金光明最勝王經四天王觀察人天品第十一
金光明最勝王経 四天王が人と天を観察する品 第十一
爾時,多聞天王、持國天王、增長天王、廣目天王,俱從座起,偏袒右肩,右膝著地,合掌向佛,禮佛足已,白言:「世尊!是《金光明最勝王經》,一切諸佛常念觀察,一切菩薩之所恭敬,一切天龍常所供養,及諸天眾常生歡喜,一切護世稱揚讚歎,聲聞、獨覺皆共受持,悉能明照諸天宮殿,能與一切眾生殊勝安樂,止息地獄、餓鬼、傍生諸趣苦惱,一切怖畏悉能除殄,所有怨敵尋即退散,飢饉惡時能令豐稔,疾疫病苦皆令蠲愈,一切災變百千苦惱咸悉消滅。世尊!是《金光明最勝王經》能為如是安隱利樂饒益我等,惟願世尊於大眾中廣為宣說。我等四王并諸眷屬,聞此甘露無上法味,氣力充實,增益威光,精進勇猛,神通倍勝。世尊!我等四王修行正法,常說正法,以法化世,我等令彼天、龍、藥叉、健闥婆、阿蘇羅、揭路茶、俱槃茶、緊那羅、莫呼羅伽及諸人王,常以正法而化於世,遮去諸惡,所有鬼神吸人精氣無慈悲者,悉令遠去。世尊!我等四王與二十八部藥叉大將,并與無量百千藥叉,以淨天眼過於世人,觀察擁護此贍部洲。世尊!以此因緣,我等諸王,名護世者。又復於此洲中,若有國王被他怨賊常來侵擾,及多飢饉,疾疫流行,無量百千災厄之事。世尊!我等四王於此《金光明最勝王經》恭敬供養,若有苾芻法師受持讀誦,我等四王共往覺悟,勸請其人。時彼法師由我神通覺悟力故,往彼國界廣宣流布是《金光明》微妙經典,由經力故,令彼無量百千衰惱災厄之事悉皆除遣。世尊!若諸人王於其國內,有持是經苾芻法師至彼國時,當知此經亦至其國。世尊!時彼國王應往法師處,聽其所說,聞已歡喜,於彼法師恭敬供養,深心擁護,令無憂惱,演說此經利益一切。世尊!以是經故,我等四王皆共一心護是人王及國人民,令離災患,常得安隱。世尊!若有苾芻、苾芻尼、鄔波索迦、鄔波斯迦持是經者,時彼人王隨其所須,供給供養,令無乏少,我等四王令彼國主及以國人,悉皆安隱,遠離災患。世尊!若有受持讀誦是經典者,人王於此供養恭敬,尊重讚歎,我等當令彼王於諸王中,恭敬尊重,最為第一,諸餘國王共所稱歎。」大眾聞已,歡喜受持。
そのとき、多聞天王、持国天王、増長天王、広目天王は、そろって座から立ち上がり、右肩を露わにし、右膝を地につけ、合掌して仏に向かい、仏の足を礼した後、こう申し上げました。
「世尊よ。この『金光明最勝王経』は、一切の諸仏が常に念じ観察なさるものであり、一切の菩薩が恭敬なさるものであり、一切の天龍が常に供養なさるものであり、また諸天の衆が常に歓喜を生じるものであり、一切の護世が称揚し讃嘆するものであり、声聞も独覚もともに受持し、ことごとく諸天の宮殿を明らかに照らし、一切の衆生に殊勝な安楽を与え、地獄・餓鬼・傍生の諸趣の苦悩を止息し、一切の怖畏をことごとく除き滅ぼし、すべての怨敵をたちまちに退散させ、飢饉の悪しき時には豊作をもたらし、疫病や病苦をことごとく癒し、一切の災変と百千の苦悩をことごとく消滅させます。
世尊よ。この『金光明最勝王経』は、このように安心と利益と安楽を私たちにもたらすことができます。どうか世尊よ、大衆の中で広くお説きください。私たち四天王とすべての眷属は、この甘露の無上の法の味を聞いて、気力が充実し、威光を増し、精進して勇猛になり、神通は倍さらに勝れるようになります。
世尊よ。私たち四天王は正法を修行し、常に正法を説き、法をもって世を教化しています。私たちは、かの天・龍・薬叉・健闥婆・阿蘇羅・掲路茶・俱槃茶・緊那羅・莫呼羅伽、およびもろもろの人王が、常に正法をもって世を教化し、もろもろの悪を遮り除き、すべての鬼神で人々の精気を吸い慈悲のないものを、ことごとく遠ざけさせます。
世尊よ。私たち四天王は、二十八部の薬叉大将とともに、また無量百千の薬叉とともに、清らかな天眼をもって世人を超えて、この贍部洲を観察し擁護しています。世尊よ。この因縁によって、私たち諸王は護世者と名づけられています。
また、この洲の中において、もし国王が他国の怨賊に常に侵し擾され、また飢饉が多く、疫病が流行し、無量百千の災厄の事があるならば、世尊よ。私たち四天王は、この『金光明最勝王経』を恭敬し供養し、もし苾芻の法師が受持し読誦するならば、私たち四天王はともにそのもとへ赴いて覚悟を促し、その人に勧め請います。そのとき、その法師は、私たちの神通の覚悟の力によって、かの国境へ赴いてこの『金光明』の微妙な経典を広く宣説し流布します。経の力によって、かの無量百千の衰悩と災厄の事をことごとく除き払わせます。
世尊よ。もしもろもろの人王の国内に、この経を受持する苾芻の法師がその国に至ったときは、この経もまたその国に至ったと知るべきです。世尊よ。そのとき、かの国王は法師のもとへ赴き、その説くところを聴き、聞いて歓喜し、かの法師を恭敬し供養し、深く心から擁護して、憂い悩みのないようにさせ、この経を演説して一切を利益すべきです。
世尊よ。この経のゆえに、私たち四天王はともに心を一つにして、この人王と国の人民を護り、災い患いを離れさせ、常に安隠を得させます。世尊よ。もし苾芻・苾芻尼・鄔波索迦・鄔波斯迦でこの経を受持する者がいるならば、そのとき、かの人王はその必要に応じて供給し供養し、乏しいことがないようにさせます。私たち四天王は、かの国の主および国の人々を、ことごとく安隠にし、災い患いを遠く離れさせます。
世尊よ。もしこの経典を受持し読誦する者があるならば、人王はこれに供養し恭敬し、尊重し讃嘆します。私たちは、かの王をもろもろの王の中で、恭敬し尊重すること最も第一とし、他のもろもろの国王がともに称嘆するようにさせます。」
大衆はこれを聞いて、歓喜し受持しました。
金光明最勝王經卷第五
金光明最勝王経 巻第五