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title: "六度集經 · 54 釋家畢罪經"
description: "六度集经由三国时期吴国高僧康僧会编译，成书于公元3世纪。该经书主要辑录佛陀本生及修行故事，系统阐述大乘佛教的核心实践体系——布施、持戒、忍辱、精进、禅定、智慧六种度脱生死的方法。作为早期汉传大乘佛教的重要经典，它首次系统地将六度思想完整引入中土，对中国佛教伦理实践和菩萨道精神的形成具有奠基性作用。该经既是研究汉魏佛教传播的关键文献，也是修行菩萨道的重要指南。"
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### （五四）釋家畢罪經

> （五四）釈家畢罪経

「昔者菩薩守戒行淨，積功累德，遂獲如來、無所著、正真道、最正覺，遊處舍衛國。天龍鬼神、帝王臣民靡不歸宗，蠱道邪術值佛影隆，猶日明盛螢火隱退。貪嫉之興，不覩亡身之火，邪黨搆謀，勸女弟子名曰好首，以毀天尊。國人未獲真諦者，有沈吟之疑，心疑諸沙門，王亦怪焉。蠱道貪濁，諍財相訴，濁現禍歸，即時見廢，貞真照現，天人歎善！王詣精舍頓首悔過，由斯王有慚心，因媒啟問，求佛女妹，結婚姻之固，以絕釋家之怨。眾祐曰：『吾去家為沙門，不豫世業，嫁娶之事，一由父王。』於是遣使者致敬，宣結親之辭。諸釋不許，王曰：『佛處其國爾由往來，明者無怨，愚夫有讐。女吾賤妾之子，何足以致恨乎？』王許曰：『可。』遂成婚姻。有男嗣一，請見諸舅，即之釋國。

> 昔、菩薩は戒を守り行いを清らかに保ち、功徳を積み重ねた結果、ついに如来、無所著、正真道、最正覚を得られた。そして舎衛国に滞在されたところ、天竜や鬼神、帝王や臣民に至るまで、みな帰依しない者はいなかった。呪術や邪悪な道は、仏の光が盛んになるにつれ、まるで太陽が明るく輝けば蛍の光が消え去るように、影を潜めた。 貪りや嫉妬が盛んになると、自らを滅ぼす火に気づかず、邪悪な仲間は計略を巡らせ、「好首」という名の女弟子を差し向け、尊い方を貶めようとした。国の中で真実の教えを得ていない人々は、迷いや疑いを抱き、沙門たちに疑念を向け、王もこれを怪しんだ。 邪悪な者たちは貪欲で濁っており、財を争って訴え合った結果、その濁りが現れて禍が帰し、たちまち排斥された。一方、清らかな真実が明らかになり、天の人々もこれを称賛した。王は精舎に参り、頭を地につけて謝罪した。このことから王は恥じる心を持ち、仲介者を通じて問い合わせ、仏に妹を妻にしたいと願い出て、婚姻によって関係を固め、釈迦族との恨みを絶とうとした。 尊き方は仰せられた。「私は家を離れ沙門となった身であり、世俗の仕事や結婚の事柄には関わらない。すべては父王の意志に任せる。」 そこで王は使者を送り、敬意を表し、婚姻を結びたいとの言葉を伝えた。しかし、釈迦族の者たちはこれを許さなかった。王は言った。「仏はその国に滞在され、あなたがたも行き来している。賢い者には恨みはないが、愚か者には怨みがある。その娘は私の賤しい妾の子だ。どうして恨みを抱く必要があろうか。」王は承諾して言った。「よろしい。」こうして婚姻が成立した。 その後、男の子が一人生まれた。その子が母方の叔父たちに会いたいと願い出たので、釈迦族の国へ向かった。

「時，佛當還開化諸釋，諸釋欣欣興佛精舍，掘土三尺，以栴檀香填之，撿國眾寶為佛精舍，焜焜奕奕有若天宮，聲聞隣國靡不躍逸。佛未坐之，而彼庶子入觀曰：『斯精舍之巧、眾珍之妙，唯天帝宮可為匹矣。』曰：『佛未翔茲，吾一坐座，沒命不恨也。』庶子嬖友，名曰頭佉摩，對曰：『夫亦何失？』即升坐矣。釋氏雄士，壯聲呵曰：『眾祐尊座，天帝不臨，何婢之子敢升座乎？』裂坐更興。庶子出，謂其友曰：『斯辱無外矣！吾若為王，爾無忘茲。』友曰：『俱然。』旋守其母欲為太子，母以妖蠱請如子願。王曰：『古來未聞！無設狂言自招耻也。』妖蠱處內，佞臣巧辭，遂立二嫡分民正治。

> ある時、ブッダが故郷に帰り、シャーキャン族の人々を教化しようとなさいました。シャーキャン族の人々は大いに喜び、仏のために精舎を建てることにしました。地面を三尺掘り、そこに栴檀の香木を敷き詰め、国中の宝物を集めて精舎を荘厳しました。その精舎は燦然と輝き、あたかも天宮のようでした。その評判は隣国にまで伝わり、皆が喜び沸き立ちました。 まだブッダがその精舎にお入りにならないうちに、ある王子が中に入って見て言いました。「この精舎の見事さ、宝の素晴らしさは、帝釈天の宮殿にこそ匹敵するであろう。」そして言いました。「仏がまだここにおられないのなら、私は一度この座に座ってみたい。たとえ命を落とすことになっても悔いはない。」 その王子の寵愛する友人の頭佉摩が言いました。「それなら何が悪いことがありましょうか。」そこで王子はその座に上ってしまいました。するとシャーキャン族の勇士たちが、大声で叱りつけました。「多くの人々の尊師である仏の御座は、帝釈天でさえも座ることはお許しがない。ましてや、いったい何の婢の子が、よくもその座に上ろうとするのか。」そして座を引き裂いて新しく作り直しました。 王子は外に出て、友人に言いました。「これほどの辱めはありません。もし私が王になることがあれば、あなたはこのことを忘れてはなりません。」友人は答えました。「私も同じ思いです。」その後、王子は母親を説得して自分を太子にしようと願い出ました。母親は妖しい術を用いて、その願いが叶うよう請いました。しかし王は言いました。「古来、そのようなことは聞いたことがない。そのような妄言を吐いて、自分で恥を招くのはやめよ。」しかし、宮中に巣食う妖しい女たちと弁舌たくみな佞臣たちが巧みに言葉を弄したため、ついに王は二人の正妃を立て、国土を二分してそれぞれに治めさせることにしました。

「大王崩，位立兩國，民隨所悅，仁凶分流，仁即奉兄，兇馳詣叔。友為相國，修治干戈，軍用眾備，以舊事聞。王曰：『可。』即寵雄將武士就路，覩佛道邊坐乎半枯之樹。王進稽首曰：『佛不坐純生而處半枯，將有由乎？』眾祐曰：『斯樹名釋，吾愛其名，以仁道濟其難，潤其枯惠其生也。』王悵然內耻曰：『佛仁弘普，惠逮草木，豈況人乎？』於是旋軍。相國仰察天文，覩釋氏宿福索禍興，復以聞之。軍又出，未至釋氏城有數里，城中弓弩矢聲猶風雨，幢幡傘蓋斷竿截斗，裂鎧斬控，士馬震奔靡不失魄。王又奔歸。釋人啟佛：『當那賊何？』曰：『牢關門，廢壍橋。』王又出軍，目連啟言：『吾欲以羅漢威神化為天網，覆城面四十里，王奈釋人何？』眾祐曰：『無奈罪何？』又言：『跳著他方剎土？』曰：『無奈罪何？』目連言：『吾能攘有形，無奈無形罪何？』眾祐曰：『種惡禍生，孰能攘之？取釋氏一子置吾鉢下，以效其實。』目連如命。

> 国王が亡くなり、両国に王位が立ち、民はそれぞれ心のままに従った。仁者は兄を奉じ、凶者は叔父のもとに走った。友が相国となり、武器を整え、軍備を十分に備えて、かつての出来事を王に告げた。王は「よし」と言い、勇猛な将と兵士を道に送り出した。すると仏が道端の半ば枯れた木の下に座っているのが見えた。王は進み出て頭を下げて言った。「仏は完全に生きている木ではなく、半ば枯れた木のところにおられる。何か理由があるのでしょうか？」衆祐（仏）は言った。「この木の名は『釈』という。私はその名を愛する。それゆえ仁の道でその苦しみを救い、枯れた部分を潤し、生きた部分に恵みを与えているのだ。」王は心を痛め、内心恥じ入って言った。「仏の仁愛は広く深く、草木にまで恵みが及ぶ。ましてや人間においておや。」そこで軍を引き揚げた。 相国が天文を観察すると、釈氏の宿福と禍が起こりつつあるのを察知し、再び王に報告した。軍が再び出陣し、釈氏の城まであと数里のところまで来ると、城中から弓矢の音が風雨のごとく響き、幢幡や傘蓋は竿や斗を断ち切られ、鎧は裂け、弓を引く手は断たれた。兵士や馬は震え上がり、恐怖に逃げ散らない者はなかった。王はまたもや逃げ帰った。 釈氏の人々は仏に問うた。「あの賊にどう対処すべきでしょうか？」仏は言った。「門を堅く閉ざし、堀の橋を壊せ。」王が再び軍を進めると、目連が申し出た。「私は羅漢の神通力で天の網を化現し、城の周囲四十里を覆いましょう。そうすれば王は釈氏の人々をどうすることもできないでしょう。」衆祐（仏）は言った。「罪にどうすることもできないのだ。」目連がさらに言った。「彼らを他の世界に飛ばしましょうか？」仏は言った。「罪にどうすることもできないのだ。」目連は言った。「私は形あるものを動かすことはできても、形のない罪にはどうすることもできません。」衆祐は言った。「悪をまけば災いが生じる。それを誰が除けようか。釈氏の子を一人、私の鉢の下に置いてみよ。その真実を見せよう。」目連はその通りにした。

「釋諸耆舊承教守門，魔化為舊德，呵諸釋曰：『王假塗有所之，爾其絕彼，將益後尤。佛弟子行，可得爾乎？』魔奮勢拔鑰排門兵入，猶塘決水翻。釋摩南為大將軍，與王先王同師而學，有死友之誓，謂王曰：『住爾兇士一飡之頃，令城中人獲出全命。』王曰：『可。』大將軍臨水向佛，叩頭流淚而曰：『以吾微命請彼少人，願令十方群生皆奉佛教，恕己濟眾，潤合二儀，無為狼蚖之毒殘賊眾生，若斯無道之王矣。』入水以髮纏樹根，有頃命終。王遣使者視之，還如事云。兵入掘地半埋釋人。橫材象牽，概殺之矣，或馬蹟，或兵刃。

> ある年長の釈迦族たちが教えを受け、門を守っていた。すると魔が年長者に姿を変え、彼らを叱りつけて言った。「王はただ通過するためにここを通ろうとしているのだ。お前たちがそれを阻めば、後々さらに災いを招くことになるぞ。仏弟子として、そのような行いをしてよいものか。」魔は勢いよく鍵を抜き、門を押し開けて兵士たちを侵入させた。それはまるで堤防が決壊して水があふれ出るようであった。 釈摩南は大将軍であり、王と先王のもとで共に学び、死に際しても守る誓いを交わした友であった。彼は王に言った。「どうか、あなたの勇猛な兵たちをほんの一食の間だけ止めてください。その間に城中の人々を逃がし、命を全うさせたいのです。」王は「よかろう」と答えた。 大将軍は水辺に臨んで仏に向かい、頭を下げ涙を流してこう祈った。「私の微かな命をもって、あのわずかな人々を救ってください。どうか、すべての生きとし生けるものが仏の教えに従い、己をゆるして他を救い、その恩恵が天と地のごとく広がり、狼や蛇のような毒で衆生を害し、この無道な王のような者となりませんように。」そして水に入り、髪を木の根に結びつけ、しばらくして命を終えた。 王は使いを送って様子を確かめさせた。使いはそのままの事実を報告した。兵士たちは城中に侵入し、釈迦の人々を掘った穴に半ばまで埋め、長い材木を象に引かせて彼らをまとめて殺した。ある者は馬に踏み殺され、ある者は刀で斬り殺された。

「佛時首疾，其痛難言。梵王帝釋、四大天王，皆叉手侍，為之痛心。釋人有自歸命三尊者，誦經者，起慈心者。釋有三城，征事未畢，王憶釋摩南殺身請眾命，為之愴然，旋師罷軍，遣使者致敬曰：『士眾疲勞，還國息師。』異日束修稽首足下。佛教謝，王自愛。使者退，佛視之矣。阿難整法服稽首曰：『佛不虛視，其必有緣。』眾祐曰：『釋罪畢也，王罪興矣。却後七日，太山鬼以火燒王及其臣民，王罪難救猶釋禍難攘矣。』佛使阿難舉鉢，鉢下人亦終。佛將諸沙門至梵志講堂，道經諸釋死地，或有已死或折臂髀脛者，覩佛來，或搏頰呻吟云：『歸命佛、歸命法、歸命聖眾，願十方群生皆獲永康，莫如我等也。』時自然床從地出，其地無間，諸沙門皆坐。佛言：『斯王勃逆，興罪弘廣矣。』又問沙門：『若見屠獵魚網者，獲為飛行皇帝乎？』對曰：『不見。』佛言：『善哉！吾亦不見，以其無四等心惠彼群生故也。』

> 仏陀がその時、言葉に尽くせぬほどの激しい痛みを感じられた。梵天、帝釈天、そして四大天王も皆、合掌して立ち、心を痛めた。釈迦族の人々の中には、自ら三宝に帰依する者、経を誦する者、慈悲の心を起こす者もいた。釈迦族には三つの城があったが、戦いはまだ終わっていなかった。王は、釈摩南が自らの命を犠牲にして多くの命を救ったことを思い、胸を痛めた。そして軍を退き、使者を遣わして敬意を表し、「兵士たちも疲れました。国へ帰り、軍を休めましょう」と言った。後日、束ねた贈り物を捧げ、足もとにひれ伏した。仏陀は「お断りします。王様もお大事に」と伝えた。使者が退くと、仏陀はそれを見つめられた。阿難が法服を整えてひれ伏し、「仏陀が理由もなく見つめられることはありません。必ず何か理由がございましょう」と尋ねた。世尊はお答えになった。「釈迦族の罪は終わったが、今度は王の罪が始まる。七日後、太山の鬼が火を放ち、王とその臣民を焼き尽くすだろう。王の罪は救い難く、それは釈迦族の災いが逃れ難かったのと同じである」と。仏陀は阿難に鉢を取らせた。鉢の下にいた者も、やがて息を引き取った。仏陀は弟子たちを連れてバラモンの講堂へ向かった。道中、亡くなった釈迦族の者たちの遺体があった。既に息絶えた者、腕や腿を折られた者などがいた。仏陀が来られるのを見て、頬を打ち、呻き声をあげながら言った。「仏に帰依します。法に帰依します。聖なる僧団に帰依します。願わくば、あらゆる人々が永遠の平安を得られますように。私たちのように、どうかならぬように」と。その時、自然と床が地から現れ、その地には隙間がなく、すべての弟子たちが座った。仏陀は言われた。「この王は横暴であり、大きな罪を積んでいる」と。また弟子たちに尋ねられた。「屠殺者や猟師、漁師が、飛行皇帝になるのを見たことがあるか？」弟子たちは答えた。「いいえ、見たことがありません」と。仏陀は言われた。「よく言った。私も見たことがない。なぜなら、彼らには一切の生きとし生けるものに対する四等心（慈・悲・喜・捨の心）がないからである」と。

「王行湖邊，眾入水浴，神化為毒虫螫其士眾，毒行身黑，或於水中死者，或百步一里死者。且半入國，兇鬼雲集。宮中夜時人聲物鳴，聚居相持，須旦為命，日月薄蝕，星宿失度，怪異首尾，靡不怨王也。王聞佛戒火變之異，內如湯灼，遣使者參其事。佛說如上，使返具聞，國振瓦崩。王會群臣，議言：『或於山，或於水。』遂乘船入海，強富得從，貧羸留國。王內宮人登船上服，望火解衣，脫陽燧珠著服上。其日雲興，壅壅曀曀，風雨凌凌，笮絕舟漂，臣民僉曰：『弊王行凶，乃致兇禍。』向中之時日出炙陽燧，陽燧化為火，始自王舟，大山鬼神雲集礔礰，率土生入太山地獄。留在岸者，微怖而全。」

> 王は湖のほとりを行き、多くの者が水に入って沐浴をすると、神は毒虫に化身し、兵士たちを刺した。毒は体中に回り、肌は黒くなり、ある者は水中で死に、ある者は百歩、あるいは一里ほど進んで死んだ。半ばが国に帰り着くと、凶暴な鬼の群れが雲のように集まった。宮中では夜になると人の声や物の鳴る音がし、人々は集まって互いに支え合い、夜明けを命綱として待つ日々が続いた。日月は蝕まれ、星の運行は乱れ、怪しい出来事が次々と起こり、誰もが王を恨まない者はなかった。 王は仏が火の変（災い）について説いた戒めを聞き、胸のうちは湯で沸かされるかのように熱く焦り、使者を遣わしてそのことを調べさせた。仏は上記の通りに説き、使者は帰って詳しく報告した。国は震撼し、瓦が崩れ落ちるかのようであった。王は群臣を集めて会議を開き、「山に行こうか、水に行こうか」と議した。そしてついに船に乗って海へと出た。富める者や強い者は従い、貧しく弱い者は国に留め置かれた。王は后妃たちを連れて船に上り、衣服の上に火打ち道具（陽燧の珠）を置いた。 その日、雲が湧き起こり、空は曇り、風雨が激しく吹き荒れ、綱は切れて船は漂流した。臣民たちは皆口々に、「悪しき王が凶行を行ったから、このような凶禍が来たのだ」と言った。正午ごろに日が昇り、陽燧の珠に日光が当たると、陽燧は火と化し、それは王の船から始まった。大山の鬼神たちが雲のように集まり、雷鳴が轟き、全土の者が生きながら太山（地獄）へと落ちていった。岸に残された者たちは、かすかに恐れつつも、無事であった。

佛於是日興慈心定，諸沙門問阿難：「佛不出乎？」答曰：「一國大喪，佛興慈定，故為不出也。」佛明晨出，諸沙門稽首于地，釋梵四王、諸龍鬼神、帝王臣民稽首就座。阿難整服，問二國禍變之元：「願釋眾疑，令群生照禍福所由。」佛告阿難：「昔有三國比隣而王，時，佛去世久遠，經典不修。菩薩所處之國，致有湖池，獲魚無數。近國聞喜，資財來買，魚盡慘還。遠國不知，亦無買心。漁獵國者，今釋三億人死者是也。其一國喜欲買魚者，今一城人恐徒亡財者是也。遠國不聞得魚者，今一城中人不知王來者是也。我時見破魚首，失言可之；今已得佛為三界尊，尚不免首疾之殃，豈況凡庶乎？諸弟子端爾心、興德惠、安群生，恕己濟彼，慎無殺生，盜人財物，婬彼非妻，兩舌惡罵，妄言綺語，嫉妬恚癡，誹謗三尊。禍之大莫尚十惡，福榮之尊夫唯十善矣。殺物者為自殺，活物者為自活。策心念惡、口言惡、身行惡，莫若勞心念道、口言道、身行道。施善福追，為惡禍尋，猶響之應聲影之追形也。覩斯變者，慎勿違春天之仁，而尚豺狼之兇也。」

> その日、仏は慈心の禅定に入られた。僧たちは阿難に尋ねた。「仏はお出ましにならないのですか？」阿難が答えた。「一国全体に大きな喪があり、仏は慈愛の禅定に入っておられる。そのため、お出ましにはならないのだ。」 明朝、仏は出てこられた。僧たちは地に額ずき、梵天、帝釈天、四天王、龍神、鬼神、帝王、臣民も皆、額ずいてから座についた。阿難は衣を整え、二国の災いと変事の原因について問うた。「どうか皆の疑いを解き、人々に禍福の原因を明らかにしてくださいますように。」 仏は阿難に告げられた。「昔、三つの国が隣り合って存在していた。その時、仏は世を去って久しく、経典は顧みられていなかった。菩薩の住む国には湖があり、多くの魚が獲れた。近隣の国がこれを聞き喜び、財を持って魚を買いに行った。魚を全て買い終えると、何も持たずに帰っていった。遠くの国はそのことを知らず、買おうともしなかった。その魚を獲った国の者たちが、今、殺された三億の人々である。魚を喜んで買おうとした国とは、今、財を失うだけの損をした一つの町の人々である。遠くの国で魚のことを聞かなかった者は、今、王が来ることも知らなかった一つの町の人々である。 その時、私は魚の頭が割られるのを見て、軽率に『良いことだ』と言った。今や仏となって三界の尊となりながらも、なお頭の痛いという報いを免れない。ましてや普通の人々が免れられようか？ 諸々の弟子たちよ、心を正しく保ち、徳と恵みを施し、全ての生きとし生けるものを安らかにせよ。己を基準に他者を救い、慎んで殺生をするな。他人の財物を盗むな。妻以外と淫らな関係を持つな。両舌、悪口、妄語、綺語を語るな。嫉妬、怒り、愚かさから、三宝を誹謗するな。 大きな禍は、十の悪行に勝るものはない。福と栄誉の尊さは、ただ十の善行にこそある。命を奪う者は自らを殺し、命を生かす者は自らを生かすのだ。心で悪を思い、口で悪を言い、身で悪を行うよりは、心で道を思い、口で道を言い、身で道を行う方がよい。善を施せば幸福が追いかけ、悪を行えば災いが探し求める。それは、音に響きが、形に影がついて回るのと同じである。この変化を見たならば、春の慈しみに背き、狼のような凶暴さを尊ぶことのないよう、慎みなさい。」

佛說經竟，四輩弟子、天龍鬼神，皆大歡喜，稽首而去。

> お釈迦様が経典を説き終えられると、四つの身分の弟子たちや天竜鬼神たちは、皆が大いに喜び、頭を下げて礼をし、立ち去っていきました。

## 六度集經卷第五

> 六度集経 巻第五