三明處胎相
三明胎内の相
本起云。菩薩處胎夫人修行六度。天食自然。三千世界常光明朗。病者除滅三毒停息。菩薩自身支節相好皆悉具足。行住坐臥無有妨礙。又於晨朝。為色界諸天說法。日中欲界日晡鬼神。夜亦三時說正法要。利益眾生。普曜經云。在胎十月。開化三十六載天人。使立三乘聖道。
【本起によれば】 菩薩が胎内におられる間、夫人(お母様)は六波羅蜜の修行をされました。天からの食物が自然と与えられ、三千世界は常に光明に満ちていました。病む者は癒え、三毒(貪り・怒り・無知)は静まりました。菩薩ご自身の身体の各部や相好はすべて完全に備わり、行・住・坐・臥のすべての動作に妨げはありませんでした。
また、早朝には色界の天人たちに説法し、正午には欲界の天人に、日暮れには鬼神たちに、夜にも三時にわたって正しい教えを説かれ、あらゆる生きとし生けるものを利益されました。
『普曜経』には次のように説かれています。 「胎内に十か月おられる間に、三十六億年の間、天や人々を教化し、彼らを三乗(声聞・縁覚・菩薩)の聖なる道に導かれた」と。