男子!若一切眾生未種善根,未成熟善根,未親近諸佛者,不能聽聞是微妙法。若善男子、善女人能聽受者,一切罪障皆悉除滅,得最清淨,常得見佛,不離諸佛及善知識勝行之人,恒聞妙法,住不退地,獲得如是勝陀羅尼門無盡無減;所謂海印出妙功德陀羅尼無盡無減;通達眾生意行言語陀羅尼無盡無減,日圓無垢相光陀羅尼無盡無減;滿月相光陀羅尼無盡無減;能伏諸惑演功德流陀羅尼無盡無減;破金剛山陀羅尼無盡無減;說不可說義因緣藏陀羅尼無盡無減;通達實語法則音聲陀羅尼無盡無減;虛空無垢心行印陀羅尼無盡無減;無邊佛身皆能顯現陀羅尼,無盡無減。
「善男子!如是等無盡無減諸陀羅尼門得成就故,是菩薩摩訶薩能於十方一切佛土化作佛身,演說無上種種正法,於法真如不動不住、不來不去,善能成熟一切眾生善根,亦不見一眾生可成熟者。雖說種種諸法,於言辭中不動不住、不去不來,能於生滅證無生滅。以何因緣說諸行法無有去來?由一切法體無異故。」
說是法時,三萬億菩薩摩訶薩得無生法忍,無量諸菩薩不退菩提心,無量無邊苾芻、苾芻尼得法眼淨,無量眾生發菩薩心。
爾時,世尊而說頌曰:
「勝法能逆生死流, 甚深微妙難得見;
有情盲冥貪欲覆, 由不見故受眾苦。」
爾時,大眾俱從座起,頂禮佛足而白佛言:「世尊!若所在處,講宣讀誦此《金光明最勝王經》,我等大眾皆悉往彼為作聽眾,是說法師令得利益,安樂無障,身意泰然。我等皆當盡心供養,亦令聽眾安隱快樂,所住國土,無諸怨賊、恐怖、厄難、飢饉之苦,人民熾盛。此說法處道場之地,一切諸天、人非人等一切眾生,不應履踐及以污穢。何以故?說法之處即是制底,當以香花、繒綵、幡蓋而為供養,我等常為守護,令離衰損。」
佛告大眾:「善男子!汝等應當精勤修習此妙經典,是則正法久住於世。」

仏は大衆に告げました:「善男子よ、あなたがたはこの妙なる経典を精進して修習すべきです。そうすれば、正しい教えは長く世に留まるでしょう。」

金光明最勝王經卷第四

金光明最勝王経 第四巻


5 滅業障品(三)
7 蓮華喻讚品(五)

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