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仏説立世阿毘曇論 (佛說立世阿毘曇論)


佛說立世阿毘曇論卷第二

仏説立世阿毘曇論 巻第二

陳西印度三藏真諦譯

陳西印度三蔵真諦訳

漏闍耆利象王品第五

漏闍耆利象王品第五

周羅迦羅山,高一伽浮多半,其廣亦爾,中間亦如是。摩訶迦羅山,高三伽浮多,廣亦如是,中間亦爾。瞿訶那山,高一由旬半,廣及中間亦復如是。脩羅婆訶山,高三由旬,廣及中間亦復如是。雞羅婆山,高六由旬,廣及中間亦復如是。乾馱摩馱山,高十二由旬,廣及中間亦復如是。脩槃那般娑山,高二十四由旬,廣及中間亦復如是。脩槃那般娑山,於秋月時,天晴不雨,最放光明。復有諸人近雪山住,四月高平地會,互相招呼,往觀天上。至摩訶迦羅山頂,仰觀北面,遙見彼山,光明照曜,因相謂曰:「是須彌山。我今已見天上。」是脩槃那般娑山北邊有最勝處,復有大池名曼陀基尼,長五十由旬,廣十由旬,其水清潔冷甜輕軟,其中蓮藕根莖具足。其池底岸皆以白銀、黃金、水精、琉璃四寶為塼,搆壘為池,銀最居外,次第圍遶。水所漬處,與寶同色。其池四邊有四階道,通至水底,並四寶成——池東南角直往至山,其山有巖,名曰難陀,長五十由旬,廣十由旬。其巖悉是琉璃,平滑可愛,有似宮室——寶色不同,種種相貌,自然彫畫,如北𣰽毺,人獸草木莫不畢備;是巖綵色亦復如是。如人耳璫七寶莊嚴,是地色相亦復如是。一切琉璃平滑可愛、種種寶色,若脚所踐即便陷沒,脚若起時還復如本,如細綿聚及兜羅綿,其地柔軟亦復如是。是難陀巖,蹈時沒足,舉足便起。是中殿堂其數不一,或有金堂,或有銀堂,頗梨、琉璃亦復如是,或四寶合成。是諸殿堂,皆象王等之所住處。巖池中間有最勝處,有樹匿瞿提王,名曰善立。根莖枝幹並皆具足,形相可愛。其葉繁密,久住不凋,風雨不侵。如世精巧裝飾花鬘及眾寶耳璫,亦如傘蓋高下相覆,其樹形相亦復如是。高一由旬,垂枝如柱,數滿八千,下皆入地,故名善立。池西南角外有最勝處,有娑羅王樹名曰善見,根莖枝幹並皆具足,形相可愛。其葉繁密,久住不凋,風雨不侵,如世精巧裝飾花鬘及眾寶耳璫,亦如傘蓋高下相覆,其樹形相亦復如是。高一由旬,下身洪直,一半由旬方有枝葉。此樹身量刺徑五尋,圍十五尋,橫枝四出各半由旬。又其樹外有娑羅樹林,高下相次,七重圍繞,枝葉相覆,外望如一。其裏重樹圍十三尋,如是次第各減一尋,其最外重樹圍七尋。內重最高,次外漸下。其樹形相,根莖枝幹並皆具足,其狀可愛,其葉繁密,久住不凋,風雨不侵,如世精巧裝飾花鬘及眾寶耳璫,亦如傘蓋高下相覆,其樹形相亦復如是。萎葉枯枝若墮落時,樹既繁密,溜墮林外。其林外邊四面突出,狀似門屋。其樹下之地,金沙所覆,香水散灑,燒眾名香,散諸雜花,懸眾寶衣於其樹下。是娑羅花與諸雜花,彌覆其地,甚可愛樂。

周羅迦羅山は、高さ一伽浮多半、広さも同じで、中央も同様である。摩訶迦羅山は、高さ三伽浮多、広さも同様で、中央も同じである。瞿訶那山は、高さ一由旬半、広さと中央も同様である。脩羅婆訶山は、高さ三由旬、広さと中央も同様である。雞羅婆山は、高さ六由旬、広さと中央も同様である。乾馱摩馱山は、高さ十二由旬、広さと中央も同様である。脩槃那般娑山は、高さ二十四由旬、広さと中央も同様である。脩槃那般娑山は、秋の月の時、天気が晴れて雨が降らず、最も光明を放つ。また、雪山の近くに住む人々が、四月に高地の平地で集まり、互いに声をかけ合って、天上を見に行く。摩訶迦羅山の頂上に至り、北面を仰ぎ見ると、遥か遠くにその山が光明を照らし輝いているのを見て、互いに言う。「これは須弥山だ。我々は今、天上を見たのだ。」この脩槃那般娑山の北辺には最も優れた場所があり、また曼陀基尼という大きな池がある。長さ五十由旬、広さ十由旬で、その水は清らかで冷たく甘く、柔らかく軽い。その中には蓮の根や茎が備わっている。池の底と岸はすべて白銀、黄金、水晶、瑠璃の四宝で煉瓦を作り、積み上げて池としている。銀が最も外側にあり、次第に囲んでいる。水が浸る場所は、宝と同じ色である。池の四辺には四つの階段があり、水底まで通じていて、すべて四宝でできている。池の東南角からまっすぐ山へと続き、その山には難陀という岩がある。長さ五十由旬、広さ十由旬で、その岩はすべて瑠璃でできており、滑らかで愛らしく、宮殿のようである。宝の色はさまざまで、様々な姿形が自然に彫刻や絵画のように現れ、北の敷物のように、人や獣、草木などがすべて備わっている。この岩の彩色もまた同様である。人の耳飾りが七宝で飾られているように、この地の色合いもまた同様である。すべての瑠璃は滑らかで愛らしく、様々な宝の色をしている。もし足で踏むとすぐに沈み込み、足を上げると元に戻る。細かい綿の集まりや兜羅綿のように、その地は柔らかく、同様である。この難陀岩は、踏むと足が沈み、足を上げると元に戻る。ここには殿堂がいくつもあり、金の堂もあれば銀の堂もあり、水晶や瑠璃の堂も同様である。あるいは四宝が合わさってできている。これらの殿堂は、すべて象王などが住む場所である。岩と池の間には最も優れた場所があり、匿瞿提王という樹がある。名を善立という。根、茎、枝、幹がすべて備わっており、形が愛らしい。その葉は繁茂して密生し、長く枯れず、風雨にも侵されない。世の中の精巧に飾られた花の首飾りや多くの宝の耳飾りのように、また傘蓋が高く低く重なっているように、この樹の形もまた同様である。高さ一由旬で、垂れ下がった枝は柱のようで、数は八千本に満ち、下はすべて地に入っている。それゆえに善立という名である。池の西南角の外には最も優れた場所があり、娑羅王樹という樹がある。名を善見という。根、茎、枝、幹がすべて備わっており、形が愛らしい。その葉は繁茂して密生し、長く枯れず、風雨にも侵されない。世の中の精巧に飾られた花の首飾りや多くの宝の耳飾りのように、また傘蓋が高く低く重なっているように、この樹の形もまた同様である。高さ一由旬で、下半身は太くまっすぐで、半分の由旬のところでようやく枝葉がある。この樹の幹の直径は五尋、周囲は十五尋で、横枝は四方に半由旬ずつ伸びている。また、この樹の外には娑羅樹林があり、高さが次第に低くなり、七重に囲んでいる。枝葉が重なり合い、外から見ると一つのようである。内側の重なった樹の周囲は十三尋で、このように次第に一尋ずつ減り、最も外側の重なった樹の周囲は七尋である。内側の重なりが最も高く、外側へ行くにつれて次第に低くなる。その樹の形は、根、茎、枝、幹がすべて備わっており、その様子は愛らしい。その葉は繁茂して密生し、長く枯れず、風雨にも侵されない。世の中の精巧に飾られた花の首飾りや多くの宝の耳飾りのように、また傘蓋が高く低く重なっているように、この樹の形もまた同様である。枯れた葉や枝が落ちるとき、樹は繁茂しているため、林の外へと滑り落ちる。その林の外辺は四面に突き出ており、門屋のような形をしている。その樹の下の地は、金の砂で覆われ、香水が撒かれ、多くの名香が焚かれ、様々な花が散らされ、多くの宝の衣が樹の下に掛けられている。この娑羅の花と様々な花が地を覆い、非常に愛らしく楽しい。

是婁闍耆利象王恒居其所,其身潔白,七支拄地,六牙具足,隨意變化,有大神通、有大威德。其一一重有八千象:一重白特象、次重白牸象、第三黃特象、第四黃牸象、第五赤特象、第六赤牸象、第七青特象、第八青牸象。其外黑特牸象不在圍數。如是象王,欲到曼陀基尼池自洗浴時,外諸黑象即率相往防持路渚。既防護已,是時象王眾象圍繞,往到池所。其白牸象圍繞象王入池洗浴,取此池水摩洗王身,或來洗面、或來洗耳,遍諸身分悉皆如是。當王浴時,是諸象等採眾雜花以為花鬘,奉獻於王,或為耳璫、或為瓔珞,種種異飾莊嚴王身。既洗浴已,從池登岸,往匿瞿提樹下,曬身令燥。過去是處,有一獵師射殺象王,因於是中廣說菩薩昔本生經。爾時諸象隨色次第並入池浴,既浴竟已,往到樹下圍繞象王。其黑象者最後入浴,拔取藕根刮洗令淨,還至樹下。其黑特象送與黑牸象,其黑牸象送與青特象,青特象送與青牸象,青牸象送與赤特象,赤特象送與赤牸象,赤牸象送與黃特象,黃特象送與黃牸象,黃牸象送與白特象,白特象送與白牸象,白牸象送與大象王,令象王食。象王食已,以其殘藕還依次第分與眾象,唯餘黑象。若食不足,更使黑象往池採之,令得充足。是黑象者,唯在池食。是諸象等食此藕已,成身七分。若食草木諸樹葉者,則成屎尿。是諸象等若出屎尿,悉與黑象,為其拼除;送食亦爾。是白象王,於其四月住難陀巖,春冬八月住娑羅王善見樹下。次後象王亦恒在此難陀巖住,晝則移住娑羅王善見樹下,浴已食時,皆在匿瞿提樹下。

これは婁闍耆利という名の象王で、常にその住処に居り、その身は純白で、四本の足と鼻と牙の七つの部位で地を支え、六本の牙を備え、自在に姿を変え、大いなる神通力と大いなる威徳を持っていました。その周囲には八重の象の群れがいて、一重目は白い雄象、二重目は白い雌象、三重目は黄色い雄象、四重目は黄色い雌象、五重目は赤い雄象、六重目は赤い雌象、七重目は青い雄象、八重目は青い雌象です。その外側には黒い雄象と雌象がいて、囲みの数には入っていません。このような象王が、曼陀基尼の池に赴き自ら沐浴しようとする時、外側の黒い象たちはすぐに先に進み、道や岸を守ります。守りを固めた後、象王は象たちに囲まれ、池へと向かいます。白い雌象たちが象王を取り囲み、池に入って沐浴し、この池の水を取って王の体を洗い、ある者は顔を洗い、ある者は耳を洗い、全身のあらゆる部分を同じように洗います。王が沐浴している間、これらの象たちは様々な花を集めて花輪を作り、王に捧げます。ある者は耳飾りに、ある者は首飾りに、様々な飾りで王の体を飾り立てます。沐浴を終えると、池から岸に上がり、匿瞿提の樹の下に行き、体を乾かします。昔、ここで一人の狩人が象王を射殺したことがあり、そのことから菩薩の過去生の物語が広く語られるようになりました。その時、象たちは色の順に従って次々と池に入り、沐浴を終えると、樹の下に行き象王を取り囲みます。黒い象たちは最後に沐浴し、蓮根を引き抜き、きれいに洗ってから樹の下に戻ります。黒い雄象は黒い雌象に渡し、黒い雌象は青い雄象に渡し、青い雄象は青い雌象に渡し、青い雌象は赤い雄象に渡し、赤い雄象は赤い雌象に渡し、赤い雌象は黄色い雄象に渡し、黄色い雄象は黄色い雌象に渡し、黄色い雌象は白い雄象に渡し、白い雄象は白い雌象に渡し、白い雌象は大象王に渡して、象王に食べさせます。象王が食べ終わると、残った蓮根を順番に象たちに分け与えますが、黒い象には与えません。もし足りなければ、さらに黒い象を池に遣わして採らせ、十分に満たさせます。黒い象は、池でしか食べません。これらの象たちがこの蓮根を食べると、体の七つの部分が満たされます。もし草木や木の葉を食べると、それは糞尿になります。これらの象たちが糞尿を出すと、すべて黒い象に渡し、それを掃除させます。食べ物の配達も同じです。この白い象王は、四月の間は難陀巖に住み、春と冬の八ヶ月は娑羅王善見の樹の下に住みます。その後も象王は常にこの難陀巖に住み、昼は娑羅王善見の樹の下に移り、沐浴と食事の時は、匿瞿提の樹の下にいます。

云何知耶?昔時淨命大智舍利弗,身帶風病。醫師說言:「大德!此疾藕能治之。」時有淨命神通目連,於往昔時已見此藕。即此大德說如是言:「我往取此藕將來於是。」目連即以神通往金山邊,作是思惟:「此象王者,有大神通、有大威德、有憍慢心。」是故決令象王驚怖,即如象身高聳長大。目連化身為一大象,兩倍於彼,又復化為眾象眷屬,身形頭數亦復兩倍,具足圍遶當象王前,飛空而下。時白象王見是事已,心懷驚怖,身毛皆竪,作是思惟:「有別象王從別處來,神通威德、身形頭數悉皆勝我。今當擯我奪此住處。」是時淨命大目犍連知其驚怖,見其相異,即捨神通所現化事,仍於別處跏趺而坐。是白象王見斯事已,作是思惟:「非別象王,是大比丘。」爾時象王自化其身為天童子,以天金寶莊嚴臂手,天冠、耳璫眾寶瓔珞莊嚴其身。時目犍連端坐念時,天童子默念合掌,五體投地,敬禮大德。是時目連語象王言:「長老象王!汝大神通威德難及。」象王答言:「大德!我是畜生,有何神力?有何威德?聖師來此,欲何所為?」目連答言:「我欲得藕。」是時象王即勅黑象:「汝去取藕,如大德意。」是時黑象即入池中,取藕洒束,恣一象擔載象背上,隨大目連飛空而去。目連至已,時諸比丘即受此藕。從昔至今,故謂此處名象下支提,又復名曰送藕支提,亦復名為受藕支提。大德舍利弗食此藕已,病即消除。時舍利弗過是病已,至般涅槃身無病惱。其諸比丘並食此藕。如是藕者,其形可愛,味汁濃多,甜無辛苦,如細蜂蜜。方圓長短縱廣一尺,節節如是。其一節汁,滿下品鉢。有餘比丘神通往彼金邊山側,見如是事,還此間說,時佛世尊為諸比丘說此因緣,是故得知如是等事。

どうして知ることができるのでしょうか?昔、清浄な命を持つ大智の舎利弗は、風の病を患っていました。医師が言いました。「大徳よ、この病は蓮根で治すことができます。」その時、清浄な命を持つ神通力の目連は、過去世においてすでにこの蓮根を見ていました。そこでこの大徳は次のように言いました。「私が行ってこの蓮根を取って参りましょう。」目連はすぐに神通力を使って金山の辺りへ行き、こう考えました。「この象王は、大いなる神通力と威徳を持ち、驕り高ぶる心がある。」そこで、象王を驚かせ怖がらせることに決め、象の身の高さと同じくらいに大きく成長しました。目連は化身して一頭の大きな象となり、その二倍の大きさに、さらに多くの象の眷属を化し、その体の大きさや頭の数も二倍にし、完全に取り囲んで象王の前に飛び降りました。その時、白象王はこれを見て、心に驚きと怖れを抱き、身の毛が逆立ち、こう考えました。「別の象王が別の場所から来て、神通力と威徳、体の大きさや頭の数がすべて私より優れている。今、私を追い出してこの住処を奪おうとしている。」その時、清浄な命を持つ大目犍連はその驚きと怖れを知り、その様子が変わったのを見て、すぐに神通力で現した化け事を捨て、別の場所で結跏趺坐しました。この白象王はこれを見て、こう考えました。「別の象王ではなく、大比丘である。」その時、象王は自らその身を天の童子に化し、天の金宝で腕を飾り、天冠や耳飾り、多くの宝の瓔珞で身を飾りました。目犍連が端坐して念じている時、天童子は黙って合掌し、五体を地に投げ出し、大徳に敬礼しました。その時、目連は象王に言いました。「長老の象王よ、あなたの大いなる神通力と威徳は及ぶものではありません。」象王は答えました。「大徳よ、私は畜生です。何の神力がありましょうか?何の威徳がありましょうか?聖なる師がここに来られたのは、何をなさろうとされているのですか?」目連は答えました。「私は蓮根が欲しいのです。」その時、象王はすぐに黒象に命じました。「お前が行って蓮根を取り、大徳の意のままにせよ。」その時、黒象はすぐに池に入り、蓮根を取り、束にして振りかけ、一頭の象に自由に背負わせ、大目連に従って飛び去りました。目連が到着すると、比丘たちはすぐにこの蓮根を受け取りました。昔から今に至るまで、この場所を象下支提と呼び、また送藕支提とも呼び、さらに受藕支提とも呼びます。大徳舎利弗はこの蓮根を食べて、病はすぐに消え去りました。舎利弗はこの病を乗り越え、般涅槃に至るまで身に病の悩みはありませんでした。他の比丘たちもこの蓮根を食べました。このような蓮根は、その形が愛らしく、味の汁が濃く多く、甘くて苦味がなく、細かい蜂蜜のようでした。四角や丸、長短縦横一尺で、節々も同じでした。その一節の汁は、下品の鉢に満ちました。他の比丘が神通力で行って金辺山の側でこのようなことを見て、ここに戻って話しました。その時、仏世尊は比丘たちにこの因縁を説き、このようにしてこのようなことを知ることができたのです。


4 夜叉神品
6 四天下品

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